日記録2杯, 日常

2014年10月20日(月) 緑茶カウント:2杯

あぁ、ここも無くなってしまった。

きっかけは色々だ。受験、卒業、就職、転職、結婚、出産、子育て、もしくは、SNSへの移行。ずっと見ていた個人サイトが閉鎖されたり、更新が止まってしまうのを見ては寂しさを感じる。あんなに賑わっていた掲示板に誰もいない。毎日のように更新されていたのにトップページには広告しか見えない。あの人達はどこに行ったのだろう。その行方を追うことは難しい。

個人サイトの寂しいところは、本と違って手元に残すことが難しい点である。何年も後にページを開いて懐かしむことが出来ない。消えてしまったらそれまでで、読み返す機会は得られない。もう一度見たい感想文や評論文、漫画、小説、絵の数々。見られなくなったものはいくつもある。

そんな中で十年以上、受験期こそ休んでいたものの、毎日のように日記を書き続けている自分は何なのだろうと思うこともあり、消えてしまった個人サイト達から取り残されてしまったような錯覚さえ感じることもあるが、十年後や二十年後も、「そういえばあのサイトってまだあるのかな」と検索した人が「うわーまだあったよまだ日記書いてるよ」と思って、呆れつつも少し懐かしんでくれるようなものになりたいなぁ、と思いながら、今日の日記を書いているのである。



日記録0杯, 日常

2014年10月19日(日) 緑茶カウント:0杯

「ウヲはいっつも一枚少ないよねえ」と言われたのは確か大学時代。サークルの友人数人で駄弁っていたときのこと。時は晩秋。肌寒さを感じ、それを口にしてさもありなんとばかりに返ってきた言葉で、周囲の友人もうんうんと頷いている。己は薄手のパーカーに長袖のシャツを一枚、それにジーンズという出で立ち。友人達はと言うと厚手のジャケットの下にニットを着込んでいたり、中にはマフラーを巻いている者も。あぁ、確かに少ない。そして少し遅れている。

そのとき自覚するまで気付かなかったのだが、自分は服の枚数を増やすタイミングが人より少しずれていた。春は春服だ。夏は夏服だ。しかし九月の終わりから十月の初めまで夏服のままで、十月の終わりからようやく九月頃着るにふさわしい服を着始め、いよいよ寒くなった頃、帳尻あわせのように冬服を着込む。よって、人より着る枚数が一枚少なく、さらに困ったことに、首に綿百パーセント以外の布が触れると痒みが発生するため冬でも首回りが開放感でいっぱいという有様。傍からは寒々しく見えていたそうだ。

また、見えるだけでなく、自分自身も寒かったらしい。全く気付いていなかったが。

去年から咳喘息を患い始めた関係もあり、意識して服を着込むようにしているのだが、すると調子が良いのである。どうやら他の人が「寒い」と判断している温度を「普通」と認識していたものの、体はしっかり冷えていたらしい。ちゃんと着込んだ方が具合が良かった。

と、気づいたのが今年であり、無頓着にも程があるな、と認識しつつ、今年は珍しくちゃんと着込んでいる。齢二十八にして人間らしくなれて嬉しい。



日記録0杯, 日常

2014年10月18日(土) 緑茶カウント:0杯

買い物のついでに何となく寄った中古CDショップでまさかの出会いを果たした。町田町蔵の「どてらいやつら」。ずっと欲しいと思いつつ、手に入れることが出来ずにいたものである。そして己は、欲しいと思いつつ以前一度出会っていたのだ。同じこの中古CDショップで。

さほど昔の話でもない。せいぜい一年程度前のこと。町田町蔵、町田康のCDは流通しているものに関しては全て集めたが、廃盤の品は手に入れられていなかった。だから中古屋を巡る際、必ず「ま行」をチェックしていたが、なかなか芳しい結果は得られなかった。しかしその日ついに出会えたのだ。カセットブックという形態のそれに。

お値段は一万円オーバー。流石に悩んだ。とても聴きたい。ラジカセも手元にある。だが、一万円だ。それにこれはカセットブックとして発売された後、CDでも発売されている。そのどちらも廃盤で、出来たらCDの方が欲しい。容易に再生出来る方が良い。

もしこれを一万円で買った後、CD版に出会ってしまったら、己は後悔しないと言えるだろうか?

悩んだ挙句何も買わずに店を出て、次に来店した際には無くなっていた。他に求めている人がいて、その人の先を越されたのだ。しかし仕方が無い。あのとき己は踏み切ることが出来なかったのだ。チャンスを逃したのは自分なのである。

さて。自分がどれほど喜び興奮したか、おわかりいただけただろうか。

念願のCDは手元にあり、早く聴きたいと思いつつ、ケースを開けたり閉めたり、歌詞カードを眺めたり、仕舞ったりを繰り返して、所有の喜びを味わっている。もう少し、味わいきってから。ふふふ。



日記録1杯, 日常

2014年10月17日(金) 緑茶カウント:1杯

今思うとあれは己にとって初めての萌えだったのかもしれない、と思ったきっかけは、そういえば一番最初にはまったキャラクターは何だろう、と気になったことで、一つ一つ過去を遡っていった結果、マリオシリーズのマリオにまで到達し、これは萌えでは無いなと一歩戻り、行き着いたのがナコルルだった。ゲーム「サムライスピリッツ」のキャラクターである。

マリオは初めてはまったゲームである。初めて与えられたゲームがスーパーファミコンの「スーパーマリオコレクション」だったからだ。あれは小学校一年生のときだった。ゲームにはまり、キャラクターに興味を持ち、ゲームの情報が載っている攻略本をねだり、マリオが主人公の漫画「スーパーマリオくん」を買ってもらい、ゲラゲラ笑ってコロコロコミックを購読するようになった。懐かしい。あれがもしかしたら己のオタク趣味の始まりかもしれない。ただし、あれは萌えでは無かった。

萌えいていたというと御幣があるかもしれないが、大好きだったのはナコルルだ。必殺技が多く、相棒がいて、操作する楽しみが多い点が魅力である。そして可愛い。ちょっと変わった衣装、取扱説明書に書かれた耳慣れない「アイヌ」の文字。これらが己の心をくすぐった。確か一番最初に見たノーミスクリアのエンディングがナコルルのものだったと思う。ちなみに頑張ってほぼ全キャラノーミスクリア出来たが、不知火幻庵だけは出来なかったように思う。あのキャラは操作が難しかった。

そして何となくナコルルで画像検索してみたところ、やはりナコルルは可愛く、また親指の腹を十字キーですり減らしながらあのゲームをやってみたいなぁ、と思うのだった。



日記録0杯, 日常

2014年10月16日(木) 緑茶カウント:0杯

何かしら萌えを補給したものだ、と本棚の前に立って抜き取った一冊を手に取り寝床に体を横たえる。部屋の電気を消し、枕元のスタンドライトの下で読み耽る。そして一冊読み終えて、満足感の中初めて違和感を抱くのだ。

何故己はヘルシングを手に取ったのだろう、と。

今月、待ちに待ったドリフターズの新刊が発売されるとのことで。確か一年以上待たされた。他、同じく待たされているのがよつばと!である。手に取れる日はいつだろうか。楽しみにしている。