未分類筋肉少女帯, 非日常

今日も最高のライブだった!! 行ってきたぜ筋肉少女帯「レアナンバー大解放!再発記念限定初期曲の2夜」の二日目に! 曲目は例の如く順番は滅茶苦茶だ! 特に中盤あたりはひどいぞ!

風車男ルリヲ
少年、グリグリメガネを拾う
人生は大車輪
世界の果て~江戸川乱歩に~
ソウルコックリさん
暴いておやりよドルバッキー
くるくる少女
パブロフの犬
猫のおなかはバラでいっぱい
高円寺心中
愛のリビドー(性的衝動)
スラッシュ禅問答
イワンのばか
バトル野郎~100万人の兄貴~
サボテンとバントライン
きらめき
~アンコール~
デコイとクレーター
タイアップ
踊るダメ人間
じーさんはいい塩梅

今回は昨日よりは番号はいいものの、それでも中に入ればステージの前には既に二十列近くの人で詰まっていて、こりゃ前の方には行けないなと思いつつ下手側に立っていた。ところが客電が落ちると同時に昨日よりもすごい押しと大移動が起こり、いきなり目の前の空間がバッと空いて、気づけば中央の前から六列目くらいの位置に流されていた。

すると大槻ケンヂがアコギを持ってちょうど目の前に現れた。オーケンは基本的に楽器を弾けないが、唯一オーケンのアコギのかき鳴らしで始まる曲がある。しかもそれは自分が是非聴きたい、一度聴きたいと熱望していた、筋少でも一、二を争う好きな曲。まさか一番目に演奏してくれるとは! 「風車男ルリヲ」!!

あの怪しげなドラムとギターの音、何かに急かされるように疾走しつつも逃げても逃げても回り込まれるような恐怖感を覚える歌詞。ぞくっとするようなオーケンの呟き。この曲を聴けただけでも今日のライブは最高だ。だが、もちろんこれだけですむはずはない。

人生は大車輪からソウルコックリさんまではアルバムどおりの流れ。まだ五曲、しかも人生は大車輪の前に一度MCを挟んでいるというのにハードな曲の連続で買ったばかりの物販Tシャツは汗でぐっしょり濡れてしまった。しかし楽しい! すごく楽しい! そして、こっから先はもう順番は覚えちゃいないのでわからない!

「やってくれたぜ!!」と思ったのは「パブロフの犬」「猫のおなかはバラでいっぱい」「高円寺心中」「スラッシュ禅問答」「デコイとクレーター」「じーさんはいい塩梅」。パブロフはオーケンがキーが高すぎて歌えないので長らくやっていなかったらしい。今回は少しキーを下げたらしいが、ほとんどわからなかった。ただし途中の語りはなし。途中と言えばソウルコックリさんの間奏でオーケンがいつもの「学園天国」のヘイヘイコールをやっていたら、久しぶりにやったせいでこれから曲がどう展開するのかわからなくなり、隣にいた内田さんに「どうするんだっけ?」と聞いていて、その間サポートドラムのファンキー末吉さんはずーっと間奏のリズムを刻み続けていた。

「猫のおなかはバラでいっぱい」はいつものドラムセットではなくパーカッションで演奏される曲。手のひらで叩くポコポコポコって音の小さな太鼓のようなものなんだが、あれは何て楽器なんだろうな。今の筋少はドラマー不在で今回サポートで叩いてくれるファンキー末吉さんはブログによるとリハーサルの数日前にに四十曲分のリストを渡され、さらにその間JASRACとバトルを繰り広げていたそうなので、何となく別の楽器を使うこの曲はないかなと思っていただけに嬉しい。楽しく可愛い曲に比してダークで怪しい歌詞が耳に心地よい。

高円寺心中は何と言ってもオーケンの語りが冴える曲! 最近のオーケンは語りをやりたがらないだけに、曲の大半が語りで構成される曲をやってくれるとそれだけで嬉しくなってしまう。しかも昨日の「ペテン師、新月の夜に死す!」では本の形のカンペを持って朗読する形で語っていたけど、今日は本を持っていなかった!

