未分類0杯, インストアイベント, おそ松さん, 大槻ケンヂ, 非日常

土曜日にオーケンが活躍する仮面ライダーの映画を観て、日曜日に筋少のライブで爆音の中オーケンの歌声と面白MCに心を震わせ、そして月曜日の今日。ROOTS66のイベントでオーケンと増子さんのトークを聴き、大笑いして、さらに握手までさせていただく。こんな幸福を享受してしまって良いのだろうか。

会場はタワーレコード渋谷店のイベント会場。「あれ? タワーレコードが化けた鶴か地蔵を助けたかな?」と思うほど、前回のインストアイベントに続いて素敵な番号を割り振られ、じりじりと待って入場した先には並ぶ椅子と整理番号。椅子の背に整理番号が貼られていて、指定された席に座りましょうと指示される。自分は前から二列目でありつつも、斜め前がちょうど空いていたので視界がすこぶる良好。ちょうどオーケンと増子さんが座る席の空間がぽっかり空いて、非常に見晴らしの良い状況を手にしたのだった。

司会のお姉さんに呼び込まれて登場するオーケンと増子さん。背の高い椅子に座り、おそ松さんのエンディングテーマとROOTS66にまつわるトークを語りだす。その面白いこと! 時間は二十分か三十分か、ごく短いもので、後半で熱く語り止まない二人を司会のお姉さんが制して、それでもなお語りだす、というシーンが生まれるほどゲストの二人は盛り上がって喋っていた。さながらここがロフトプラスワンで、のほほん学校の一幕かと勘違いするほどに。

「おそ松さん」のエンディングを依頼されたとき、最初に歌詞を書いて提出したら「前向きすぎる」「クズニートの話なので」と明るすぎるという理由でダメ出しを喰らったことが新鮮だったと語るオーケンと増子さんが印象的だった。そうか、逆パターンはきっと慣れているのだろうが、「もっと後ろ向きに」と指示されるのは珍しかったのか。

「おそ松さん」そのものの話題は少なく、メインはROOTS66について。ROOTS66でグループLINEを作っていて、そこで歌詞作りをしているのだが、あるメンバーがそのグループLINEに詩を投稿することがたびたびあり、衝撃を受けたと語るオーケンと増子さん。このあたり、名前は出さない方が良いかもしれないのであえてぼかしておこう。

イベントについての突っ込みもあった。今日のイベントに集まったお客さんは、オーケンファンなのか、増子さんファンなのか、おそ松さんファンなのか。我々と握手できてこの人達はいったい嬉しいのか何なのか全く想像がつかないと語る二人。笑う我々。はっはっはっ。ご安心ください。ここに十年越しの筋少ファンのオーケン信者で、おそ松さんのブルーレイを全巻集めているおそ松さんファンがおりますよ。

何と言うか、自分のために開かれたイベントかと思ったね。

MVの撮影はレコーディングの後にわりとあっさり行われた話もあった。絵コンテを見せられていたのでだいたいどんな仕上がりになるかわかりつつも、砂漠やら何やらと言った大げさなスポットに連れて行かれなかっただけ楽だったらしい。いやあ、あのMVはとてもキュートで素晴らしかったね。ちなみに登場順は生まれ順とのこと。故に、「えっ!? いきなり友森昭一!? 格好良いけどいきなりギター!?」と驚く構成になりつつも、うまい具合にはまったそうだ。

面白かったのは、ROOTS66という同じ年に生まれたメンバーが集まったプロジェクトにも関わらず、オーケンが先輩扱いされているということ。早生まれで、尚且つデビューが早かったということで、一世代上の忌野清志郎と同年代かと思っていた、とメンバーに過剰に年上に思われていた衝撃もあったらしい。はたから聞けばびっくりだが、そういうこともあるんだなぁ。

ROOTS66が番組に出た話も。番組の枠は二時間もないのに、ボーカルが集まってトークをする場面で二時間準備され、結局二時間以上話してしまったそうだ。曰く、四十代であればまだギラギラしていて、互いにライバル意識を持つこともあろうが、五十代になるとのほほんと仲良くできるらしい。そして肝腎のトークは下ネタだらけで、しかも司会がリリーフランキーさんだったためリリーさんまで仲間に入り収集がつかなくなり、途中でメンバーのビデオレターが挿入されるもそれも下ネタでそれすら誰も聞いていない、というひどいありさま。アシスタントの女性はしらーっとしていて、いったいどこが番組で使えるんだ、という様相であったと言う。まぁ、楽しそうで何よりです。

ちなみにおそ松さんのエンディングのオファーをもらったときは、そりゃもう喜んで! という勢いであったらしい。オーケンはおそ松さんで赤塚不二夫、仮面ライダーで石ノ森章太郎に関わり、残りは手塚治虫! どのようにオサムシの牙城を崩そうか! と語り、ROOTS66で勝手に「火の鳥」をやってしまってはどうか、という話題が出て、具体的なキャスティングまで話にのぼり、非常に面白かった。

