日記録0杯, 日常

2018年2月24日(土) 緑茶カウント:0杯

自覚する限りでは自分は怒りやすい方だと思う。わりとちょっとしたことでもイラッとし、怒りを抑えるのに苦労するときがある。その場合はだいたい、人に悟られぬよう努力して、一旦怒りの対象のことは忘れて別のことをしてやり過ごし、落ち着いた頃に冷静に言及する、といったことをしている。

結果、意外だったこと。己は怒りっぽくない人格と思われていたらしい。しかし代わりに、ものすごくイライラしているとき、怒っているのではなく体調がものすごく悪いと思われていたことが判明した。

それは先日、あるときにものすごくイライラして、ある人にこんなことがあったためにものすごくイライラした、と包み隠さず告白したときにわかったことだ。その人は驚いた顔をして、「ウヲさんがイライラするなんて珍しいですね」と笑った。そのとき、自分はわりかしイライラしているのにどういうことだ? と疑問を抱いた。

そして。その日の怒りが沸点に達した日に、「ウヲさんすごく体調悪そうだけど大丈夫なのか」「風邪か」「顔色悪いけど病気じゃないのか」とあらゆる人から心配され、その場をざわつかせていたことを後から知ったのだった。

良いか悪いかで言うとわからない。イライラによって周囲に当り散らすことがない点では良いことだが、心配させるのはいかがなものか。と思いつつ、わりと上手にカモフラージュできているんだなぁ……と自分自身に感心した。あとは体調不良と思われないレベルまで達すれば万全か。

まぁ、少しずつ努力していこう。せっかくなので。



未分類0杯, 大槻ケンヂ, 非日常

のほほん学校などで弾き語りを聴く機会があったためすっかり行ったことがあると思い込んでいたが、よくよく思い返してみたらオーケンの弾き語りライブに行くのは今日が初めてだったと気づき、少し驚いた。何故今まで行っていなかったのだろう。

それは様々な面を持つオーケンの中で一番好きなのが筋肉少女帯のボーカリストとしての大槻ケンヂだからだろう。顔にヒビを入れ、特攻服を着て、マイクを片手に大声でシャウトするオーケン。故に、東京で行われる筋少のライブはほとんど行きつつ、その他の催しについてはその時々で選んできた。

そんなわけで今日、初めてじっくり聴いたオーケンの弾き語り。場所は吉祥寺のスターパインズカフェで、整理番号は五十番よりも後ろ。一階の中央から後方の中間あたりでハイネケンの瓶を舐めつつ開演の時を待つ。そういえば以前ここに来たのは平沢進のファンクラブ限定イベントだったかな。あれから一年とちょっと経ったのか。時間が経つのは早いものだ。

しみじみしていると場内の照明が落とされ、ステージにオーケンが現れた。写真柄のシャツに黒いベストを重ね、黒い帽子をかぶりギターを抱えて椅子に腰を下ろす。一曲目は赤い照明を浴びながら「タンゴ」が奏でられた。

しんみりした曲と楽しいトークを交互に行う構成で、空間の広さとしては大きく差はないはずだが、のほほん学校よりも近さを感じた。それはゲストを招いて爆笑トークを繰り広げるのほほん学校と、じっと一人の声とギターに耳を傾ける空間の色の違いかもしれない。同じトークでものほほん学校は披露されるもの、弾き語りでは語りかけられるもの、という印象の違いを感じた。

曲は「タンゴ」から始まり、「おやすみ-END」で終わった。全体的にしんみり系が多く、「SWEETS」「夕焼け原風景」「蓮華畑」「OUTSIDERS」「人として軸がブレている」「アザナエル」「サイコキラーズ・ラブ」「guru」「ノゾミ・カナエ・タマエ」、ノリノリ系では「愛のプリズン」「ヌイグルマー」、変り種で「日本印度化計画」の替え歌「日本暗黒化計画」も歌われた。

のほほん学校などでは「香菜、頭をよくしてあげよう」「オンリー・ユー」を聴くことが多く、言い換えれば他の曲を聴く機会はほとんど無かったため、今回オーケンの弾き語りをたっぷり聴いて「あ、こんなにいろんな曲が聴けるんだ」と喜びつつわくわくした。どの曲もすっかりオーケンの手に馴染んでいて、いつだったか何年も前に聴いたたどたどしい音色との差に驚いた。すごいなぁ。ずっと練習していたんだなぁ。