「スラッシュ禅問答」は凍結前の筋少最速ナンバー。ちなみに現在の最速ナンバーはテンポ200の「ヘドバン発電所」で、スラッシュ禅問答はテンポ180。オーケンの短歌絶叫からドラムのドゴドゴ鳴る音により会場は爆発。死ぬかと思うほど揺れに揺れ跳ねに跳ね、靴紐がほどけ半分脱げかけるも直せるわけがなく爪先から靴を落とさないように跳ね続けた。「ならば問う! 人生とは何ぞや!!」の掛け声は橘高文彦が担当。答えるのはCDどおりに内田雄一郎の野太い一声。これがまた格好良かった。

激しい「スラッシュ禅問答」とは対照的に、アンコール一曲目の「デコイとクレーター」は静かで悲しげな美しい曲。アンコールでオーケンはテラテラ光る紫の妙なロングコートを着て出てきたが、「真面目な曲だから脱ぐね」と言って脱いでから歌いだした。デコイとクレーターは今のオーケンの朗々と歌い上げる歌い方に合っている。この曲にアレンジでピアノが少しポロンポロンと入っていたが、他のアレンジは気に入っているのにこれだけは少し余計に感じた。思い入れがありすぎるのかもしれない。

デコイでしっとりと歌い終わるとオーケンはまた紫の妙な衣装を羽織る。これは「ポストウォーター」という飲み物のCMで使われた衣装で、多分二度と着ないと思うけど今日持ってきた、と言っていた。このポストウォーターのCMでは「君よ! 俺で変われ!」という曲のCM用の替え歌バージョンが使われて、その替え歌を歌うことが本当に嫌だった、とオーケンはエッセイなどで語っていた。ファンにとってはそこそこ有名なエピソードである。じゃあ、次は「君よ! 俺で変われ!」かなと思いきや、それはやらないよとオーケンが否定し、タイアップを痛烈に皮肉った自虐的な曲、その名もまさに「タイアップ」が始まってその皮肉の効き具合に笑ってしまった。

最後は定番曲の「踊るダメ人間」で終了。ぎゅうぎゅうづめの中でのダメジャンプは本当にきついが頑張った。ダメ人間でラストってことは今日はアンコール三曲かぁ、と頭のどっかで考えつつも、演奏終了後もニコニコとステージを歩き回るメンバーを見て良いライブだったな、と考えていたら、オーケンがマイクをとって語りだした。今まで参加したライブでアンコール終了後にオーケンがマイクを持って長々と喋ることはなかったので珍しいなと思っていると、「今日は良い塩梅だった!」と言って「じーさんはいい塩梅」に突入! 泣くかと思った。

これはカラオケを流してメンバー全員がステージに並び、マイクを持って合唱するというファンサービスのような曲なのだが、懐かしい曲、憧れの曲を次々と聴いて念願叶った喜びや、ハードな曲で飛び跳ねまくってライブを心から楽しんだ達成感の中で、メンバーと観客と大声でする合唱は感極まるものだった。合唱終了後のすっきりとした幸せな気持ちは今までのライブで一番のものだったと思う。幸福感で胸がいっぱいだった。

昨日と今日のライブは二つで一つのものだったと思う。レアナンバーと名のつくとおり、本当にレアな曲がたくさんで嬉しくてたまらなかった。こんな幸せな二日間はそうそうないだろう。しばらくはこの余韻に浸っていたい。あぁ、楽しいライブだった。楽しいライブだったなぁ。

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筋肉少女帯ライブ「レアナンバー大解放!再発記念限定初期曲の2夜」の一日目、行ってきたぁ!!
たっのしかったなーー!!