トークの後は握手会で、荷物をきちんと脇に置いて手ぶらで参戦するという厳粛なシステムにドキドキしつつ、頭の中で話したいことを考えたものの、ものすごい早さで流されて行くため言いたいことを全て伝えることは出来なかった。増子さんにはこれを言いたい、と思っていたものの、増子さんに「良いお年を!」と言われた途端頭が真っ白。「ありがとうございます、ありがとうございます」と壊れたテープレコーダーの如く繰り返すしかない機械に成り下がった。

オーケンには何とか想いを発することが出来たがその時間の短いこと! しかしじっと目を見て手を差し出してくれるオーケンのありがたさったら。今回、プレゼントを直接渡すことは禁じられていたため手紙はプレゼントボックスに入れるしかなく、それは残念ではあったが、ぎゅっと握った手のやわらかさは感触として記憶に残った。

そして。そして、だ。「え、もしや」と思いつつ。トークの時も握手会の時も、「あ、これって」と思いつつドッキドッキしていたため確証を掴めなかったが、イベント終了後にタワーレコードがアップしてくれた写真を見て「あ」と確信を得る。おーけんのきているしゃつとおなじやつ、もってる。わあ。わあ。わあ! 本人が買ったかわからない。ファンからのプレゼントかもしれない。でもびっくりした。心臓が爆発するかと思った。いや、もともとオーケンの着ているシャツ良いな、と思って調べてそのブランドが好きになって、それでちょこちょこ買うようになってって経緯だから、ありえる話ではあるのだが。あるのだが。

我ながら気持ち悪いファンだなぁと思いつつ。握手の余韻に浸りつつ。幸福な時を噛み締めたのであった。
あぁ、ありがとう。



未分類0杯, 筋肉少女帯, 非日常

あぁ、最高に楽しかった。

明日はオーケンが参加しているプロジェクト「ROOTS66」によるおそ松さんのエンディングテーマ「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」の発売記念インストアイベントがある。内容はトーク、そして握手会。登壇するのはオーケンと怒髪天の増子さん。違うイベントではあるが、ライブの翌日握手会に行ける機会なんぞ滅多にない。せっかくなので今日のライブの感想はオーケンへの手紙にしたためよう。

そのうえで、ここに書き記しておきたいこと。ニューアルバム「Future!」発売記念ライブのツアーファイナルを迎えた今日。発売から毎日、一ヶ月以上もの間一つのアルバムを聴き続ける日々を送るほど夢中になっているこの曲を、一つのライブで全て聴けるのはきっと今日が最後だろう。故に全力で盛り上がり、全力で楽しんだ。のっけからオーディエンスを波に乗せる「オーケントレイン」「ディオネア・フューチャー」で高々と天に向けて一本指を立て、「脳Wi-Fi!!」と大声で叫ぶ気持ち良さ。かと思えば懐かしの一曲「新興宗教オレ教」ではうっちーの妖しいベースが地を這うように響き、赤と紫のライトがステージを色濃く染める。

今日のライブはニコ生のカメラが入っているとのことで、一月に放送されるそうだ。オーケンはニコ生を意識した軽快かつ抱腹絶倒のトークを繰り広げ、通常のライブよりもさらにサービスが入っていたように思う。名古屋のライブで新幹線のチケットを失くし、自費で現地に向かったエピソードを語ったときの、新幹線代「いちまん、いっせん、きゅうじゅうえん!!!!」のシャウトの格好良さと美しさの迫力と言ったら。一万一千九十円に使うにはもったいないほど素晴らしいシャウトだった。あんなに格好良い一万一千九十円を聞くことは今後二度と無いだろう。

「エニグマ」ではトコイトコイと妖しく盛り上がり、「奇術師」はエディのピアノから始まるライブならではのアレンジ。途中途中、橘高さんのギターの調子が心配になる場面もありつつも、しっとりと聴き入る時間がとてつもなく気持ち良かった。

特筆すべきは「サイコキラーズ・ラブ」。オーケンがね、冒頭を噛み締めるように、語るように歌ってくれて、それがとても胸に響いたんだ。目の前にいる大事な人に、こんな悲しい人がいるんだよ、と一所懸命伝えようとしているような。そんな語り口だったのだ。

今日はオーケンの声が絶好調で、「へー筋肉少女帯のライブをニコ生でやるのか。よう知らんけど観てみようかしら」と観た人がズキュンと一目惚れしてしまうのではなかろうか、とその後の人生を心配してしまうほど格好良かった。アイメイクも普段よりも濃い目で実に美しかった。

久しぶりの「バトル野郎~100万人の兄貴~」を楽しみつつ、「T2」で大爆発。この盛り上がりはすごい。個人的に、釈迦やサンフランシスコと同等の盛り上がりだったのではなかろうか、と思う。新曲とは思えない爆発力で、全力で「異議なし!!!」と叫び、大暴れできて非常に楽しかった。

