未分類0杯, 筋肉少女帯, 非日常

久しぶりにきっついライブであった。潰された。とにかく潰された。よって本日は記憶がぶっ飛んでいる。あらゆることを覚えていない。

本日の公演はチケットがソールドアウト。そのためか珍しく、開演前に前に詰めるよう指示が出され、ぎゅんぎゅんに詰め込まれる。リキッドルームで開演前に前へ詰めてぎゅんぎゅんになった記憶はないのでここでやや己は驚いた。後ろにどれだけの人が来ているのだろう。開演後、動く余地はあるのだろうか。

そこでついに待ちに待った開演! 「大都会のテーマ」をSEにメンバーが登場し、一曲目は「レジテロの夢!」そして「ムツオさん」へと続き、初っ端からヒートアップ。「球体関節人形の夜」ではタオル回しと折りたたみが発生し、ぎゅんぎゅん前に詰め掛ける人人人、そして折りたたみによる大波小波。前半は正直、翻弄されっぱなしであった。

さらに周りを屈強な男性と屈強な女性に囲まれて、囲まれるだけならまだ良いがめっさ潰される。頭の上に腕が乗るのは良い。良いのだが、そこから「ぐぐぐぐぐ~っ」と力を込めて頭を潰していくのである。明らかに意思を持った力である。さらには横の人がわざわざ肘を真横に突き出し、己の首や顔を「ぐぐぐぐぐ~っ」と圧迫する。顔を正面に向けられないわ上からも圧迫されるわとひどい有様。流石に耐えかねてやや後方に移動したがそこもなかなかハードな場所で、とにかく最初から最後までしんどかった。久しぶりだなぁ、ここまでしんどい状況は。

ということで本日は曲順を覚える余裕が無く。一曲目が「レジテロの夢」で二曲目が「ムツオさん」、そこから「混ぜるな危険」「球体関節人形の夜」「枕投げ営業」へ続きつつ、「バトル野郎~100万人の兄貴~」ならぬ「バルト海峡~100万里の兄貴~」が歌われ、「LIVE HOUSE」はおいちゃんボーカル、アコースティックタイムでは「別の星の物語り」「生きてあげようかな」「夕焼け原風景」が歌われしっとりし、途中に定番の「イワンのばか」「サンフランシスコ」「踊るダメ人間」が入ったような記憶。あと「ゾロ目」「労働讃歌」も。アンコール一曲目は楽器隊のみで「大都会のテーマ」をインストで。「おわかりいただけただろうか」は橘高さんボーカル、筋少のみで「地獄のアロハ」、最後はお約束のド定番曲「釈迦」で締め、あれ意外と覚えているじゃあないか。

「ムツオさん」はオーケンが歌詞を忘れて困ったような顔で横を向きつつ頬を掻いている一場面が視界に入ったのを覚えている。その後はオーディエンスに歌唱を要求して事なきを得た、のか? 印象的だったのは「バトル野郎~100万人の兄貴~」が始まる前。いざ曲が始まらんとしたとき、前方のお客さんが具合が悪くなったらしく、少しずつ横に移動して退場していく姿が目に入ったが、その退場の時間を確保するためだろうか。オーケンはお客さんの状態には一言も言及しなかったが、バトル野郎を別のタイトルでやってみたいと内田さんに要求し、「バルト海峡~100万里の兄貴~」という謎のタイトルが発生。しかも内田さんも拒まず、「やってみようか」と受け入れる。結果、「バトル野郎!」と「バルト海峡!」が微妙に混ざり合う妙なコールが会場内に響き渡った。

ただこれ、己はお客さんが退場するための時間稼ぎかな、と思ったが、もともと用意されていたタイトルで偶然だった可能性も否めない。そこはわからない。念のため。

MCで印象的だったのは、オーケンが前日見た映画「チャーリーとチョコレート工場」に影響されて、オーディエンスをウンパルンパと呼び、ウンパルンパの歌らしきものを歌いながら踊り出すという妙なシーンが生まれたこと。自分は過去にその映画を見て、さらに昔に原作本を読んだ記憶はあるが、ウンパルンパのくだりをきちんと覚えていなかったため微妙に悔しい思いをした。見とけば良かったよ、昨日、映画を……!!