今日やった曲はこんな感じ。ただし順番はしっちゃかめっちゃかだ。そんなライブで夢中になってるのにいちいち覚えてなんてられるものか! …キノコパワーまでは合ってると思うんだけどな。どうだろ。

黎明
モーレツア太郎
最期の遠足
23の瞳
マタンゴ
キノコパワー
夜歩く
イタコLOVE~ブルーハート~
ビッキー・ホリディの歌
詩人オウムの世界
オレンジ・エビス
パノラマ島へ帰る
ペテン師、新月の夜に死す!
これでいいのだ
また会えたらいいね
釈迦
孤島の鬼
~アンコール~
星の夜のボート
GO! GO! GO! HIKING BUS
ノーマン・ベイツ
サンフランシスコ

今回はレアナンバー大解放ということもあって当日券の出ない人気ぶり。そのうえで整理番号はあまりよろしいものではなかったため前の方に行くことはできず、さらに目の前には自分より三十センチは背の高い人が二人も並んでいたのだが、その二人の前にはこれといった障害物もなく、二人の頭と頭の間から充分にステージを見ることができたので満足できた。

客電が落ちて真っ暗になると、ステージの左の方がぽっかりとスポットライトで照らされて、ピアニストエディによる「黎明」が厳かに奏でられてライブは始まった。そわそわした気分を落ち着かせるように皆じっくりとエディのピアノを聴くけれど、演奏がダイナミックになるにつれ逆にどんどん煽られていき、ピアノの上に乗るようにドラムが叩かれて、さあ、もう爆発する寸前だ! ってとこでオーケンの「モーレツ ア太郎!!」という叫び!! 観客が一気にパーンと弾けた瞬間だ。

楽しかった。本当に楽しかった。初期曲中心セットリストといっても、半分、もしくは三分の一くらいは初期曲の中の人気定番曲を入れてくるかと思いきや。やってくれたなぁ。しかも昔のレアナンバーにもごっそりアレンジが入っていたりして。パノラマ島へ帰るのギターはちょっとゲゲゲの鬼太郎っぽくなってたなぁ。あれは何故そうしたんだろう。

個人的に聴きたいと熱望していたのは「イタコLOVE~ブルーハート~」「星の夜のボート」「GO! GO! GO! HIKING BUS」。イタコではギターを置いてマイクを握り、煽りまくるおいちゃんが見られて楽しかった。昔のライブDVDでノリノリで歌って走り回るおいちゃんがすごく楽しそうで一度生で見てみたいと思ってたんだ。あとオーケンが出だしのキーを掴めなくて何度もやり直しているのが面白かった。昔のような高い声を出すのは難しいらしい。「星の夜のボート」はね。もう、じっくり聴いてしまったなぁ。

「GO! GO! GO! HIKING BUS」はとても楽しげで可愛らしい曲調で大好きなんだ。ただ、歌詞はちょっとブラックなんだけどね。CDではこの後に「最期の遠足」へと続くんだけど、歌詞が歌詞だからついあのことを考えてしまった。不幸な偶然なんだけどね。

MCでは、ずっと夏フェス続きでアウェイだったけどようやくホームに帰ってきた! ホームは気が楽だ! とか、今日は敬老の日だし、我々もオーバー40だし激しい曲なんかやりたくないよね、やりたくないよね、やりたくないよね? と言ってハードコアナンバーに続けたり、なんと内田さんがよりにもよって今日、家にベースを忘れてきて取りに帰ったら遅刻した、とか。あと「ペテン師、新月の夜に死す!」は今まで一度もライブで演奏したことがなくて、おいちゃんは今回初めて聴いたとか、この曲は学園もののつもりだったけど、詩を書いてエディに渡したらこんなになっちゃった、とか話していた。

ちょっと拍子抜けだったのは「いくじなしTシャツ」なんてものを作っていたのにいくじなしをやらなかったことかな。何だろう。CCレモンホールまでとっておくのだろうか。CCレモンのチケットはとれてないんだけどなぁ。でも、今後のライブ予定も新たに発表されたから楽しみはまだまだある。チケットとれればいいな。

とりあえず明日もあることだし、今日はゆっくり体を休めよう。明日は何をやるかな。今日よりもさらに「なんだこれ?」ってセットリストって言ってたなぁ。バラード禅問答でもやるのかな。あー楽しみだー。

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筋肉少女帯の「『シーズン2』発売記念の特別な筋少ツアー!」に行ってきた!! ツアーは昨日から始まって、東京、大阪、名古屋、最後に戻ってまた東京で行われる。三箇所でしかやらないのはメンバーの体力的に遠征がきっついからだそうだ。そりゃなあ。