アンコールでは「人間嫌いの歌」を。「告白」を歌ったその日にこれを歌ってくれる筋肉少女帯が大好きだ。「3歳の花嫁」で涙腺を刺激されつつ、最後は「釈迦」で爆発して終了。おいちゃんのペットボトルシャワーによる冷たい水飛沫とおいちゃんの笑顔を存分に浴びたとき、肺の中身の空気が全て入れ替わったような心地がした。

今日のライブのMCは特に、爆笑ポイントが盛りだくさんだったのだが、中でもすごく好きだなと思ったのはエディの話。エディはオーケンが出演している仮面ライダーの映画を初日に観に行ってくれたそうだ。自ら前売り券を買い、劇場に赴き、「すごく良かったよ!」と熱くオーケンを絶賛するエディ。さらに、劇中であと少しというところでオーケン演じるカイザーの野望が潰えたことを惜しみつつ、もし野望が叶ったらきっとすごく寂しいよと語り、後の世界には内田さんもおいちゃんも橘高さんも長谷川さんもいないことを切々と訴える。

もうたまらない。作り手からしたら、こんなにありがたい話はないだろう。エディは朗読CDにしろ仮面ライダーの映画にしろ、自分でお金を出してがっつり堪能して全力で感想を言って力強く褒め称えてくれる。こんな友人を持てるなんてどんなに幸せなことだろう。エディ、素晴らしいなぁ。

そして今日のライブの全てが終わり、余韻に浸りながら外へ向かおうかとしていたときのこと。「とれましたか? 良かったら」と見ず知らずの人が、笑顔で己に橘高さんのピックを差し出してくれたのだ。びっくりした。神様かと思った。きっとその人は複数枚手に入れることができたと予測できるが、まさかこんな風に全く知らない人から優しくしてもらえるとは夢にも思っていなかっただけに感動した。

手のひらにはピックが一つ。嬉しかった。嬉しかった。己もいつか同じようなことがあったら誰かにピックを差し出そう。最高のツアーファイナルがさらに彩られた瞬間だった。



未分類0杯, M.S.SProject, 非日常

昨日は居住まいを正してオーケストラを聴き、今日はペンライトを振り回してライブを楽しむ。音楽を楽しむ点こそ共通するものの、随分色が変わるものだ、とその違いの楽しさを噛み締めながらふわふわと帰路に着いた。

もしかして新譜発売記念ツアーかしらん、と期待したもののそういった告知はなく、しかしライブがこうして定番化したのは嬉しいなぁ、と思っていたら新曲発表のサプライズがあり、いやーもうこういうのってどうしたって嬉しくなっちゃうからね。きっくんの発表にわあっと盛り上がって、黄色に輝くペンライトを高々と掲げたのだった。

いろいろな意味で面白いライブだった。それは個人的なことも大きく影響する。ちょうど一ヶ月前に筋肉少女帯の新譜「Future!」が発売され、それから家にいる間は寝るときと風呂に入るとき以外、ひたすら「Future!」を聴き続ける生活をしていた。移動中もエンドレスリピートしていて、「Future!」以外の曲は何も耳に入らない状態をほぼ一ヶ月間続けていた。それはそれほどまでにそのアルバムに魅入られ取り付かれたためであるが、ふと冷静になってみるとまるで中毒患者の如く夢中になって聴き続けていたと思う。

そうして昨日、平沢進の楽曲をカバーするオーケストラに行ったとき。久しぶりに「Future!」以外の曲を聴いて、ざぁっと景色が広がるような、かつては知っていたのにすっかり忘れていた色彩を思い出したような、不思議な感覚に囚われたのだ。あぁ、そうだ、自分はこういった音楽も愛してるんだ! と視界が開けた感覚があった。

しかし家に帰ってからはまた「Future!」「Future!」「Future!」で、お前は中毒患者か何かかよ、といった勢いでエンドレスリピートし、今日、M.S.S. Projectのライブに行って。オープニング映像でわははと笑い、ほほうとゲーム実況を眺め、幕間動画で「わかるわー川崎と言ったらヴェルディ川崎を連想するわー」とうんうんと深く頷き、音楽ライブが始まった瞬間。パキッと目の前の空間にヒビが入り、ガシャンと勢い良く割れて、「あ、そうだ、これ! 好きなやつだ!!」と世界が広がる感覚を抱いた。それはまるで洗脳を解かれたかのような感覚。いや、洗脳されていたわけじゃあないんだが。好きな音楽を自発的に聴いていただけなのだが。ただ、あまりにも囚われていたので。

一つのアルバムに囚われている状態で他のミュージシャンのライブを楽しめるだろうか、という小さな不安が胸の底にあったが、杞憂であったとわかって嬉しい。そうだ、そうなんだ。自分は好きなものをいくつも持っていて、その一つを堪能できる日が今日なんだ!

