2014年3月10日(月) 緑茶カウント:1杯
じっくりと歯を磨くのが好きで、歯ブラシにも気に入りの品がある。だが、たまに冒険して他を試してみるのも好きだ。ブラシは固めのものが好みで、あまり力を入れず優しく磨くのが良い。
そして今日も冒険に出かけ、結果、口の内部に微妙な痛みを感じている。冒険は失敗だった。何だこの歯ブラシは。本当に歯ブラシなのかと問いたいくらいに固い。小型のデッキブラシじゃないのか、これは。
口の中を舌で辿ると、ところどころ薄皮がささくれだっている。削られたのである、歯ブラシに。歯を磨くとき、口の中でブラシを傾けて、歯と歯茎の間の溝をゆっくりとこすったとき、ブラシが頬の内側の肉に触れていたのだ。そして削れた、抉られた。おいおい何か頬肉がダメージ受けてんぞ、と思いつつ歯磨きを続けた結果薄皮に傷が付いた。途中で止めなかった自分は馬鹿だ。
解せないのはこの歯ブラシがなかなかメジャーなメーカーのものであるということで、つまりそれなりに需要があって売られているということで、これを愛用する人の口の中はどれほど頑丈なのだろう、と思いを馳せてしまう。それとも自分の口が脆弱なのだろうか。どうしたら鍛えられるんだ、ここは。
とりあえずこれは台所磨き用のブラシとして転生していただくことにする。もしくは転職。己はしばらく柔らかいブラシを使おう。口の中の薄皮が治るまで。あぁ痛い。