あとツアー中、名古屋で久しぶりに打ち上げが行った話。オーケン曰く、「ま~~~~~盛り上がらなかった!!」らしい。何十年と一緒にいるので今更話す話もないとのこと。ただ、「別の星の物語り」を始める前だっただろうか? メンバーが椅子に座り、「LIVE HOUSE」の話から、昔一時的に組んでいたバンドの話やそれに関係するメンバーの話で盛り上がった。そこでオーケン、「まだあるじゃん! こういう話を打ち上げですれば良いんだよ!!」と叫んでいた。

そうそう。「LIVE HOUSE」は今回もおいちゃんボーカルだったのだが、オーケンとのデュエットを聴きたかったなぁ。あのハーモニーがたまらなく好きなので、是非生で聴きたかった。

他、MCではうっちー、おいちゃん、ふーみん、コージーの四人でトークイベントを行ったとき、コージーこと長谷川さんは「ブルドッグ」のゴムをびよんびよん引っ張るダンスをやってくれず、その理由は事務所NGが出たからだとか、しかしきっとコージーがやるならそれはもうすごく完成度の高いダンスを踊ってくれたに違いないとか、同日にオーケンとエディがのほほん学校でゲイの歌を歌ってそれを是非またやりたいとか、ただしエディはゲイに間違われることがあるので、演奏曲と人格を一緒くたにされないようにしなければとか、そんな話があり、ニュースとしては来年二月に筋少初のライブブルーレイディスクが発売されるとのこと! しかもブルーレイを持っていない人のためにDVDも発売! 橘高さん曰く、両方買って画質の違いを見比べてくれても良いんだよとのこと! 映像は「おまけのいちにち」ツアー初日の赤坂をメインに、ドキュメント映像も撮っているそうだ。そんなこんなで、嬉しかったし面白かったが体はきつくとにかく上からも横からも潰され、なかなかハードなツアーファイナルであった。どっとはらい。

あぁ。音楽を、もっと集中して聴きたかったなぁ! ここがとにかく残念である。よって次回に期待だ。リベンジだ! あぁ!



日記録0杯, 日常

2015年11月8日(日) 緑茶カウント:0杯

一人暮らし生活もあと数ヶ月で十年目。そのおよそ十年間、外食をしたり出来合いのもので済ませることもありつつも、基本的には自炊で済ませてきた。よって料理の習慣はそれなりにある。包丁も鍋もフライパンもやかんも卸金もある。しかし我が家にはずっとあの道具が無かったのだ。そう、皮むき器。ピーラーが。

ピーラーの便利さは知っている。実家にもあった。使ったこともある。しかし一度、買うタイミングを逃してからと言うもの、ピーラーがあった方が便利とわかりつつ、まぁ包丁がありゃ何とかなるし、無くても死にはしないし、とずるずるずるずる。店頭で見かけ買おうかなーと思いつつもずるずるずるずる。そんなこんなでもうすぐ十年。我が家にはずっとピーラーが無かったが、昨日。ついに買った。購入した。スーパーで買い物中に見かけ、そろそろいい加減買うかーと思い立ってついに! 我が家に! ピーラーが!!

そして今、その便利さに感動している。うわあ、ジャガイモ、確かに包丁でも剥けるけどずっと楽…ずっと綺麗……。うわあ大根を薄くスライスしてサラダにしたらとても美味しい……。レンコンなんて本当皮を剥くのに苦労していたのに、うわあ、うわあ、うわあ……。

便利である。流石便利である。文明の利器は伊達じゃない。やっぱピーラーすげえなー。貝印すげえなー。感動する昨日と今日。わくわくして野菜を薄くしまくる二日間。シャーッ、シャーッ、シャーッ、シャーッ。わはははははははは!