屈託なくわははと笑えるのはとても幸せなことだと思う。特に今回のライブのオープニング映像は実に凝っていて素晴らしかった。メンバーのそれぞれが担当の色を持つM.S.S. Projectは確かに戦隊もののそれに似ている。しかしまさかあそこまで本格的に、着ぐるみの怪人と爆薬を用意して演出しようとは誰が想像できただろう! 各人が変身するときの決め台詞も面白く、中でもeoheohの「自然が憎い! グリーン!」という台詞には腹を抱えて笑ってしまった。変身して衣装をチェンジしたのに、もともと着ていた衣装がきちんとハンガーラックにかけられていて、変身を解くために普通に着替える演出も面白い。あの草がわさわさ生えた空き地にハンガーラックが置いてある光景だけでも笑いを誘うのに、時間をかけていそいそと着替えるシーンが挿入されては笑わないわけがない。

オープニングの後はゲーム実況タイムへ。今回プレイされたのはドット絵が懐かしいアクションゲームと「地球防衛軍」の二つ。アクションゲームの方はプレイしたことこそないものの、慣れ親しんだ画面だったため楽しんで観ることができた。キャラクターを選択し、四人同時に戦って勝者を決める単純な内容だ。最初はサッカーの会場が舞台で、ゴール前でサッカーもせず殴り合いをするなんて不思議なゲームだな……と思っていたら、シュートを決めたら他のプレイヤーにダメージを与えられるシステムだとわかりびっくりした。なるほど、ちゃんと意味があったんだな。

二つ目のゲームは「地球防衛軍」。これは十年ほど前に友人の家で観たことがあってぼんやり知っている気分であったのだが、思っていたのと全然違うゲームでびっくりした。記憶では人類が巨大なアリに立ち向かうゲームだったような気がするが、アリもいるがもっとすごい化け物もいて、人類の方も何か格好良い姿になっていて、「あれ? どっちかって言うとカルトなゲームだと思っていたけどもしかして違うのか……?」と混乱した。

ゲーム実況が終わり、メンバーがステージからいなくなると幕間動画へ。以前にも書いた記憶があるが、こういう動画を用意してくれるのは非常にありがたい。待ち時間にも楽しませてくれようとする彼らのサービス精神に感謝である。

内容は川崎のヒーローと怪人を各々作り、勝者を決めようというもの。あろまほっとが描いたのは干し柿を持ったラガーマン、KIKKUN-MK-IIは右肩に川崎フロンターレ、左肩にヴェルディ川崎のマスコットをつけたラモス瑠偉。あー、小学校の頃ラモスの大ファンだったんだよなぁ自分……としみじみ。で、この二名がヒーロー。怪人を描いたのはFB777とeoheohで、FB777はやたらパースのきいたかりんとう饅頭の化身に、eoheohは湘南の……言わぬが花でしょう。「(モチーフに)有名人多すぎねぇ!?」という突っ込みがなされ、様々な裏切りの挙句、最終的に勝ったのはあろまほっとの描いたヒーローだった。ちなみにこのヒーローにも「けんぷファー」というモチーフがあるらしいが、詳しくないのでわからなかった。

そしてついに、音楽ライブへ! ちなみに本日のセットリストはこんな感じだ。わからないものもあるがご容赦を。


かっこいいインストゥルメンタル(知らない曲)
ENMA DANCE
ボーダーランズのテーマ
Egoist Unfair
THE BLUE

Glory Soul
Phew!
KIKKUNのテーマ

WAKASAGI
ReBirth
M.S.S.Party
M.S.S.PHOENIX(新曲)

~アンコール~
L4Dのテーマ(ダンス)
M.S.S.Phantasia
We are MSSP!


全体的に定番曲で固められたセットリストであったが、その中に「WAKASAGI」「ReBirth」、そして新曲「M.S.S.PHOENIX」があったのが嬉しい。二曲目の「ENMA DANCE」ではあろまほっととeoheohによるマリオネットのパフォーマンスも。

「ボーダーランズのテーマ」はライブでしか聴いたことがないのにコールの一部を覚えてしまった自分自身にびっくりしつつ、思いっきりペンライトを振り、「ぶっとばせーー!!」と叫ぶ楽しさよ。そうだそうだ、ぶっとばせー!!!!