まず会場について笑ったのがこのアルバムジャケットのイラストから作られた顔はめ看板。一人で行ったので顔をはめて写真を撮ることはできなかったが、複数人でライブに来た人は顔をはめて楽しそうにしていた。後にライブのMCで聞いた話だが、ツアー初日である昨日は物販の売れ行きが芳しくなく、何が原因だろうとスタッフで話し合いを行った結果、物販スペースの手前に設置していたこの顔はめ看板の方に人が集まって行列ができ、物販の客を奪ってしまったせいだと意見が一致したそうである。なんて罪な看板だ。

今までは開場に間に合う程度を目安にライブハウスに着くようにしていたが、今回はロッカーを使いたかったのと、ゆっくりと物販を買いたかったので開場一時間前に着くように家を出た。おかげで混雑せずにマフラータオルとリストバンドを購入し、ロッカーを確保することができたのだが残りの時間かなり暇を持て余すことになった。流石にライブハウスにまで文庫本は持ってきていない。

ジントニックを呑んで時間を潰し、開場時間が来るのを待った。しかし今日はどのあたりの位置になるだろうか。まだ就職活動中で今後の予定が立てられなかったため、自分は先行販売ではチケットをとらず、後になってからやっぱり行けるかなと思ってチケットを購入したので整理番号はあまりよろしくない。あんまり後ろの方だったらいっそ前の方に行くのは諦めて、後ろの階段上にあるテーブルや椅子などの設置されたまったりと観覧できる場所で立ち見でもしようか。できたら飛んだり跳ねたりしたいけど、ステージが全く見えなかったら残念だしなぁ。

などと考えていたが、結果から言えば杞憂だった。前から四番目の位置を確保できたのである。というのも理由はよくわからないが、開場時間になってもまだ来ていない人が多いらしく、後ろの方の番号だったわりにさっさと入場を許されてしまったのだ。さらに、入ってみるとステージ前の方にも人はいるのだが、後ろのまったりスペースや左右の端のちょっと座れる場所に人が集まっていたのである。

もしかしたら若い番号を手に入れた人達に今回まったり見たかった人が多かったのかもしれない。とにかくこんなに前に立てることは今までなかったので大変嬉しく期待が膨らむ。同時に無事にライブを乗り切れるだろうかという不安も生じる。前のライブ、武道館ライブの前に行ったライブハウスでのライブでは開演直後の大移動で橘高ゾーンに流されてしまい、ステージは見えないわ人の動きは激しいわで大変しんどい目にあった。ここで橘高ゾーンについて説明する。

筋肉少女帯のメンバーはそれぞれ土壌となる音楽が異なっており、共通するのはKISSとクイーンだけだという。それぞれが作る曲も、ベーシストの内田雄一郎はプログレッシブロック、ギタリストの本城聡章はポップス、ギタリストの橘高文彦はヘヴィメタルと大まかではあるが分けられる。そのためポップス好きは本城さんの前に、ヘヴィメタル好きは橘高さんの前に、といった具合にファンも分かれるので、場所によって激しさが全然違うのである。

ステージは上手から橘高、内田、大槻、本城という並びでメンバーの基本の立ち位置は固定されている。無論一番激しいのはメタル好きが集結する橘高ゾーンで、比較的安全なのは本城ゾーンだ。ギターソロでパタパタと素早く動く橘高さんの指を見たいという願望もあるのだが、死にたくないので本城ゾーンに立つことにした。

そして結果どうなったかというと。初めての前から四番目。自分はこんなに汗まみれになったのは生まれて初めてかもしれない。汗だくではない。汗まみれ。自分も汗をかいていたのだが、こんなに汗ばんだ人々と密集しながら押し合いへし合いしたことはない。今まではまだ前後左右にスペースがあり、常に体がくっついている状態ではなかった。なるほど前の方ではこんなことになっていたのか。とてつもなく驚いた。

最初は汗ばんだ他人の肌と触れることを不愉快に感じたが直にライブに夢中になって全く気にならなくなった。いやーすごかった。開始二曲目で首にかけていたタオルがどこかに行き、耳につけていたイヤーカフスは変形して耳に刺さった。これが変形したイヤーカフスの写真である。




