窓の内側にて
2013年10月6日(月) 緑茶カウント:4杯
昨夜はひどい大嵐だった。雨粒と風が窓を打つ音が気になり眠れない。どこか、興奮しているようにも感じられた。毎度台風が来ると落ち着かなくなるのは何故だろう。非日常の襲来に心が躍るのだろうか。決して楽しい事柄ではなく、むしろ困らされるというのに。
朝になっても雨と風は昨夜の勢いのまま。布団から抜け出すと肌寒さを感じたので、部屋用の上着を羽織り、やかんに水を入れてコンロにかけた。去年使った保温ポットを棚から取り出して念の為中を良く洗う。急須もしばらく使っていなかったので軽く中を漱いだ。この数ヶ月、ずっと冷やしたお茶を飲んでいたのだ。
昨夜、晩飯に作ったヤキソバの残りをパンに詰めて冷蔵庫に入れていたので、これを取り出し、レンジで温める。やかんの湯で茶葉を蒸らし、残りの湯をポットに入れ、急須とマグカップと皿とヤキソバパンとも一つおまけにヨーグルトを持ってこたつに並べる。こたつはまだ布団をセットしていないため、ただの卓袱台としての用途に留まっている。
この雨と風が本当に昼には止むのだろうか、と思いつつヤキソバパンを頬張り、熱い緑茶を啜った。仮初のようなのどかな午前のひと時である。