「Egoist Unfair」を聴いて思ったのは、初めてライブで聴いたときよりもずっと声が出るようになっているなぁ、ということ。嬉しい発見である。これはどうにも歌いにくそうな印象があったのだ。

「THE BLUE」で視界が青色に染められるのを楽しみつつ早口の初音ミクの歌唱に聴き入る。この日自分は二階席で、「立ち上がらないでください」と指定された位置であったために腰を下ろしたまま観戦していて、立ち上がりたい衝動に何度駆られたかしれないが、この美しいペンライトの海を堪能できるならまぁいいか、とも思った。

「Glory Soul」はあろまほっととeoheohが剣を取って戦う演出があり、実に海賊らしくて格好良かった! 映像演出も素晴らしい。ステージに設置された大画面に映るのは舟の舳先と大海原に、青い空。まるでステージが甲板であるかのように見えるのだ。いいなぁ、こういうの。楽しくならないわけがないよなぁ。

「Phew!」では一転、草原が映し出され、パントマイムを演ずるあろまほっとeoheoh、そして最後ゾンビに襲われる二人。襲い掛かるゾンビが映像に映し出されることで、この和やかで楽しい曲がゾンビ曲だったことを思い出す。しかし何でこれがゾンビ曲なんだろうなぁ。

毎度お馴染み「KIKKUNのテーマ」はいつだって楽しい! 黄色いペンライトを振って「きっくん! きっくん!」と叫ぶときの多幸感! シンプルイズベストってこのことだなぁ、とつくづく思う。特にきっくんファンにはたまらないだろうなぁ。

「川崎」に似ている曲を……ということで始まった「WAKASAGI」は、己の大好きな一曲で、今日この日にフルで聴けたことがたまらなく嬉しい。「M.S.S.Phantasia」が発売されたとき、何度エンドレスリピートしたことだろう! この曲の他には何も音楽を知らない、と思われるほど聴いていた。キュートな歌詞とFB777の伸びやかな歌声がたまらなく心地良いのだ。

前半は声が出づらい様子もあったが後半はのびのび歌っていて、あぁ、聴けて良かったなぁ嬉しいなぁ……と思っていたら「ReBirth」まで! これも大好きで、初音ミクの歌声を今まで「音」と感じていたのに、「声」として聴き取った初めての曲なのだ。この曲のとき、あろまほっととeoheohが絵を映し出す光る棒をくるくる回していて、その演出がまた可愛らしくて、心がふわっとなった。

「M.S.S.Party」で盛り上がり、本編最後の一曲は新曲「M.S.S.PHOENIX」。曲に入る前にきっくんが新曲の披露をサプライズで発表しようとしたものの、うっかり自分で曲名をバラしてしまうシーンがあり、FB777がフォローすることで時間を巻き戻す寸劇も発生して微笑ましかった。「M.S.S.PHOENIX」はきっくんの曲かな? ロックテイストの楽曲に思えた。

アンコールでは驚いた。拍手に呼び込まれステージに登場するサポートメンバー。真っ暗な視界。しかしいつの間にかM.S.S. Projectのメンバーもステージに待機していたらしい。パッと放たれるスポットライトの中心にFB777、KIKKUN-MK-II、あろまほっと、eoheoh。そして四人が息を合わせて踊り出す! わっと湧き立つ会場! 「ゾンビ!」と叫ばれる合いの手! これには本当にびっくりした。

彼らが音楽ライブとは違うライブを行っていることは知っていて、そこでダンスを披露していることも耳にしていた。しかしそれを目の当たりにしたのは今日が初めてで、ゲーム実況と言うインドアな取り組みからスタートしたとは思えない動きとアクション。一挙一動が全て揃っているわけではないものの、ここに至るまでの努力を思うと計り知れないことは予想される。だって、己は彼らとほぼ同年代で、ここ最近がっつり体力の低下を感じているんだぜ。すごいよ、本当に。

「M.S.S.Phantasia」で楽しく盛り上がり、「We are MSSP!」で締め。毎度のことながら、カラフルなテープがバーンと空間に放出され、舞い落ちる様のなんと美しいことか。二階席の目の高さまでテープは昇り、その影は脇の壁に色濃く映った。揺れながら落ちる影を目で追って、カラフルに染まる会場を見下ろして、あぁ、綺麗なものを観ると心が洗われるなぁ、と思った。

最後は写真撮影をしておしまい。あの写真に写る光の一粒が、もしかしたら自分かもしれない、と思うと嬉しい。名残を惜しむようにステージに残ったメンバーは客席に結んだタオルを目一杯投げた。eoheohとKIKKUN-MK-IIのタオルは二階席に届かんばかりの勢いで、それを目で追うのも楽しかった。

ということで非常に楽しかったのだが、一つだけ、一つだけ! あろまほっとさん、あの、下顎なくなったじゃないですか。いや、チャンネル放送で下顎がなくなった件は知ってたのだが、生で改めて見るとやはり寂しい。いやでも髪型変えるようなもんか。改造だもんなぁ。

そのうえで気付いたこと。あれは般若というよりも骨に近い印象を己は抱いていたらしい。言うなれば、ポケモンのカラカラのような。漫画「BLEACH」のアランカルの面々のような。顔の上に乗るドクロの仮面。あれが実に格好良いなぁと思っていたようだ。そうして今、下顎が無くなってちょいと寂しいなぁと思っている。人間の顎を覆う骨の顎、あの構造って結構魅力的じゃあないかしら。そんでもって今の下顎を落とした姿は、般若と言うよりもマスカレードのそれのようで、また印象が変わるなぁと感じるのである。

