日記録4杯, 日常

2013年10月6日(月) 緑茶カウント:4杯

昨夜はひどい大嵐だった。雨粒と風が窓を打つ音が気になり眠れない。どこか、興奮しているようにも感じられた。毎度台風が来ると落ち着かなくなるのは何故だろう。非日常の襲来に心が躍るのだろうか。決して楽しい事柄ではなく、むしろ困らされるというのに。

朝になっても雨と風は昨夜の勢いのまま。布団から抜け出すと肌寒さを感じたので、部屋用の上着を羽織り、やかんに水を入れてコンロにかけた。去年使った保温ポットを棚から取り出して念の為中を良く洗う。急須もしばらく使っていなかったので軽く中を漱いだ。この数ヶ月、ずっと冷やしたお茶を飲んでいたのだ。

昨夜、晩飯に作ったヤキソバの残りをパンに詰めて冷蔵庫に入れていたので、これを取り出し、レンジで温める。やかんの湯で茶葉を蒸らし、残りの湯をポットに入れ、急須とマグカップと皿とヤキソバパンとも一つおまけにヨーグルトを持ってこたつに並べる。こたつはまだ布団をセットしていないため、ただの卓袱台としての用途に留まっている。

この雨と風が本当に昼には止むのだろうか、と思いつつヤキソバパンを頬張り、熱い緑茶を啜った。仮初のようなのどかな午前のひと時である。



日記録4杯, 日常

2014年10月5日(日) 緑茶カウント:4杯

毎週通っている整体院での出来事だ。その日自分は診察台の上でうつ伏せになり、肩と腰に電気を流されていた。リズミカルな電流の刺激により眠気がやってくる。カーテンの奥から整体師と患者の話し声や笑い声が聞こえていたが、だんだんその声が遠く感じられてくる。だが、眠りを妨げる者がやって来た。思いもがけず。忍び寄るように。

診察台は部屋の中に複数配置されており、一つ一つを囲むようにカーテンが天井から下げられている。そのカーテンと床の間、三十センチの隙間をくぐって、侵入してきた者がいたのだ。

赤子だった。

「だあ」「あー」という声が聞こえる方へ顔を向けると、赤ん坊がハイハイしながらこちらに寄って来ている。何て自由な存在だろう。大人であれば許されない行為である。しかし彼の人は生まれて一年にも満たない赤子である。治外法権の存在だ。

赤子の目の前に腕を突き出し、グーパーしてやると、己の拳が赤子の目的地に設定された。よちよちとおぼつかない足取りで赤子がハイハイしてくる。髪がふっさふさであった。そして丸い。

珍しい存在だなぁ、と思いつつ電気の刺激を受けながらグーパーを繰り返していたらカーテンを開けて整体師がやって来て、「ごめんなさい。遊んでもらってすみません」と己に詫びた。そう、この赤子はここで働く整体師の子供であり、たまに母親と一緒に連れられてきているのである。よって自分も何度か見たことがあり、挨拶をしたこともあったが、赤子と遊んだのはこれが初めてであった。

なかなか珍しいものを見られて良かったなぁ、と思った出来事である。面白かった。



日記録4杯, 日常

2014年10月4日(土) 緑茶カウント:4杯

昨夜五時間以上、洗濯機の排水口の奥から聞こえ続けていた流水音がようやく聞こえなくなった。結局起きたのは昼過ぎで、そのときにはまだ響いていた。これは警察に相談すべきだろうか、と迷いつつ予約していた整体に行き、帰ってきたら音が止んでいた。ついしゃがみこんで排水口を覗いたが、無論何も見えない。そして何も聞こえない。

結局音の正体は掴めなかったが、もしあれが単純に、水を出しっぱなしにしたまま一日外出してしまった結果だとしたら、帰宅後に受けるショックは計り知れないものだろう。音から察するに結構な水量であった。一日流しっぱなしにした場合、いくらの水道代になるのだろう。

そして自分はより念入りに、蛇口とガスとエアコンと電気のスイッチをチェックするようになったのだった。



日記録4杯, 日常

2014年10月3日(金) 緑茶カウント:4杯

家に帰ったのは二十二時。そして現在三時半。およそ五時間半、水の流れる音が聞こえ続けている。それも結構な勢いで。

当初、風呂場の水を流しっぱなしにしたのかと思ったが蛇口は乾いたままで、音の元を辿ると洗濯機に行き着いたが水気は無く、どこから聞こえてくるか探ったところ、洗濯機のホースが差し込まれた排水口の奥からそれは響いていたのであった。

流石に一時間以上も続くと不審に思う。流れているのは我が家の水で無いようなので水道代の心配こそしていないが、もし隣人が何かしら困った事態に陥って、SOSを知らせるために水を流し続けていたら…と思うと気が休まらない。その音は階下から上ってくるように感じられた。そういえば記憶を辿ると、下の階の部屋の郵便受けが満杯になって溢れていた。旅行に出かけたのかと思ったが、もしや。

深夜の一時に外に出てみた。外に出ても音ははっきりと聞こえてくる。しかし階下からではない。一軒、二軒は離れた先から水が流れてくる音が聞こえた。パイプを伝って響いてきている。

聞こえる先にはブロック塀が二つあり、それを越えねば音を辿れない。仕方なく部屋に戻った。そして二時間経った今も水の音は聞こえ続けている。明日の朝も続いていたら交番に寄ってみよう。何も無いことを願いつつ。



日記録3杯, 日常,

2014年10月2日(木) 緑茶カウント:3杯

条件的禁酒を始めてまだ日が浅いが、この数日毎日果物を食べている。もともと果物が大好きでわりと頻繁に食べる方だが、禁酒により言い訳を手に入れてしまったため、巨峰、梨、りんご、桃。スーパーで好きな果物を選んでは毎日むしゃむしゃ食べている。飲酒をしないなら果物くらい食べたって良いじゃないか、という言い訳を得てむしゃむしゃ食べている。美味。

運動も継続している。現状、体重は増えたままだが体脂肪率はガツンと減っている。深夜に糖分をとっているわりには悪くないように思う。今日は巨峰を一房とヤキソバともずくを摂取して踏み台を踏みしめ、筋トレをして爽やかな汗を流した。まるで健康的な人のようだなぁと思いつつ就寝時間は深夜二時。もう少し生活リズムを前倒ししたいものである。