次はすり鉢を買おうかな。



日記録0杯, 日常

2015年11月6日(金) 緑茶カウント:0杯

「すみません、一杯目ソフトドリンクでも良いですか?」

飲み屋にて相対する席に座る人が、申し訳なさそうな顔で言う。どうしてこんな悲しいことを言うのだろう。酒の席でこういったことを聞かれたことが残念なことに何度かあるが、それを聞く人は決まっていつも、雨に濡れた子犬のような目をしていて、それを見るたびに己はいつもがっかりする。そんな謝る必要なんてないじゃない、好きなものを飲んでくださいよ。

そしてもっとがっかりするのが、このように答えたとき、大抵の人が己に感謝をしたり謝ったりすることである。「ありがとう、助かります」「すみません、空気読めなくて」と。さらに「いやアルコール呑めない人が無理に呑むなんて嫌ですよ。それぞれ好きなものをのむのが一番ですよ」と言うと「そんなこと言ってもらえたの初めてです」とまで言う。

悲しいのはこれが一人や二人じゃないことで、いったいこの人達はどんな悪辣な世界に身を置いていたのだろうかと驚くが、もしやこの世界は悪辣そのものなのか。嫌だなぁ。

己は大のビール好きなので一杯目はとりあえずビール、という風習で困ったことが無い。ただし焼酎の美味さがわからない。だから一杯目はとりあえず焼酎、という世界に住んでいたらきっと呑み会のたびに憂鬱だっただろう。呑み会の真っ先にその憂鬱を味わう人達。口をつけられずぬるくなるビール。全てが悲しい。

美味しそうにグレープフルーツジュースを飲む人を眺めつつ、このあたり、もっと世の中が変われば良いのになぁ、変えていかんとなぁ、と思う夜だった。



日記録2杯, 日常

2015年11月5日(木) 緑茶カウント21杯

まさかこの大量にある己の髪が減るなんて夢にも思わなかったのだが、この一ヶ月の抜け毛量たるややばい。危機感を抱くレベルでやばい。髪を洗うとシャンプーの泡に抜け毛がたっぷり。数えてみると五十本以上。一説によるとこの程度は普通に抜けるので気にしなくて良いそうだが、今まで抜けなかったのに突然抜けるようになったら流石に気になるものである。

そんなこんなでハラハラしていたが、この抜け毛がピタッと収まったのである、ここ数日で。全然抜けなくなった。いきなり。急に。拍子抜けするほどである。いったいこの数日で己に何があったのだろう。思い当たることを列挙する。

三日連続で一日十時間寝続けた。
秋が終わって冬になった。
亜鉛とヘム鉄のサプリメントの摂取を復活した。
猫と戯れてひたすらゆっくりした。

どれだろうか。全部だろうか。わからないが、良かったなぁと安心している。あぁ、年齢らしい日記だなぁ。もしかしたら疲れていたのかもしれないね。



日記録0杯, 日常

2015年11月1日(日) 緑茶カウント:0杯

「何か違うね」
「何かちょっと違うね」
「何が違うんだろ」
「何が違うんだろうね」
「でもまあ悪くはないね」
「何が違うんだろうね」

母が亡くなってから何度も父と交わしてきた会話。そして今日は母の誕生日であり命日である日。今日は帰省のたびにリクエストしていたご馳走を父と二人で作った。母のレシピは無い。数年前、聞いたことはあるがそのときのレシピは電子の藻屑となって消えてしまった。確かにメールでもらったが、それをどこかに保存することはなかったため、記録されることなく消えてしまった。今更後悔しても遅い。

そうして、母のレシピとは違う、どこの誰かが作ったかしれない料理のレシピをもとに作って、やっぱ違うねと言いつつ、寂しさを噛み締める。そんな十一月一日であった。