日記録0杯, 日常

2013年7月3日(水) 緑茶カウント:0杯

吸血鬼と言えば、まず浮かぶのが「ポーの一族」のエドガー、アラン、メリーベル。次に「ジョジョの奇妙な冒険」のDIO。前者は少女漫画で後者は少年漫画である。読んだことのある人はご存知だろうが、どちらもいわゆる「吸血鬼」とは雰囲気が異なる。思えば吸血鬼らしい吸血鬼が出てくる作品を読んだのは「ヘルシング」が初めてかもしれない。

どうでも良い話だが、子供の頃ちょっとした衝撃で鼻血が出るということが頻繁に起こり、しかもそれがなかなか止まらず、鼻の奥から咽喉に流れる鼻血の生々しい鉄臭さが気持ち悪く、しかし自分にはどうすることも出来なくて苦しんだ経験があり、以来血の味に似ているという理由でもともと嫌いだったマグロの刺身がより一層苦手になった自分は、漫画で血液を啜る吸血鬼の姿を見ると、よくもまぁあんな気持ち悪いものを口に入れられるな、すごいな、うわぁ、と未だに若干引く。

ちなみに鼻血は耳鼻科で粘膜を焼いてもらってから改善したので、鼻血で悩んでいる人は一度耳鼻科に行ってみると良い。マグロを嫌いになる前に。



日記録0杯, 日常

2013年7月2日(月) 緑茶カウント:0杯

「ヘルシング」の一巻と二巻を買ってみた。以前立ち読みで三巻くらいまで読んだことがあるものの、立ち読みゆえ頭に入らず、いつかじっくり読み直そうと思ってそのままだったのだ。一気に全巻買うのはもったいないので少しずつ。そんなわけでとりあえず、二巻まで買ったのだ。

きっかけの一つは「ドリフターズ」。「ヘルシング」の作者の作品で、まだ三巻しか出ていないのだがこれが非常に面白く、がっしりと心を鷲掴みにされたので、では前作も読んでみようと思った次第。ドリフターズも最初の頃は、唐突に絵が崩れるところや、癖のあるあとがきに若干引いた覚えがあるが、それも次第に慣れてしまった。だいたい、一度引いたものの方が後々はまりやすいのだよな。

また、自分の周りで「ヘルシング」を読んでいる人が多かったことも読んでみようと思ったきっかけの一つ。そして面白かったのが、まだ二巻までしか読んでいないにも関わらず、なるほどあの人はこの作品にこんなに影響を受けていたのか、と驚かされたことである。それも一人や二人じゃないのだ。

最後の一つは作者が筋肉少女帯のファンであること。作者がファンを公言しているとつい興味を持ってしまう。同じ理由で今読んでみたいな、と思っているのが「3月のライオン」だ。まだ手を出せていないがいつか手にとってみたいものだ。

ちなみにヘルシングの三巻以降は来月買おうかな、と思っている。なるべくじっくり味わいたいので。自ら焦らしながら楽しむのだよ。



日記録0杯, 日常

2013年7月1日(月) 緑茶カウント:0杯

下宿先の目と鼻の先にお寺があり、その関係で黒い服を来た人々がぞろぞろ歩くところを頻繁に目撃する。特に休みの日などは葬式帰りの人に出会うことが多く、ネギやじゃがいも、醤油などを買い込んででっかいビニール袋を両手に提げて歩いていたら、向かいからお骨を抱えた人がやってきて、日常と非日常のぶつかり合いにぎょっとしたこともあった。

しかし不思議と、今のところ悲しそうな顔をして歩く人を見たことが無い。わいわいと賑やかに喋りながら歩く人、にこにこ楽しそうに笑っている人、ごく普通に世間話をしながら歩く人ばかりで、件のお骨を抱えた人も悲壮な面持ちはしておらず、それこそネギや醤油でも抱えているかのような顔つきで、隣を歩く人とごく普通の話をしていた。

