日記録0杯, 日常

2014年10月22日(水) 緑茶カウント:0杯

考えたくもないことなど考えなければ良いのだが、己の脳はそれを許さず、ただ、ままならないなぁと嘆いている。

何かのときのため、いつでも駆けつけられるよう健康維持に努めたいところで、阿呆なことを考えて笑って食べてよく眠ることが必要だが、どうにもそれがままならない。

家族の病状が芳しくない。ずっと闘病していたが、それでも元気だったのだが。車や自転車が無くてもどこへでも歩いていける健脚の持ち主で、散歩と称してどこまでもどこまでも歩いていく人だったのに。

あぁ、悲しい。



日記録0杯, 日常

2014年10月19日(日) 緑茶カウント:0杯

「ウヲはいっつも一枚少ないよねえ」と言われたのは確か大学時代。サークルの友人数人で駄弁っていたときのこと。時は晩秋。肌寒さを感じ、それを口にしてさもありなんとばかりに返ってきた言葉で、周囲の友人もうんうんと頷いている。己は薄手のパーカーに長袖のシャツを一枚、それにジーンズという出で立ち。友人達はと言うと厚手のジャケットの下にニットを着込んでいたり、中にはマフラーを巻いている者も。あぁ、確かに少ない。そして少し遅れている。

そのとき自覚するまで気付かなかったのだが、自分は服の枚数を増やすタイミングが人より少しずれていた。春は春服だ。夏は夏服だ。しかし九月の終わりから十月の初めまで夏服のままで、十月の終わりからようやく九月頃着るにふさわしい服を着始め、いよいよ寒くなった頃、帳尻あわせのように冬服を着込む。よって、人より着る枚数が一枚少なく、さらに困ったことに、首に綿百パーセント以外の布が触れると痒みが発生するため冬でも首回りが開放感でいっぱいという有様。傍からは寒々しく見えていたそうだ。

また、見えるだけでなく、自分自身も寒かったらしい。全く気付いていなかったが。

去年から咳喘息を患い始めた関係もあり、意識して服を着込むようにしているのだが、すると調子が良いのである。どうやら他の人が「寒い」と判断している温度を「普通」と認識していたものの、体はしっかり冷えていたらしい。ちゃんと着込んだ方が具合が良かった。

と、気づいたのが今年であり、無頓着にも程があるな、と認識しつつ、今年は珍しくちゃんと着込んでいる。齢二十八にして人間らしくなれて嬉しい。



日記録0杯, 日常

2014年10月18日(土) 緑茶カウント:0杯

買い物のついでに何となく寄った中古CDショップでまさかの出会いを果たした。町田町蔵の「どてらいやつら」。ずっと欲しいと思いつつ、手に入れることが出来ずにいたものである。そして己は、欲しいと思いつつ以前一度出会っていたのだ。同じこの中古CDショップで。

さほど昔の話でもない。せいぜい一年程度前のこと。町田町蔵、町田康のCDは流通しているものに関しては全て集めたが、廃盤の品は手に入れられていなかった。だから中古屋を巡る際、必ず「ま行」をチェックしていたが、なかなか芳しい結果は得られなかった。しかしその日ついに出会えたのだ。カセットブックという形態のそれに。

お値段は一万円オーバー。流石に悩んだ。とても聴きたい。ラジカセも手元にある。だが、一万円だ。それにこれはカセットブックとして発売された後、CDでも発売されている。そのどちらも廃盤で、出来たらCDの方が欲しい。容易に再生出来る方が良い。

もしこれを一万円で買った後、CD版に出会ってしまったら、己は後悔しないと言えるだろうか?

悩んだ挙句何も買わずに店を出て、次に来店した際には無くなっていた。他に求めている人がいて、その人の先を越されたのだ。しかし仕方が無い。あのとき己は踏み切ることが出来なかったのだ。チャンスを逃したのは自分なのである。

さて。自分がどれほど喜び興奮したか、おわかりいただけただろうか。

念願のCDは手元にあり、早く聴きたいと思いつつ、ケースを開けたり閉めたり、歌詞カードを眺めたり、仕舞ったりを繰り返して、所有の喜びを味わっている。もう少し、味わいきってから。ふふふ。



日記録0杯, 日常

2014年10月16日(木) 緑茶カウント:0杯

何かしら萌えを補給したものだ、と本棚の前に立って抜き取った一冊を手に取り寝床に体を横たえる。部屋の電気を消し、枕元のスタンドライトの下で読み耽る。そして一冊読み終えて、満足感の中初めて違和感を抱くのだ。

何故己はヘルシングを手に取ったのだろう、と。

今月、待ちに待ったドリフターズの新刊が発売されるとのことで。確か一年以上待たされた。他、同じく待たされているのがよつばと!である。手に取れる日はいつだろうか。楽しみにしている。



未分類0杯, 核P-MODEL, 非日常

平沢のライブ最終日。とりあえずこれを先に言っておこう。銀髪に関する発言は無し! ゆえにその理由も、地毛かかつらかもわからないままライブは終わった。

とはいえ二回目ともなれば銀髪の平沢も見慣れるもので。もうずっと銀髪だった気さえしてくる。と、言うのは言いすぎか。

今回はびっくりするほど良い番号。百十番台という己にとっては奇跡の数字で、おかげで平沢の目の前、前から三列目からがっつり堪能することが出来た。頭のてっぺんから爪先までしっかり見えるこの贅沢。今まで観たライブの中で一番平沢に近い位置である。目尻の皺まで見えた。しかしその距離から見ても銀髪の正体が何かわからなかったのだ。

