日記録3杯, 日常

2013年11月27日(水) 緑茶カウント:3杯

意外と手間がかかるということを理解してもらいたいのだが、それを一から説明するといかにも恩着せがましいようで躊躇され、しかし口にしなければ伝えることが出来ないため、もやもやしている。

例えばだ。絵を一枚描くとしても、物によってはまず資料を調べて、ラフを描いて、下書きをして、ペン入れをして、消しゴムをかけて、薄い色から順に着色し、場合によっては修正液を使い、乾かした後スキャンして取り込み、元の色に近い色合いになるよう画面上で色調を補正する、といった作業が発生するのだが、その工程を知らない人は「描く」「塗る」の二段階で作業が終了すると思っており、「塗る」にしても頭にあるのは筆を数回滑らすだけ。結果、びっくりするほど気軽にびっくりするような要求をされるのである。

これと似たような事案が重なり、己は若干疲れているのである。別に恩を着せたいわけではなく、過剰な感謝を要求したいわけでもないのだが、「意外と手間がかかる」ことをどうにか知ってもらいたい。いや、伝えたいのだが。目の前で一から見せるのが一番手っ取り早いだろうか。悩んでいる。



日記録3杯, 日常

2013年11月17日(日) 緑茶カウント:3杯

手にとったタオルが畳鰯のように平たく、固くごわついた手触りになっていた。そういえば、これまであまりタオルに気を配ったことが無い。一人暮らしをしてからというもの、自らタオルを買い足したことなど数えるほどしか無い。たまに母が送ってくれる支援物資の中に、緩衝材の代わりとしてタオルが詰まっていることが多々あり、それを収納ケースの中に足すことこそあったが。

よし。それではこれを機に、畳鰯のようなタオルは全て雑巾にしてしまおうと収納ケースを開き、チェックを開始。中身を全て外に出し、一枚一枚確認していく。

結果、我が家のフェイスタオルは全て畳鰯であるという事実が目の前に突き出された。

ふんわりしているのは使用頻度の低いバスタオルのみ。残りは全てどれもこれもごっわごっわごっさがさの畳鰯である。こんなものを今まで使用していたのか。今まで。何の疑問も持たずに。

あまりのことに呆れ返り、タオルハンカチも確認したところ、こちらも見事な畳鰯だった。愕然とする。ハンカチというよりもタワシの同族になりかけていやがる。こんなもので汗を拭いてよく吸収されたものだよ。

ちょうど結婚式の引き出物のギフトカタログが三冊溜まっていたので、これらを全てタオルに変換することに決めた。新しい年は柔らかなタオルと共に迎えると、胸に誓って。



日記録3杯, 日常

2013年11月13日(水) 緑茶カウント:3杯

寒さに耐え切れずエアコンを稼動させ、心地良い暖かさに包まれ幸せを感じた。あぁ、すっかり冬だなぁ。こたつだけではやりきれない寒さだ。そろそろ毛布を出す準備をしなければなぁ。

しかし翌日、ひどい咳に襲われ呼吸も苦しく息も絶え絶えの絶望的なありさま、と書くと大げさだが、本当に苦しかった。まるで咽喉がふさがってしまったかのようだった。無論、エアコンの使用は中止した。寒いのも辛いが、寒い方がずっとマシだ。

今週末こそ、本当に、今度こそ空気清浄機を買おうと思う。置き場所が見つからないなんて言っている場合じゃなくなってきた。切実だ。



日記録3杯, 日常

2013年11月10日(日) 緑茶カウント:3杯

風邪をこじらせて気管支炎になり、気管支炎から咳喘息に移行し、現在もその治療中であるのだが、咳喘息を本格的な喘息に移行させないためには、一日二回のステロイド吸引をとりあえず二年続ける必要がある、と言われてかなり驚いた。無論、それは目安であるので治療の具合によって期間は短くなりもするそうだが。二年て。

現状、黙っていればほぼ咳が出ることもなく快適に過ごせるのだが、喋ると咳を誘発するため完治とまでは言いがたい。一応健康体だが、叫んだり歌ったり出来ないのは若干不自由だ。

とはいえだんだんと体力は回復してきたため、ずっと休んでいた筋トレを本日より再開させることにした。幸い体重は増えなかったもののじりじりと体脂肪率が上昇し、輪郭線がややゆるんできた印象があるので、多分このまま放置すると良くない。無理せず出来ることから始めよう。



日記録3杯, 日常

2013年10月24日(木) 緑茶カウント:3杯

服にこんなに心を鷲掴みにされたのは初めてだ。こんなに強い執着を抱いたのは初めてだ。しかも、決して着られない服に対して!

好きな服屋の通販サイトを眺めていた。そろそろ新商品が出るのではないかと思い、ページを開いた。そしてトップページに表示された、新商品の一枚の写真に目が釘付けになった。それは自分の好みのど真ん中。デザインされたプリントは、色合いも何もかもが素晴らしく、「欲しい」という欲求を強く抱かせた。画像を拡大し、何度も何度も眺めた。どこをとっても素晴らしい。襟も、袖も、何もかもが好みだ。ただ一点、形状という問題を除いて。その服はワンピースだったのである。

これと全く同じデザインのシャツがあったら間違いなく、己はすぐに買っただろう。思わず自然、ため息が出る。プリントのデザイン自体は男女どちらにでも通用する。故に諦めきれない。あぁ、ここまで衣服に心を射抜かれたことなど今まで無かったというのに! このプリントのシャツが欲しいと熱望せずにはいられない。まるで恋に落ちたかのように胸がドキドキする。もどかしくてたまらない。

穴が空くほど見つめたところでそれが化けることなど決して無いのだが。あぁ、惜しい。惜しいなぁ。