そういうものに、なりたいものだな
2014年10月20日(月) 緑茶カウント:2杯
あぁ、ここも無くなってしまった。
きっかけは色々だ。受験、卒業、就職、転職、結婚、出産、子育て、もしくは、SNSへの移行。ずっと見ていた個人サイトが閉鎖されたり、更新が止まってしまうのを見ては寂しさを感じる。あんなに賑わっていた掲示板に誰もいない。毎日のように更新されていたのにトップページには広告しか見えない。あの人達はどこに行ったのだろう。その行方を追うことは難しい。
個人サイトの寂しいところは、本と違って手元に残すことが難しい点である。何年も後にページを開いて懐かしむことが出来ない。消えてしまったらそれまでで、読み返す機会は得られない。もう一度見たい感想文や評論文、漫画、小説、絵の数々。見られなくなったものはいくつもある。
そんな中で十年以上、受験期こそ休んでいたものの、毎日のように日記を書き続けている自分は何なのだろうと思うこともあり、消えてしまった個人サイト達から取り残されてしまったような錯覚さえ感じることもあるが、十年後や二十年後も、「そういえばあのサイトってまだあるのかな」と検索した人が「うわーまだあったよまだ日記書いてるよ」と思って、呆れつつも少し懐かしんでくれるようなものになりたいなぁ、と思いながら、今日の日記を書いているのである。