日記録2杯, 日常

2015年5月24日(日) 緑茶カウント:2杯

大学の友人の結婚式に参列し、二次会に行き、三次会に行き、披露宴から三次会までずっと食べ通しの呑み通しだったにも関わらず適度な腹具合・酔い具合で、あぁ、良い塩梅。遠方からの友人三人が我が家に泊まり、最初から最後まで素晴らしく楽しかった。

新郎は決めるところはカチッと決めつつ、ユーモアもたっぷりの進行で披露宴会場を湧かせ、最高のエンターテイナーだった。まさか新郎によるブーケトスを見られるとは思わなかった。新婦はもとより綺麗な人だがこの日はさらに輝きを増し、それでいてマニアな趣味が垣間見えるあたりが非常にチャーミングだった。

三次会で炙りエンガワを齧りながら、「一日中ずっと友達と一緒に過ごせるなんで久しぶりだなぁ、すごく楽しい」と隣に座る友人がニコニコと微笑んでいて、己も深く頷いた。大学卒業後、福島や新潟に行った友人まで集まって語り合えることなど滅多にない。祝福と旧友との再会が同居する幸せな一日だった。至福。



日記録1杯, 大槻ケンヂ, 日常

2015年5月22日(金) 緑茶カウント:1杯

オーケンのエッセイ本「おまけのいちにち(その連続)」発売記念サイン会に行ってきた。サイン会は十九時で、今は日付が変わって深夜一時を過ぎた頃。そしてこの時点になってようやく己は晩飯を食べていなかったことに気付いたのであった。胸がいっぱいになってしまって忘れていたのである。

まず「こんばんは~」と挨拶をしてくれ、己の話を聞いてくれ、答えてくれ、「○○さんって言うの~?」とサインを書きながら己の名前を呼んでくれ、握手をしてくれ、握手が終わった後も少し話す時間があって。感無量である。オーケンの声は穏やかで耳に心地良く、こんなにのほほんとした声の人がステージではひっきりなしに叫び続けているのだから不思議だなぁ、と改めて思うのであった。

嬉しいな。嬉しいな。嬉しいな。今も反芻しながら噛み締めている。嬉しいな。



未分類3杯, インストアイベント, 筋肉少女帯人間椅子, 非日常

タワーレコード渋谷店地下一階のイベントスペース「CUTUP STUDIO」。タワレコ渋谷店にはこれまでにも何度となく足を運んだが、この中に立ち入るのは初めてだ。こじんまりとしていて床に傾斜は無く、奥のステージはあまり高くない。己の整理番号は真ん中よりもやや前なので、ステージ前には既に人垣が出来ており、ステージを目に入れるのはなかなか難しかった。だが、左右の壁の見上げる位置にモニターが設置されており、イベント中はステージの様子が映し出されていたため、何とか観覧することが出来た。

イベントが始まると共に、ステージに現れる筋肉少女帯人間椅子のメンバー。上手から、ノブさん、おいちゃん、研ちゃん、オーケン、ワジー、うっちー、ふーみんの順である。まずは自己紹介を…ということでオーケンが仕切ろうとしたのだが、上手と下手がどっちか未だにわからないと告白。おいちゃんが、こちら側が下手だよと教えてあげていた。

ちなみに衣装はというと、人間椅子のメンバーは全員アロハ。ワジーのアロハはアメ横で買ってきたものだそうである。対して筋少はてんでバラバラな格好で、アロハを着ているのはオーケンだけだった。しかもオーケン、最初は特典のTシャツだけ着ていて、アロハは後でスタッフに持ってきてもらって上から羽織っていたので、筋少側のアロハ率はゼロになるところであった。この統一感の無さは素晴らしい。

衣装では無いが、特筆すべきは橘高さん。何と黒髪! 先週のアルージュのライブで黒く染めた…もとい、十八歳に戻った名残だそうである。「印象変わるね」「猫のテブクロのときみたいだね」とメンバーにコメントされていた。己の立ち位置からはモニター越しにしか観ることができなかったが、レアな姿を見られて得した気分である。

また、ジャケット写真で橘高さんが持っていたピンクのフライングVのウクレレは、オーケンが見つけて橘高さんが自腹で購入したものだそうである。

イベント内容はトークがメインで、最後に一曲アコースティックで「地獄のアロハ」が演奏された。トークは順番が前後するかもしれないが、印象的なところだけ書き記しておこうと思う。

まず「地獄のアロハ」の作曲者について。どこに誰の作った曲が使われているかを解説してくれるコーナー。作曲者はワジー、うっちー、おいちゃん、研ちゃん、ふーみんの五人で、クレジットされている順に各々の曲が使われているという情報は得ていたものの、どこがどれで誰だかまではわからなかったのでありがたい。

曲の出だしの「退屈な日々ふぁ~」のハワイアンなところはワジー作曲。ハワイアンなCDをいくつか買って勉強して作ったものだそうで、ワジーオリジナルとのこと。そして、「ウェルカムトゥーザダ~クサ~イド」から「ダダダッ!」で始まるところもワジー作曲。ワジー曰く、ここは「筋少っぽい」と言われることがたびたびあったそうである。オーケンは内田さんの曲っぽいと思ったらしい。

「ロコモコでも食べるか~い」からが内田さんで、ヘブンリーバージョンでピアノが入る、「こーこーろーのーくーらーやーみーにー」の箇所がおいちゃんで、ここに研ちゃんのリフが使われているそうだ。研ちゃんが「リフだけなのに名前入れてもらっちゃって…」みたいなことを言っていた。そして終わりのところが橘高さんだそうだ。ここまで混ぜたワジーがすごい。