ちなみに自分は週に一度一週間分の常備菜を作ることを習慣にしていて、その際にM.S.S. Projectの面々が飲み食いしながら喋っている動画をラジオ代わりにすることが多い。調理にはおよそ二時間かかるので耳で楽しむのにちょうど良いのだ。あの動画、良いよね。



未分類0杯, 非日常

還弦主義8760時間という、ヒラサワ自身の楽曲をシンフォニックにアレンジするプロジェクトで発売されたアルバム、「突弦変異」と「変弦自在」。この二枚はオーケストラテイストでありながらも演奏するのは機械の演者。人間による生演奏を想定していないそれは「できるものならやってみろ」と言わんばかりのアレンジで、無限に鳴らされるシンバルに半笑いになりつつ魅了されたのも記憶に新しい。

その「できるものならやってみろ」に応える人々がいようとは、いったい誰が想像できただろうか。

「Switch On! Orchestra」はヒラサワの楽曲をオーケストラで演奏してみたい、とアマチュアファンが集まって試奏会を企画したことから始まったそうだ。その人数は百名を越え、ステージにずらりと並ぶヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サックス。ホルン、トランペット、トロンボーン、バストロンボーン。テューバ、打楽器、ピアノ、ハープ、筝、二胡、三味線、エレキギター。エレキベースにドラムに電子バグパイプ。そして天井まで聳え立つパイプオルガンと、ソプラノ、アルト、テノール、バスのコーラス隊。よくここまで集まったものだなぁとしみじみする。

通常のライブであればステージには演者がいて、ステージを見つめるファンがいる。しかし今回ステージに立っているのはファン、ステージを見つめるのもファンで、演者の家族を除けばほぼファンしかいない空間という密度と熱量。ヒラサワへの愛を放出する演者とその愛を受け取るファン。常にはない面白い構図である。

場所は所沢市民文化センターミューズアークホール。駅から銀杏並木を十分ほど歩いてすぐのところにあるホールだ。自分はライブには頻繁に行くがオーケストラを観たことはほとんどなく、のだめカンタービレの知識しかない。よってまず、建物の内装の違いに面食らった。おお、正面にパイプオルガン、そして両脇に天使の像。いつも見ている聳え立つマーシャルアンプの壁とは全く違った光景だ。

プログラムは第一部と第二部で分かれ、第一部はアニメ作品からのサウンドトラックメドレー。Amiga起動音の再現というニクイ演出から始まり、一曲目は「山頂晴れて」! ここでうっかり、あの音を聴いた途端ガバッと条件反射で拳を振りぬきそうになってグッと全身に力を込めて席に縮こまった。危なかった。ここはライブハウスじゃなかった。

ちなみに自分は前から四列目の席だった。かなり前だがステージよりも低い位置なため全体を見渡しにくかったのが惜しい。会場にもよるかもしれないが、オーケストラのコンサートは前方よりも後方からの方が見やすそうだ。

演奏が始まり最初に思ったのは「音が小さい」ということだったが、それはライブハウスの爆音に慣れているからだろう。だが、「ASHURA CLOCK」と「MOTHER」は曲調もあって迫力があり、音の強弱も激しくて聴いていて実に楽しかった。躍動感がたまらない。

コーラス隊はもともとの楽曲にあるコーラスを再現することもあれば、楽器としての声の役割に徹しているシーンもある。歌詞を歌っていたのは「Sign」と「現象の花の秘密」だったかな。歌詞を歌っているときはノリノリで、楽しさが溢れんばかりの表情になっていて微笑ましかった。あぁ、大好きなんだなぁ。

上記の「Sing」「現象の花の秘密」のような例外もありつつ、基本的にヒラサワのボーカルパートはなく、ボーカル部分はヴァイオリンなどで再現されている。そして聴きながらふと思ったのは「SWITCHED-ON LOTUS」から切なさが消えているということだった。歌詞が頭に再生されるのに、堂々としていて格好良く聴こえるのだ。今まで「SWITCHED-ON LOTUS」をインストで聴いたことがないだけに気付かなかったが、これは曲だけ抜き出すと「格好良い」印象を与える曲なのかもしれない。

そういった小さな発見も嬉しい。

「ASHURA CLOCK」から「Timelineの東」に移ったときの曲調がガラリと変わる感覚が楽しい。この会場にはヒラサワのファンだけでなく、演者のご家族もたくさん来ているようだった。己の隣の席のご夫婦もお子さんの晴れ姿を観に来たようだ。指で丁寧にプログラムを追って、どの曲を演奏しているのか把握しようとしている姿が愛おしい。この方々にとっては、もしかしたら今日この日がヒラサワ楽曲との初対面かもしれない。オーケストラを組んで演奏したいと思うほど好きな楽曲のそれぞれを知ってどんな印象を抱いただろうか。興味深い。