ちなみに初日の位置は真ん中の柵数歩前、という位置で、場所柄ゆったりとしたスペースが確保出来た。対して今回は前方スペースゆえ、しっかり圧縮されたが、前日が筋少のライブだったこともあり、押されるだけで楽だなーと思った。折りたたみやダメジャンプ、ヘドバンが発生しないだけ楽に観られる。無論、押し合いへし合い状態で、挙げた腕を仕舞えなくなることもあるのだが。この程度であれば自分にとっては想定内である。

ただライブ慣れしていない人にはきつかったかもしれない。平沢前三列目という位置にも関わらず、周囲には巨大なリュックサックや傘を持ち込んでいる人が少なくなく、多分これは、圧縮状態になることが想定外なのだろうと思われた。彼ら彼女らが心から楽しむことが出来たか、ちょっと気がかりである。

さて、以下はセットリストである。これは公式のTwitterより拝借した。


アンチ・ビストロン
SPEED TUBE
гипноза (Gipnoza)
排時光
それ行け!Halycon
ナース・カフェ
脳動説
王道楽土
アンチモネシア
庭師KING
帆船108
Astro-Ho! Phase-7
Big Brother
Parallel Kozak
フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ
Black in White
パレード
KINGDOM
救済の技法

~アンコール~

Town-0 Phase-5
Timelineの東

今回は前方に位置取り出来たこともあり、オープニングからの動きもしっかり目にすることが出来た。ヒラサワとPEVO1号は円錐型の巨大な筒を肩に担ぎ、その筒には銃を思わせる一つの取っ手があり、全体はマーブル模様に塗り込められていた。

そして筒を立てる形で地に置き、中央に鎮座するテスラコイルの両脇に配置される掛け軸、さらにその外側に垂らされた二本の紐を、ヒラサワとPEVO1号が掴んで腰を落として引くと、掛け軸に液体が充填される映像が映され、掛け軸はスクリーンに化ける。そして一曲目がアンチ・ビストロン!

かなりアレンジが効いていて、原曲よりも長く、どこか人を喰ったような印象があった。

二曲目はSPEED TUBE! 今回びっくりしたのは曲の入れ替わりが激しいこと。てっきり、前日ほぼ同じ曲で、曲順だけが入れ替えられるかと思いきや、嬉しい誤算である。聴きたくて聴きたくてたまらなかった「暗黒πドゥアイ」が今日なかったり、「排時光」が今日聴けたり。あぁ、やってくれるなぁ。ありがとうヒラサワ!

「それ行け!Halycon」ではスクリーンで踊り狂うHalyconを楽しみつつ、ヒラサワとPEVO1号の動きも面白かった。アルバムでキーボードソロの箇所、初日はギターで代替されていると思っていたのだが、活躍していたのはテスラコイルであった。

次からはソロの時間。これも初日は気付かなかったが、レーザーハープのレーザーはこれまで鳴りを潜めていて、「それ行け!Halycon」が終わって始めて、グリーンのレーザーがステージと客席を交差する。代わりに掛け軸が沈黙するという仕掛け。視覚的にもこんなに楽しませてくれるのが嬉しい。

ナース・カフェで盛り上がり、脳動説、王道楽土。王道楽土のシャウトはかつてのライブDVDで見たときよりも控えめのように見えた。単に目を伏せていたからそう見えただけかもしれないが。

そうだ! 初日と三日目、別の位置で見て気付いたこと。近くで観た方がヒラサワの地声が聴こえやすく、わかりやすい。初日は真ん中あたりで観ていたため、バックミュージックとヒラサワの声が同化して、まるでCDの音声をそのまま流しているかのように聴こえる箇所もあったのだ。ところが間近で聴くとやはり地声は地声で違いがわかり、あぁ、ヒラサワの声だ!! と嬉しくなったのだ。

アンチモネシアでは筒を持って地面を付く謎のパフォーマンス。今回、足元まで観られたが、やはりあれが何を意味するパフォーマンスなのかはよくわからなかった。

庭師KINGの次は帆船108、Astro-Ho! Phase-7で、聴かせていただきありがとうございます! と心の中でひれ伏した。

Parallel Kozakでの無表情のギタープレイが楽しい。手元がよく見えるのでしっかり凝視しつつ、挟み込まれる耳慣れたフレーズに期待が高まり興奮する。やってくれるか。今日もやってくれるのか。

フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッだ!

あー、もう。これをこの年でやってくれるってんだから、たまらないなぁ!!

「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」の後はさらに声が伸びやかになっているように聴こえたのは気のせいだろうか。特に「KINGDOM」の声の広がりが素晴らしく、この会場にいられることを心から感謝した。

本編ラストは「パレード」。「キミの影を食い」「キミの名の下に」の箇所がオリジナルより低い歌い方で、それがまた色気があった。もしかしたら高音が辛い、という理由のアレンジかもしれないが、それでも良し! 歳を重ねつつ、年齢にあわせたアレンジをしつつ、活動を続けてくれることを己は歓迎する。

アンコール一曲目に入る前、特にMCは無くサラリと「Town-0 Phase-5」へ。これも嬉しい! こんなにも曲を入れ替えてくれてありがとう!

最後の最後の曲の前にちょろっとMCが入った。台風で本日帰れなくなった人を挙手させ、「よし」と一言。そしてやや上がる口角。何が「よし!」なのかと思いつつ、すっかり魅了されるのだから困ったものだ。

そのうえでラストは大好きな「Timelineの東」で、多幸感に満ちたままライブが終わり、帰り道己のブーツは雨でびしょぬれになったのだが、そんなことなど物ともしないくらい、楽しい一日だった。

あぁ、濃い三連休だった。