こうなってはもうイヤーカフスではない。ただの銀のプレートの曲がったものだ。

押し合いへし合いしながらもステージ上はよく見えた。よく見えるどころか大迫力で、演奏するメンバーを間近で見られることに心から感動した。本城さん、通称おいちゃんは演奏中ずっとにこにこしていて見ているだけで嬉しくなるのだが、時には激しく煽り、腰を落としてギターをかき鳴らす。ライブ映像とは違う鬼気迫る姿に圧倒された。

オーケンの歌う姿も見やすい位置だった。「踊る赤ちゃん人間」のときにはドピンクのよだれかけを身につけ、あばばあばばほぎゃぁ~と赤ちゃんボイスで叫びながら手にしたガラガラを振り回すシルバーモヒカンに特攻服、ヒビ割れメイクの四十三歳というすごいものもよく見えた。とても楽しそうだった。

内田さんと橘高さんの演奏する姿は流石になかなか見えなかったが、メンバーはよくステージ上を動き回るため、内田さんや橘高さんが目の前で演奏してくれることもあったのでとても満足した。そのうえおいちゃんはアンコール終了後、ステージから客席に降りて近づいてくれるという大サービスまでしてくれた。あのときのおいちゃんはすごくでっかく見えたなぁ。

演奏された曲は以下のとおり。順番は覚えていないが、一曲目から「ツアーファイナル」、本編ラストが「世界中のラブソングが君を」、アンコールラストが「心の折れたエンジェル」であることは間違いない。

ツアーファイナル
へそ天エリザベスカラー
仲直りのテーマ
ロシアンルーレット・マイライフ
暴いておやりよドルバッキー
踊る赤ちゃん人間
人間嫌いの歌
プライド・オブ・アンダーグラウンド
ノーマン・ベイツ’09
1000年の監視者
蓮華畑
バトル野郎~100万人の兄貴~
カーネーション・リインカーネーション
サンフランシスコ
世界中のラブソングが君を
ドナドナ
パリ・恋の都
踊るダメ人間
心の折れたエンジェル

シーズン2収録曲は「ゴッドアングルPart2」以外は全て演奏した。ゴッドアングルはライブ終了後BGMとして流されていたが今後やる予定はあるのだろうか。「歯の裏側矯正」というフレーズと語りが結構好きだからライブでやってほしいのだが。

期待の「ロシアンルーレット・マイライフ」はやはり掛け合いが楽しかった。一週間シーズン2をヘビロテして聴いていたからばっちり覚えて発声できたぜ! 「人間嫌いの歌」の「にーんげんってやっだっなー!」と客が叫ぶところは叫んでいてすごく楽しかった。しかし自分はリズム感が無いので手拍子が難しく、ずれないようにするのはなかなか大変だった。「仲直りのテーマ」の「なーなーななーななーなーななーななーなーななーなななななー!」のコーラスも楽しかったなぁ。

「バトル野郎~100万人の兄貴~」は定番だがやはり盛り上がる。だが、いつもはオーケンのやるように両手で腕を振れていたのだが、今回はぎっちぎちだったため片腕しか振ることができなかった。「踊るダメ人間」の両手を頭上で交差してジャンプ、着地直後に前方に体を傾け、一気に後方へ背中を反る組み合わせもきつい。何度か前の人の頭が鼻にぶつかりそうになった。

嬉しかったのが「蓮華畑」「サンフランシスコ」「パリ・恋の都」。蓮華畑はしっとりゆったり聴けるので休憩代わりにもなった。「サンフランシスコ」はベースソロのぎゅーんぎゅーんした音と、橘高ギターとエディのピアノのソロバトルが堪能できる贅沢な曲で、定番だがこれは何度聴いても飽きないのではないかと思う。

「パリ・恋の都」は今回のレア曲。めったにライブで演奏しない曲で、メンバーも存在を忘れかけていたらしい。筋少カルトクイズ! と題してイントロ聴いて何の曲かわかるか? とオーケンは客に問いかけていたがすぐにわかった。これは地味ーに気に入ってる曲なんだよ。それだけあって今回ここで聴けることをとても嬉しく思った。この歌は恋人を亡くした男が、生前に恋人が行きたがっていたパリへ恋人の亡霊と共に出かけ、凱旋門やエッフェル塔を二人で観光した後にセーヌ川へ身を投げて男が自殺する話で、悲劇的な馬鹿ソングなのだが、オーケンは「これ多分男の妄想で、実際にパリには行ってないんだろうね」と言っていた。