全く縁もゆかりも無い赤の他人のこととはいえ、悲しそうな顔をしながら歩く人はなるべくなら見たいものではないので、朗らかでいてくれるのは有難く、また、そういった場面しか目にしないのは運が良いとも思えるが、皆が皆サッパリした顔をしているのはどこかバランスが悪い気がして、日常の中にいるのに異世界に紛れ込んだ気分でいる。何だろう、このバランスの悪さは。

無論、これは葬式帰りのくせに笑顔でいるなんて恥を知れ、と憤っているわけではなく、葬式帰りとはこうあるべきだ、と主張したいわけでもない。ただ、まるで目的の結果を得るために作られたアンケートによって得られた結果を見せられているような、何か偏ったものを見せられているような違和感があって具合が悪いのである。

「葬式帰りの人は悲しみに溢れている」という自身の思い込みが先にあり、だからこそそれを覆されてショックを受ける。また、喪服と笑顔という組み合わせのギャップの強さも違和感の原因だ。だが、朗らかな人もいて当然だが、どうして朗らかな人しか目にしないのか、という疑問と違和感が何よりあって、心底不思議だなぁ、と思いつつ、何と無く居心地の悪さを感じつつ、たまにそれを思い出しながら日々を生きている。単なる偶然なのだろうか。わからない。



日記録0杯, 日常

2013年6月30日(日) 緑茶カウント:0杯

特に何をしたわけでは無い、というよりも、むしろ何もしなかったと言った方が正しいような一日だったが、ひどく疲れて眠いので今日はさっさと休むことにしよう。

明日から七月か。また忙しくなりそうだなぁ。



日記録0杯, 日常

2013年6月29日(土) 緑茶カウント:0杯

深々と毒を吸い込みながら眠ったが、心は晴れ晴れとした気分だった。

まだエアコンをつけるほどの暑さではないので、家にいるときは窓を開けて風を中に入れている。さりとて風以外のものが入ってきても困るので網戸を閉めてはいるものの、どこからか隙間を見つけて進入してくる小さな生き物。明かりをつけていたときには気付かなかったがひっそりと潜んでいたらしい。しかし、自分は気付かず眠りに就いていた。

そして深夜、右腕に感じる違和感と不快感に耐えかねて目を覚まして跳ね起きると、すぐ近くに置いてあったキンカンを手探りで掴み取り塗りたくった。タオルケットから露出していた右腕ばかりが狙われたらしい。三つも四つも大きな腫れが出来ていた。犯人は言うまでもない、蚊だ。

眠気でぼんやりする頭を挑発するかのように耳元で蚊が飛び回る。不愉快だ。不愉快だが、あまりに眠かったので無視して眠ろうと思ったが、顔のあたりを飛ばれる不快感は凄まじい。とてもじゃないが、奴がいる限り安眠することは出来ないだろう。また眠りを中断される危険性すらある。つまり自分は至急こいつを始末しなければならない。だが、手で叩いて殺すのは難しい。こんな深夜に追いかけっこをして体力を消耗されるのも尺だ。とにかく早く寝たいのだ。

寝たい。うるさい。不愉快。寝たい。眠い。うるさい。痒い。あぁ、もう明日は早く家を出なければならないのに何でこんなことで睡眠を妨害されなければならないんだ! と思うと無性に腹が立ち、こうなったらもうさっさと片をつけてやれと決心し、スプレータイプの殺虫剤を布団周辺に散布した。

あぁ、今このあたりの空気は毒で満たされているのだろうなぁ、と思いつつ、何て体に悪いんだと思いつつ、正直こんな殺虫剤臭いところで眠るのは嫌だなぁと思いつつ、知ったことか、こちとら蚊に比べればずっと体積がでかいんだ、このくらいどうってこたねぇよこの野郎、と半ばやけっぱちになって、羽音のしなくなった部屋で安眠を貪った。どっとはらい。