日記録0杯, 日常

2016年2月28日(日) 緑茶カウント:0杯

己はわりと、自分の好きなものを隠さない。興味のない人にしつこく語らないよう気をつけてはいるものの、好きなものは好きと宣言しまくっている。故に親しい友人は己の好きなものをよくよく知ってくれていて、そのためか、たまに思いもがけないプレゼントをくれるのである。

あるときは、水木しげるロードに遊びに出かけた友人が、わざわざ現地から己に電話を寄越してくれた。たまたま寄ったが、ウヲが好きだったことを思い出したから、と言ってくれ、欲しいものがあったら買ってくるよというありがたいお言葉。そうして後日、我が家に水木しげるグッズがたっぷり詰まった箱詰めが届いたのである。

またあるとき。衛星放送で筋肉少女帯のライブが放映されたとき。我が家は衛星放送が映らないので観られなかったのが、友人が「録画したけど、観る?」と声をかけてくれた。ちなみに友人は筋少ファンではない。己が筋少ファンであることを思い出して、わざわざ録画してくれたのである。

またあるときに届いた誕生日プレゼント。開けてみるとゲゲゲの鬼太郎のフィギュア。びっくりした。

ありがたいなぁ、と思う。自分の好きなものを覚えていてくれるのみならず、わざわざ連絡をしてくれるって、たまらないなぁ。その親切に己は応えられているのだろうか。応えられるようにしなければなぁ、と思いつつ、自分がありがたい状況にいることを実感するのである。運が良いと思う。このように、優しい人と親切な人に囲まれていることは。

では、自分がその優しさと親切に返せているかと言うとやはりわからないので、その友人達に負けないようにしたいなぁ、と思うのである。嬉しいからこそ。嬉しいからこそ。嬉しいからね。だからこそね。



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■2月24日23時にメッセージをくださったまいさんへ

ああ、もうだめだ、眠いしんどい目が痛い……とひたすら体の限界を感じていた状態だったのですが、いただいたメッセージを読んだ瞬間全ての疲れが吹っ飛びにやにやしながら部屋の中で小躍りしました。深夜にハイテンションになりました。

更新している本人はもちろん楽しんで書いているのですが、読んでくれている人は何を思って読んでいるのだろう……とたまに疑問に思うことがあります。だからこそまいさんからいただいたメッセージは最高に嬉しかったです。まさか! 自分の書いたものをそんな風に受け取っていただけるなんて!!

温かいメッセージありがとうございます。また是非遊びにいらしてください。



日記録5杯, おそ松さん, 日常

2016年2月21日(日) 緑茶カウント:5杯

金曜日、己は吐き出したい愚痴を大量に腹に抱えていて、日曜日の夜の今もその愚痴が溜まるに至った根本は何も解決されていない。しかし土曜日と日曜日の二日間で、己はその気持ち悪いドロドロを綺麗に昇華したのである。

多幸感。

金曜日は大学の友人と三人で連れ立って、雨の中傘を差して歩き、美味しい酒とつまみを楽しめる店を探した。これと決めた古ぼけた外観の店の中は暖かく、テーブルの上には年代物の卓上ゲーム機。喫茶店などに置いてあった、百円を入れると動く代物である。豊富なメニューは名前ばかりで開店直後にも関わらず品切れが多く、何があるのかわからない有様だが、ぽそぽそと喋りながら杯を傾ける落ち着いた空間に心が安らいだ。

この日は特に多くは語らわなかった。ただ三人で料理と酒の感想を交換し合い、その合間に夏目漱石の話を少しした。共にいる時間を共有することを味わう夜だった。

一人と別れた帰りの電車、もう一人と己は並んで座って揺られていて、ちょうど流行中のインフルエンザが話題にのぼった。

「一人暮らしだから罹ってしまったら大儀だなぁ、気をつけないとなぁ」
「近所に住んでいるんだからそういうときは遠慮なく連絡してくれよ」

サラッと言われた一言に、思わず嬉しくて感動してしまった。逆の立場であれば己も同じように言うだろう。でもそれを言ってもらえるのは、やはり嬉しいのだ。

日曜日は高校の友人とおそ松さん鑑賞会を開いた。友人を招くべく朝から部屋を掃除し、物を片付け、せっせと働いた。台所の水垢も落とした。

友人は己と系統が似ているタイプのオタクである。漫画やアニメが好きで、二次創作には興味が深くないものの、やおい文化に対する拒否感もそこまでない。ただ自分は収集癖があるものの友人にそれはなく、部屋はさっぱり片付いているそうだ。