演奏だけでなく、差し込まれる小ネタも素晴らしかった。演奏終了後にステージ袖から現れたのは、まさかの会人のマスクを被ったスーツの男。抱えたダンボールを指揮者の志村健一氏に指し出し、蓋を開ければ中から出てくるのはスプレー缶、そしてハエの舞う音! 志村氏がスプレー缶を握り、ステージを舞うハエの音に向けて噴射する遊び心。そしてさらに、もう一つダンボールが運ばれ、開けてみれば見事に再現された銀色のノモノス! ここでも志村氏が「ハーンド、マイク★」と声高らかにノモノスを天へ掲げてくれた。何て良い人なのだろうか……。

「CHEVRON」での「ギュィイイイイイン」という音の再現も素晴らしかった。つくづく、ステージ全体を見渡せなかったことが悔やまれる。細かい音の一つ一つがどの楽器から、どの動きから発せられていたのかこの目で確認したかった。楽器に詳しくないため、気になる音があってもそれがどの楽器のものなのかわからないのだ。

全体を通して耳に残った軽やかな「ポンポンポンポン……」という音がすごく好きだったのだが、あれは何の楽器だったのだろう。鉄琴か木琴か、そういった楽器のような気がするのだが、わからない……。

そういえばオーケストラと馴染みが薄いため、指揮者とはこんなに頻繁に出たり入ったりするものなのか……という驚きもあった。忙しくて大変そうだ。

いつかヒラサワの楽曲を本物のオーケストラで聴いてみたい、と夢のように思ったものだが、まさかその夢が現実になるとは思わなかった。それは同じように、いつかヒラサワの楽曲をオーケストラで奏でてみたい、と夢のように思った人々がいたからで、それを夢に留めない実行力があったからだ。これだけの人数を揃え、準備を整え、開催までこぎつけるのは並大抵のことではなかったに違いない。

次があるなら次は是非、有料での開催を。今度こそお金を払って観せていただきたい。



【第一部】
Switch On!
AmigaOS4.0起動音

山頂晴れて

千年女優メドレー
~千代子のテーマ
~縦列風
~Run
~ロタティオン[LOTUS-2]

パプリカメドレー
~パレード
~暗がりの木
~逃げる者
~追う者
~白虎野の娘

妄想代理人メドレー
~夢の島思念公園
~幸福
~勇者
~夢の島-期待
~白ヶ丘-マロミのテーマ

【第二部】
ベルセルクメドレー
~Sign
~Ball
~BEHELIT
~Monster
~Fear
~EARTH
~BERSERK -Forces-

賢者のプロペラ
SWITCHED-ON LOTUS
ハルディン・ホテル

Aurora3
CHEVRON
ASHURA CLOCK

Timelineの東
現象の花の秘密
幽霊船
クオリア塔(HG-G)

ナーシサス次元から来た人
万象の奇夜
MOTHER
WORLD CELL

~アンコール~
現象の花の秘密(観客のリクエスト)
バンディリア旅行団



未分類0杯, 筋肉少女帯, 非日常

思いがけずもこの日は普段の五倍はストレスがかかる日で、「すらすら漢字が書けるなんてすごいですね。パソコン使えないんですか?」という脳が腐ったような問いかけを連発され精神が疲弊していたのだが、ライブ後、蓄積された疲労とストレスは全て霧散し、ただただ楽しかった多幸感を胸に抱きしめ、終演後会場にかけられた「気もそぞろ」を聴きながらふわふわと歩いたのだった。

開演前に物販に並び、欲しかったグッズを手に入れてドリンクカウンターに行き、ホットドッグとビールを両手に持っていそいそとベンチに腰を下ろした。ホットドッグは生地がもちもちしていて思いのほか美味しく、ビールがシュワシュワと咽喉をくすぐり徐々に疲労を溶かしていく。鞄の中には買ったばかりのディオネア模様のTシャツとタオルに、缶バッヂ、そしてオーケン弾き語りCDにオーケン物販のディオネアシャツ。今日は嫌なことがあったがこうして会場に来ることができたし物販も買えたしビールも美味い。よっしゃ。気を取り直してライブを楽しもう!

しかし、気を取り直そうと努力をする必要もなく、最高に楽しいエンターテイメントによって己の笑顔は満開になったのであった。

発売日から毎日毎日、飽くことなく聴き続けた新譜の発売記念ライブ。どのアルバムも大好きだが、とりわけこの「Future!」は自分にとって特別なものに感じていた。それは偏に「告白」の存在が大きいだろう。自分は決して「告白」で描かれる人物そのものではないが、何とも言えない居心地の悪さ、努力して擬態した結果完璧に仲間と勘違いされる自業自得のしんどさに苛まれることが少なくない。この歌は決して救いを提供するものではないが、「あ、オーケンの視界にはいるんだ、こういう人が」と感じさせられることこそが救いそのものなのである。

EXシアター六本木のやわらかな椅子に腰を沈め、開演のときを待つ。そして照明が落とされたかと思うと会場に響き渡るのは歓声と「週替わりの奇跡の神話」! 喜び勇んで席を立てばステージにメンバーが現れ、始まったのはアルバム一曲目の「オーケントレイン」!