「カーネーション・リインカーネーション」はライブで初めて聴いたかもしれない。これもものすごくテンションの上がる激しい曲で、いやー疲れた。でも大好きだ。

MCでは何かの音楽番組のチャートでアルバムが週間で九位にランクインし、十位のKAT-TUNに勝った、ボヨヨンロック以来の快挙だとオーケンが喜んだ直後橘高さんがKAT-TUNのアルバムの発売日はかなり前だろうとつっこみを入れたり、筋少初期メンバーだったエディがオーケンの喋りは随分とまともになった、前は支離滅裂でキチガイだった、だいぶ頭が良くなったと褒め、内田さんがオーケンのキチガイぶりのおかげでなんたらかんたらと褒めたり、廃盤になったアルバムがリマスタリングされて再発される発表がされたり、「プライド・オブ・アンダーグラウンド」の間奏の木魚が素敵ですと手紙をもらったがあれはカウベルなんだよとの説明があったりした。

あとアンコールでオーケンが着替えたとき、プロピアモヒカンを外して頭にターバンを巻いていたせいで余計服装に一貫性の無いバンドになった。「日本印度化計画」をやるならまだしもやらないのに何故ターバンを巻く。新しいキャラ作りだろうか。

ライブ終了後、ドリンクチケットと引き換えにビールを受け取って咽喉を潤した。会場は熱気がむんむんこもり、服は汗でじっとりと濡れていた。とても暑い。その暑さとライブ終了直後のハイな気分に乗せられて、買うつもりは無かったのに物販で扇子とパンフレットを購入してしまった。だって、MC中に扇子でパタパタと扇いで涼をとる内田さんを見たらすごく欲しくなってしまったんだ。…商売がうまいなぁ。

結局マフラータオル、リストバンド、扇子、パンフレットを買ってしまった。以前買ったマフラータオルを今回物販で買えなかったときのため持参していたので大荷物である。しかもパンフレットはでかいので鞄には入らない。また、暑いので上着も着たくない。ついでに余韻に浸りたい。そんなわけで自分はタオルを首にかけ、腰に上着を巻き、片手にパンフレットをむき出しで持ったそのままの状態で若者の町渋谷を経由して電車に乗り、途中ケンタッキーと薬局に寄って帰宅した。

おかげで家を出るときには一万三千円あった財布の中身は二百円にまで減ってしまった。無論全てが物販で消費されたわけではなく、ジントニックとビールとケンタッキーと発泡酒と湿布の分もあるのだが、まあ大部分は物販だ。しかし悔いは無い。とても楽しいライブだった。また絶対に参加しよう。




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今日はタワーレコード新宿店で催された筋肉少女帯のインストアライブに行ってきた。ニューアルバムを購入した人に配られる整理券を手にわくわくしながら会場に到着。店内にはシーズン2収録曲が流されていて、あちこちに整理券を持った人がうろうろしている。今現在この店の筋少好きのパーセンテージが上がりまくっていることを想像するととても嬉しい。

あいにく自分の番号は後ろの方だったので、さらに何故か普段のライブよりも気のせいか背が高い人が多めだったせいでメンバーの顔はほとんど見えなかったのだがイベント自体はとても楽しかった。しかし見事によく見えない。目の前にいる人間が皆ルリヲのようだったらいいのにとつい何度も思ってしまった。ちなみにルリヲとは「風車男ルリヲ」という曲で歌われる人物のことで、老人の顔をした赤ん坊を背中に背負いながら風車を回す首の無い男である。武装錬金の「ルリヲヘッド」の元ネタだ。

ベースの内田さんは今日別のバンドのライブに出演するため不参加だった。それで「じゃあ内田の陰口でも言おうか」と冗談を飛ばしてトークは始まり、NHKの生放送の音楽番組でオーケンが歌詞を間違えまくって流石にへこんだこと、ロシアのサンバの裏側はTバックではないかということ、「人間嫌いの歌」の「君」がまさかの内田さん疑惑、そこから繋がるオーバー40で腐女子を狙って誰が喜ぶかという話、NHKでリベンジをしたい、などなどでトークは盛り上がった。