駅の近くで寄ったパン屋で買った昼食を二人で食べながらこたつを囲みアニメを観て、わやわや話す。友人は一松が好きだそうだ。もっと言うとエスパーニャンコが一番好きだそうだ。己はブルーレイを買うほどはまっているわりに特に好きな松がいない。それについて不思議だなぁと話したり、世間で人気の高いキャラが誰か教えてもらったり、何故今これほどおそ松さんが流行ったか、という話をした。

興味深かったのはカラ松の話である。友人の妹が興味を持って調べたそうなのだが、同人誌のオンリーイベントを開催するにあたり行われたキャラクター人気投票で、カラ松がぶっちぎり一位だったそうなのだ。カラ松がそこまで人気だったとは知らなかったので驚いた。そして何故カラ松が人気なのかと言えば、友人の妹の研究によると、可哀想なキャラ、いわゆる不憫キャラは人気が集まりやすい傾向にあるとのことである。何故だろう。庇護欲がそそられるのだろうか。

あと、改めて初期の話を見返すと様々な発見があった。自意識ライジングのときだけでなく、チョロ松を責めるときはおそ松とトド松がタッグを組むことが多く、一松と十四松は行動を共にすることが多い、など。このあたり、ちゃんと徹底されているんだなぁ。

おそ松さんだけでなくジョジョの話でも盛り上がり、おそ松さんのこのキャラクターの声優は、ジョジョではこのキャラの声を担当している、といったことを教えてもらった。あのキャラとこのキャラの声が同じだなんてすごいなぁ、と感心したものだ。

夜はイタリアンレストランで釜焼きピザを食べ、そこでもおそ松さんとジョジョの話をお腹一杯した。三月でおそ松さんのアニメが終わってしまうのは寂しいが、四月からは待望のジョジョ四部が始まる。嬉しいなぁ、楽しみだなぁ。

駅で別れて一人自宅に戻り、いつもより比較的綺麗に片付けた部屋を眺め、満足感を噛み締めた。

あぁ、至福。



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■2月21日12時の方へ

ありがとうございます。一時はどうなることかと思いましたが、何とか復旧できて安心しました。そして、当サイトをご覧いただきありがとうございます。読みやすくて楽しい、とは何と嬉しいお言葉! 日々の徒然を記している何でもないサイトですが、もし良かったらまたお暇なときにでもいらしてください。



日記録2杯, 日常

2016年2月20日(土) 緑茶カウント:2杯

ええー。マジでどうしてこうなった。と思ったところで仕方がない。突然、サイトが壊れてしまった。URLを叩いてもサイトは真っ白で何も表示されず、管理画面にも入れない。え、ええ……。何これ、どうしよう。

悩みながら解決策を探した結果、管理画面に入れないという状態は変わらないものの、サイトを表示させることには成功し、よしよし一歩前進したなと安心したのも束の間、またサイトが真っ白になってしまい、己は呆然としたのであった。

2003年から続けているサイトがいきなり消える。日記もライブの感想も何もかもが消える。マジで? マジで? マジで? マジで?

泣きそうになったよ、マジで。

へとへとに疲れて眠りたいものの、復旧作業を止めることが出来ず、あらゆることを試し、あまりにもどうにもならなくて涙が滲んだ午前四時。何とか解決策を見つけて歓喜した午前五時。ここに至る道のりの遠さったらない。そして復旧の喜びを噛み締めながら、自分が思っていた以上に、このサイトは自分にとって大切な趣味になっていたことを実感したのであった。

一番最初に個人サイトを始めようと思ったきっかけは、ホームページというものを作ってみたかったから。自分だけのホームページを作るということが、とても格好良いことのように思えたから。当時遊びに行っていた趣味のサイトの掲示板に投稿するとき、「名前」「メールアドレス」だけではなく、「ホームページ」の欄にも文字を埋められる人に憧れたから。ブログもお絵かき掲示板もない時代だった。メモ帳にポチポチHTMLを打ち込んで、それからポチポチ日記を書くようになり、気付けば十三年経っていた。

多分、これは一生続けられる趣味なのだろうと思う。そして一生続けるためには、定期的なデータのバックアップと、ある程度の知識が必要とされることを実感した次第である。もう本当どうしようかと思った。あまりにもどうにもならなくてテストの過程でサイトを二つも作っちゃったよ。消すよ。あぁ疲れた。マジで疲れた。本当に疲れた。

まぁ、復旧できて良かったよ。