ライブで初めて聴いていることが嘘のように自然と合いの手の拳が入るのは、何度も何度も聴き続けたからだ。「ガッタン!」「ゴットン!」「シュポシュポ~」って、なんて可愛らしい合いの手なんだろう! 最後の語りもがっつり語ってくれて嬉しかった。

二曲目の「ディオネア・フューチャー」では何と! マイクを片手に黒尽くめのエディが上手から現れ「無意識! 電波! メッセージ!! 脳! Wi-Fi!!」と低いシャウトを響かせながらステージを横断するサプライズ!! あまりの格好良さに思わず悲鳴が出てしまった。エディに心臓を撃ち抜かれた……。

人から箱男まではアルバム順で、ここから急に「ハニートラップの恋」へ! そして次が意外な一曲「新興宗教オレ教」! 腕を前に出し、両肘を触るあの「UFO」のポーズをとるオーケン。この曲、もしかしたらライブで聴くのは初めてかもしれないなぁ……と思っていたらすごいことが起こった。

オーディエンスに対し、この曲を覚えているかい? と問いかけ一緒に歌うことを促すオーケンだが、思いっきりズレたのである。「あれ? 今日はこういうアレンジ……なのかな?」と疑問に思うもやはり何かがおかしい。しかし流石の筋肉少女帯。ズレたまま完走しきったのである! これ、楽器隊は焦っただろうなぁ……。

「これでいいのだ」でタオルを振り回し、「わけあり物件」「エニグマ」へ! 妖しさと格好良さが共存する素晴らしいステージで、楽器隊に見入りつつ、ドラム台の上でシャウトを続けるオーケンにゾワゾワし、本当にもう、目が足りない! 生の迫力にただただ圧倒された。

「告白」「奇術師」「サイコキラーズ・ラブ」は着席して聴いた。「告白」で無限に繰り返される「テレテレテレテレ」は録音で、さもありなんと思いつつこれも生でやってほしかったなーと思った。

「奇術師」はじっくりと橘高さんのギターが堪能できて幸せだった。以前「家なき子と打点王」をライブでやるときに、冒頭で橘高さんのギターソロがあってあれが最高に好きで、またやってくれないかなぁ、と願っていただけに嬉しい。ミラーボールがくるくる回り、鱗のような白い光が会場をくるくる泳ぎ、その中でしっとりともの悲しい、胸を締め付けられる音色が響きわたる。ほう、と自然ため息が出た。

ついにバンドバージョンで聴けた「サイコキラーズ・ラブ」。聴きながらこれはサイコキラーに向けた曲ではなく、サイコキラーではないけれど、居心地の悪さを感じている人々のための曲なのだろうなぁ、と思った。

「イワンのばか」で立ち上がって大いに盛り上がり、久しぶりの「心の折れたエンジェル」! 「釈迦」でシャララシャカシャカ大暴れし、本編最後は「T2」! 「異議なし!!」と思いっきり拳を振りぬく気持ちよさよ。濁流を泳ぎきったような清清しさがあった。

アンコール一曲目は「3歳の花嫁」で、やはり涙腺が刺激された。「いくら3歳とはいえ人生における大事なイベントを父親とってどうなんだ、大丈夫か」と父親と娘に対し不安になる物語で、最後まで聴いたところで父親の印象が好転することも特にないのに、「空に向かって手を振るちっちゃな手の愛らしさ」で感動させられてしまうこの曲はすごい。

「人間嫌いの歌」が始まったときはニヤッとした。「告白」をやったその日にこの歌をうたう、そんなオーケンが大好きだ。

最後は「サンフランシスコ」で思いっきり飛び上がって締め。座席ありのライブだと前後左右に空間があるので思いっきり飛べて嬉しい。

MCではオーケンが仮面ライダーに出演する話と、ラジオで一番受けるのはパンの話、ということで繰り広げられるパントークにおいちゃんが「物パン」とうまいことを言ってオーケンを驚かせる、などなど盛りだくさんで、毎度のことながら大いに笑い、叫んで、飛んで、そりゃあもうストレスなんかどこかに吹っ飛んでしまうよなぁ。

開演前にドリンクチケットを引き換えたがどうしても余韻に浸りたくてビールを一杯買い、ふわふわしながら呑んだ。咽喉の奥で炭酸がシュワシュワ弾けた。美味しかった。何もかもが心地良かった。


オーケントレイン
ディオネア・フューチャー

人から箱男
ハニートラップの恋
新興宗教オレ教

これでいいのだ
わけあり物件
エニグマ

告白
奇術師
サイコキラーズ・ラブ

イワンのばか
心の折れたエンジェル
釈迦
T2

~アンコール~
3歳の花嫁
人間嫌いの歌
サンフランシスコ