曲は「1000年の監視者」「人間嫌いの歌」「世界中のラブソングが君を」で、アコースティックで行われた。練習してきたのかオーケンはほとんど歌詞を間違えず、会場にいた人も驚いていた様子だった。よっぽどNHKで間違えたのがこたえたのだろうか。まああれはなー。間違えて歌うオーケン、しかし正しい歌詞で表示される字幕、と歌声と歌詞が全然噛みあわないというすごい状態だったから無理もない。あんまりひどいんで腹がよじれるほど笑ってしまった。ライブなら字幕が出ないから目立たないんだがなぁ。字幕が出るとこうもあからさまになるのか。

イベント終了後はサイン入りポスターをもらい、ここで筋少関連のグッズを何か購入すると本日限定のクリアファイルがもらえるというのでついベストアルバムの「大公式2」を買ってしまった。ファイルなんてどうせ机にしまいこむだけで有効活用もしないだろうし、そこまで欲しいわけでもなかったのだが、せっかくだから何か買っておきたかったのだ。記念だよ記念。

来週はライブハウスで本格的なライブがある。今度は内田さんも見られるぞ。背が高い人が密集してなければいいな。

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筋肉少女帯武道館ライブ、「サーカス団、武道館へ帰る!」行ってきたああああっ!!

良かった。すごく良かった!! 定番曲が多い分目新しさは少なかったけど古い曲から最近の曲まで満遍なく揃えられていたのが良かった。また、今回は特別に歴代の筋少メンバーも集まり、それぞれの人が関わった年代の曲を演奏してくれて感動も一入だった。後追いの自分ですらジンときたんだから、リアルタイムで追っかけていた人は尚更嬉しかっただろうなぁ。

途中でオーケンがへばって糖分を求めるも誰も甘いものを持っておらず、二十年間頑張ってきたのにチョコの一欠けらも食べられないなんて…、とステージ上で倒れこんでゼーゼー言っていたのには笑った。そしてアリーナで人から人へと回されたチョコが観客席からステージに投げ込まれるというハプニングも発生。自分は一階席の前から五番目だったのでチョコらしきものが投げ込まれるところもよく見えた。結局オーケンが食べたのは投げ込まれるのとほぼ同時にスタッフが持ってきたチョコの方だったが、ステージに投げ落とされた方のチョコは後で回収されたのだろうか。しばらくそのまま置かれっぱなしになっていたように思う。

他にも本城さんの誕生日を祝ってハッピーバースデイの歌を一万人で合唱したり、オーケンと内田さんがメインボーカルの座を賭けてイカサマジャンケンをしたり、橘高さんがギターと舞台装置を破壊の挙句土下座したりと見所満載盛りだくさん。しかもアンコールは五曲という大サービスっぷりだ!

そして、歴代メンバーが揃う今日、きっとやってくれるに違いないはずと多くの人が期待したであろう「大釈迦」を! 期待通りにやってくれたあああああ!! アンコール四曲目で満を持しての演奏! 「大釈迦」とは! 「筋少の大車輪」というベストアルバムに収録された、歴代筋少ギタリストのギターソロバトルが長々と展開される豪華版の「釈迦」ともいうべき代物で、それが今日のライブで! 目の前で! 生きている間に見られるなんて! いやもう自分でも気持ち悪いくらい興奮してると思うけどそれくらい嬉しかったんだって。何か今日だけでビックリマークを半月分くらい消費したような気がするな。

最後の曲は先日発売された新曲「ツアーファイナル」! ラストに演奏するにふさわしい曲で、大釈迦の後だというのに全く引けをとらない盛り上がりを見せた。終わった頃には汗だくでくたくたでふくらはぎが痛いのなんのって。楽しくて嬉しくてずーっと笑顔だったから頬の筋肉まで痛い。本当に最高の二時間だった。今夜は興奮してなかなか寝付けそうにないけどきっといい夢が見られるだろう。ありがとう筋肉少女帯。