日記録4杯, 日常

2015年6月6日(土) 緑茶カウント:4杯


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何て美しい瓶だろう! 買ってしまった。買ってしまった。いや、そこまで高いものではなく、充分手の届く範囲の金額であるので、買おうと思えばいつでも買えたのだが。ただ初めてこれを目にし、同時に目を奪われた数年前から、何となく、何となく買わないでいたのである。それはもしかしたら手中に収めてしまうことが惜しく感じられたからかもしれない。遠くから憧れの眼差しを向けることを楽しんでいたのかもしれない。

しかしついに買ってしまった。きっかけは無い。ただ買ってしまった。買ってしまった。そして手中に収めて思う。何と美しい瓶だろう! 全てが己の好みのど真ん中で、いくら眺めても飽きない美しさ。惚れ惚れする。店の棚に置かれていたときはうっすらと埃を被っていたが、それを払いのけ、薄布で軽く拭うとまたきらめきが増し、己の心を満足させる。綺麗だなぁ。

味わうのは、もう少し後で。



日記録4杯, 日常

2015年6月1日(月) 緑茶カウント:4杯

今日はとても悲しい夢を見たので、朝からずっとしみじみ噛み締めていた。それは多くが虚構で構成されているものの、現実に由来した虚構であり、たった一箇所、過去にあった現実が混ざっているもので、夢の中ではそれが実際のことのように感じられ、起きてしばらくも夢を引きずっていたが、ふと現実との大きな乖離に気付くのであった。

自分は自分のことを話した方が良かったのだろうか、と今までほとんど考えることのなかったことを悩むきっかけの夢。そして今からでも話すべきなのだろうかと思う夢。しかし別に、言う必要も無かろうと以前と同じく思う自分も変わらずいるのである。

今も若干、舌に残った後味を噛み締めている。



日記録4杯, 日常

2015年4月18日(土) 緑茶カウント:4杯

五時の鐘の音で目が覚めた。無論、夕方の五時である。カーテンから差す日の光はまだ明るかったが、直に沈んでしまうだろう。昨夜寝たのは二時。つまり、一、二、三、四…十五時間も寝続けていたのだった。己は。

ほぼ二日分の睡眠である。起き上がると体のあちこちに鈍い痛みがあり、関節からバキバキと音が鳴った。うーん。いつまでも寝続けられるのは一人暮らしの特権だが、生活が乱れるのは難点でもある。あぁ、咽喉が渇いた。水分補給だってずっと出来ていなかったものなぁ。そりゃあ咽喉も渇くだろうよ。納得しながら冷蔵庫の中の冷えた玉露を飲んだ。ああー、美味い。

多分ストレスのせいだな、と思う。先日の日記にも書いたが、かなり負担を感じていた。苦しかった。そのため何も考えずたた眠り続ける時間が必要になったのだろう。問題は解決されていないが、睡眠のおかげで心労はリセットされている。楽な気分だった。

とはいえ毎日毎日十五時間寝続けるわけにもいかない。どうにかしてストレスを軽減しなければならないだろう。と思いつつ、今日も早めに寝よう。とりあえずは、休息だ。



日記録4杯, 日常

2015年1月17日(土) 緑茶カウント:4杯

こはいかなる禍事ぞ。カーペットの上に放り出していた携帯電話。そういえば着信の一つもあるかしらん、と拾い上げて画面を見ればそこには何も映らない。おや、電源が切れたかなと電源ボタンを押すもうんともすんとも言わない。ここで冷や汗。いや、電池が切れただけさ、と急いで充電器に差すも充電中に灯されるランプは無言を貫き、己の脳も語るのだ。記憶しているよと。数時間前まで充電ゲージは満タンだったのを確認しているよと。

マジか。ついにスマートフォンデビューか。この携帯電話は二代目で、そろそろ五年目か六年目に突入する相棒である。シンプルなガラケーで、いや、色々とテレビ機能やEZなんちゃらやらが付いているのだがほとんど使っていない。最近の携帯電話はゲームも出来るらしいけどそういややったことないな~己の携帯電話にはそういう機能はついてないんだろうな~と思ったこともあるが、そんなはずが無い。己が携帯電話を入手していなかった時代に販売されていた携帯電話でもぷよぷよなどは出来たのである。多分この携帯電話も出来る。ちゃんと調べていないだけで。

しかしうんともすんとも言わなくなった携帯電話ではぷよぷよもテトリスも出来やしない。どうすんだこれ。こんなにいきなり黙して語らず状態になるとは思わなかった。どうすんだよ呑み会の幹事引き受けたのに。連絡手段がほぼ断たれたじゃねーか。買い換えるのか? でも今時ガラケーなんてほとんど売って無いだろうしなぁ。己はこれが好きなのになぁ。参ったなこれどうしよう。

困り果てに困りつつ、一縷の望みをかけて背面の蓋を開け、電池パックを取り出して入れなおしたら直った。待ち受け画面を見てこんなにもほっとしたことは無い。携帯電話が動かなくなったのはものの数分だが、焦ったものだよ。あと数年はこいつと付き合いたい。



日記録4杯, 日常

2014年12月29日(月) 緑茶カウント:4杯

酒を呑みながら、ゆったりとした日常を過ごしているのである。楽しい。

楽しい、の中に寂しさが見え隠れする。これが己の年末年始である。

でも、きっと楽しいのだ。きっと。