それと今回、ドラムはノブさん一人ということで、「ドラムを叩くうえで、この人のはやりづらかったとかある?」という質問が。「えっ!?」と返答に窮するノブさんに、さらに「じゃあ合わなかったのは?」「人間的に合わなかったのは?」と畳み掛けるメンバー達が面白かった。

歌詞は「退屈な日々ふぁ~」「ロコモコでも食べるかい」「僕らは筋肉少女帯人間椅子」がオーケン。オーケンとワジー二人で作詞をするので、持ってきた歌詞そのままではなく、二人で調整していったらしい。そして当初「ロコモコ」はワジーによって別の言葉に差し替えられそうになったのだが、オーケンが「ロコモコは耳に残るから残したい!」と主張し、生き残ったそうである。

また「僕らは筋肉少女帯人間椅子」と曲中でいきなり自己紹介する歌詞にワジーは面食らい、いかがなものかと思ったらしいのだが、それをオーケンに指摘して良いか悩み、一度内田さんに相談をしたという話が面白かった。「まずは親友の内田くんに、ここについて言っていいか聞いてみようと思って…」と。内田さんはかる~く「大丈夫じゃな~い?」と答えたそうだ。

あと歌詞で、オーケンが「DEATH」という言葉を入れようとしたのだが、ワジーが「ネガティブな言葉をそのまま入れるのは良くない」と止めたらしい。その流れで犬神サーカス団の機材車が全焼した話になり、そのことを知らなかったオーケン「トークしている場合じゃないじゃん!」と驚いていた。

歌詞の話題の次はヒストリーブックの話だったかな? 内田さんと研ちゃんのベーシスト同士でどんな濃い対談が載るのだろう…と思って読んでみたら旅行の話と紅茶の話ばっかりだった! とオーケンや橘高さんが言っていたのが面白かった。ここで内田さんと研ちゃんが弁解。実際は濃い話もたっぷりしていたのだが、そこは使われなかったため、旅行の話と紅茶の話だけになってしまったそうである。

この紅茶の話はトークの後半でも蒸し返され、今度もし筋肉少女帯人間椅子でまた曲を作れることがあったら、紅茶をテーマにしよう! と冗談が飛ばされていた。

ジャケット写真の研ちゃんが異様にでかいという話題も出た。研ちゃん自身、でかいと思ったそうなのだが、何かのチラシに使うようの写真だろうと思ってスルーしていたらジャケットに使われてしまったそうである。ここでオーケンが、昔だったら情報が少ないから、地方の人は信じちゃうだろうね、それでライブで本物を観て「でかくないじゃん!」と思うの、というようなことを話して笑いをとっていた。

筋肉少女帯と人間椅子を絵画に例える話は興味深かった。筋少は空白恐怖症なところがあり、絵画で例えれば油絵。キャンバスの地の色が見えなくなるまで油絵の具を重ねていくスタイル。対して人間椅子は水彩画で、最初に描いた線が大事で、紙の色はもちろん、重ねた色も透けて見える仕上がり。この両者の違いの表現の仕方は実にわかりやすいと思った。それを意識しながら各々の楽曲を聴くとまた発見がありそうである。

筋肉少女帯も人間椅子も、「筋肉少女帯人間椅子」を今回だけで終わらせるのはもったいないと思っているようで、「毎年一曲ずつ新曲を出したら十年後にはアルバムを出せるね」「十年後だったら六十歳かぁ、還暦かぁ」「そのときは赤いちゃんちゃんこで」と夢のある話が広がっていた。「地獄のアロハ」は「筋肉少女帯人間椅子」の自己紹介的な曲なので、では、紹介したからには、見せ付ける一曲を作って欲しいなぁと思う。今後の活動が楽しみである。



日記録1杯, 日常

2015年5月15日(金) 緑茶カウント:1杯

あら嬉しい。片隅にひっそりと設置しているカウンターが六万を突破したようで。最近はどうにも更新頻度が落ちているが、今後もマイペースにやっていくので、お暇なときにでも覗きに来てくださいな。

今日は一つ、緑茶で乾杯!



日記録3杯, 日常, 筋肉少女帯

2015年5月14日(木) 緑茶カウント:3杯

発売日前日にフライングゲットしてから、筋肉少女帯人間椅子の「地獄のアロハ」を聴いて聴いて聴きまくっている。中でも筋肉少女帯がカバーした「ダイナマイト」を聴いて聴いて聴いて聴きまくっている。

原曲の「ダイナマイト」は、免許を質に入れ無一文になりながらも、なおも血眼になりながらパチンコを打ち続ける男の必死の形相が目に浮かぶ凄まじい楽曲だが、これをパチンコをやらないオーケンが歌ったものだから、怒涛の如く駆け抜ける演奏をバックに元気で楽しげでお気楽な声が響き渡るのだ。何とも言えない妙に味わい深いカバーである。原曲で歌われる男の隣で歌っていたらぶん殴られそうである。

そしてまた、己もパチンコを全く知らず、“「3」で当たれば小当たり”や“連チャン”が何を意味しているのかよくわからず、何と無くフィーバーしていることが感じられるものの、いや無一文になるくらいだからフィーバーはしていないよなぁ、とどういう状況なのか把握出来ないため、何度も聴いているのにいつまでたってもどこかぼんやりしている。曲を理解するためにはパチンコを勉強する必要があるだろう。まさかその必要性を感じる日が来るとは思わなかった。

しばらくはダイナマイトフィーバーが続きそうである。パチンコには行かないけれど。にーれんちゃん!