東の国のサファイアの君
2015年6月6日(土) 緑茶カウント:4杯
何て美しい瓶だろう! 買ってしまった。買ってしまった。いや、そこまで高いものではなく、充分手の届く範囲の金額であるので、買おうと思えばいつでも買えたのだが。ただ初めてこれを目にし、同時に目を奪われた数年前から、何となく、何となく買わないでいたのである。それはもしかしたら手中に収めてしまうことが惜しく感じられたからかもしれない。遠くから憧れの眼差しを向けることを楽しんでいたのかもしれない。
しかしついに買ってしまった。きっかけは無い。ただ買ってしまった。買ってしまった。そして手中に収めて思う。何と美しい瓶だろう! 全てが己の好みのど真ん中で、いくら眺めても飽きない美しさ。惚れ惚れする。店の棚に置かれていたときはうっすらと埃を被っていたが、それを払いのけ、薄布で軽く拭うとまたきらめきが増し、己の心を満足させる。綺麗だなぁ。
味わうのは、もう少し後で。