今日聴けて嬉しかったのは「アザナエル」と「夕焼け原風景」。どうしてかわからないがやけにしっくり来て、恐らく自分はこの二曲を聴くためにここに来たんだな、と感じた。

トークはのほほんと穏やかに進行した。印象的だったのはオーケンが「自分は巻き込まれ型のラウドロックボーカリスト」だと言ったこと。もともとやりたかった音楽は遠藤ミチロウや町田町蔵のようなパンクロックで、あと好きだったのはさだまさしのようなフォーク。そんな自分が今、大音量の中大声を張り上げて歌っているのは身近にヘヴィメタルやハードロックのミュージシャンがいたから。今も大槻ケンヂといえば長髪でヒビワレメイクのイメージが色濃いけど、いつか今みたいな、喫茶店のマスターのような黒いチョッキを着てアコースティックギターを抱えているイメージに転換するのもありかもね。だから皆さん、もしオーケンが筋少のライブで突然特攻服を脱いで、その下に喫茶店のマスターが着るようなチョッキを着ていたら「まだ早い」ってちゃんと止めてくださいね、と語っていた。

今月五十二歳になったオーケン。自分が一番好きなオーケンは筋肉少女帯のオーケンだが、いつか、それこそ特攻服を脱いで黒のチョッキに着替える日が来るかもしれない。それはとても寂しいことだが、しかしそれでもオーケンがニコニコと、ずっとギターを抱えて楽しく音楽を奏で続けていってくれるのはとても嬉しいことに違いない。

さて、そのとき己は何歳だろう。近いか遠いかわからない未来に思いを馳せる。まだまだ先だと良いなぁ、と願って。

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日記録0杯

2018年2月17日(土) 緑茶カウント:0杯

良いかい、何事も早め早めが肝腎だ、風邪は引き始めの予防が大切だとも言うが、あまりに早く行動してもそれはそれで問題なんだぜ。

寒気がした。もともと花粉症の薬をもらいに行かなければならなかったこともあり、病院に行って診てもらった。熱はなく、咽喉も腫れておらず、咳もくしゃみも鼻水もない。まぁ風邪の引き始めでしょうと葛根湯と花粉症の薬をもらってそのまま帰宅。まぁ何事もなくて良かったなと安心しつつ加湿器に水を入れ部屋着を着込み、暖かく過ごそうとしたところで……ゲッホゴッホゲッホ。

咳。

どうやら症状が出る前に病院に行ってしまったらしい。はーっくしゅ。あ、くしゃみ。うわーうわーうわー。あ、鼻水。ということはこれ、葛根湯よりも強い薬が必要だったんじゃないか? と焦りつつも、どうせ午後は休診で、症状が出るまで待っていたら病院には行けなかったことを考えればどっちにしたって同じなのだが、何だろう、この徒労感。

とりあえず栄養ドリンクを飲んで果物を食べて栄養を摂って寝倒した。どうにか、悪化させる前に治したい。



日記録0杯, 日常

2018年2月11日(日) 緑茶カウント:0杯

聞いてくださいよ奥様。今日でこのサイトを開設してちょうど十五周年ですってよ。まぁ十五周年! とすると、この方は十五年もいったい何をやってきていたのかしら!

いや何をやっていたんだろうね、つったらひたすら日記を書いていたわけで、開設当初はイラストサイトにするつもりが絵を描くよりもずっと日記を書くことの方が多く、毎日毎日あれこれ書き続けた結果、そっちの方が得意になって、思いがけぬところで役に立ったり、生きる糧になったり、予想外のことが起きている。

で、これからどうするかと言うと、今後も日常のあれこれを書いたり、ライブの感想をしたためたり、面白いと思ったものについて書いたり、そんなことを趣味として続け、楽しく二十周年を迎えたいなぁと。あぁ、十五周年。もう何年かで自分の人生の中で、このサイトを運営している日々の方がそうでない日々よりもずっと長くなるのだなぁ、と思うと楽しい。

まぁ何も気負いもせず、楽しく趣味を満喫していくさ。これからも。五年後も。



日記録0杯, 日常

2018年2月10日(土) 緑茶カウント:0杯

一人で外食をしたことがない、と二十代半ばの女性が言った。その声には自負するものもなければ負い目もなく、ただ事実を淡々と述べているだけで、それを聞いた己は「へー」とこれまた平坦な声で答えたのであった。

話を聞くと、その人にとっての外食は誰かと一緒に行くことがあくまでも前提にあるそうだ。故に一人でも入りやすいラーメン屋やファーストフード店も一人では尻込みすると言う。「ラーメン屋って、むしろ一人の方が入りやすくないですか?」「そんなことない! 無理ですよ!」

ちなみにその人も自分も一人暮らしで、一人の生活には慣れている。なるほど。一人暮らしをしていれば一人での行動が当たり前になるので誰でも一人であちこち行けるものと信じていたが、必ずしもそうとは限らないのだなぁ。

一人でどこへでも行けることは自由を手にすることである。しかし外食を誰かと行くものと捉えれば、自由の代わりに外食に付随するのはレジャー要素で、特別感を得られるとも考えられる。己が当たり前のように一人で行くラーメン屋もその人にとっては特別な一瞬で、それぞれ違う楽しみ方をしながら味わっていると思うと面白い。

ということを、居酒屋のカウンターで一人、ビールを傾け餃子をつまみながら思ったのであった。