日記録4杯, 日常

2015年9月6日(日) 緑茶カウント:4杯

大学の友人と下北沢に集まって昼からビールを呑んで中身の無い話で盛り上がった。清清しいほど真面目な話を全くしていない。阿呆な冗談を言っては悪乗りを繰り返しどんどん展開を進めていく快感。いやあ、濃かった。

つまみをちまちま食べただけで満足してしまったのはご愛嬌。いつ会っても大学の頃の空気のままだが、食欲までそのままとはいかないようだ。しかし、代わりに安いものを大量に食べるのではなく、ちょっと良いものを味わうようになったりもして。そういう変化も楽しい。

さぁ、明日も頑張ろう!



日記録4杯, 日常

2015年8月17日(月) 緑茶カウント:4杯

ベッドに座る九十四歳の祖母に、「私が生きているうちにどうかひ孫に会わせてちょうだい」と手を握られながら言われるってのはなかなかきついものがある。その願いを叶えられないだけに。

盆である。祖父母の家に行けば毎度のことであるが毎度ながら毎回しんどい。九州の山奥の限界集落。個人商店の多くがシャッターを下ろし、空き家が増え、スーパーも潰れた。祖父母の子供達三人も田舎を出て外に仕事を求めて生活をしているのに、孫の己に「帰ってきてほしい」「こっちに引っ越して仕事を見つけて結婚して子供を作ってほしい」とせがむのはお門違いだろうと思うが、どうしても期待と希望を捨てられないらしく、何かにつけては口にするのである。

そもそも結婚するつもりはなく、子供なんぞは言語道断な身の上だ。とはいえその由縁を説明することも出来ない。故に関東に戻っても憂鬱を引きずるはめになる。しんどい。

だが、救いもある。父も叔母も己の盾になって守ってくれる。とてもありがたい。そして友人の存在。自分が結婚を人生の選択肢に組み込んでいないのは性別に違和感があるためだ。その詳細を一から十まで友人に語ったことはほとんど無いが、理解してくれている人もいる。ある友人に結婚を前提とした交際をしている女性を紹介されたことがあった。後日、女性は友人に「特に偏見とかは無いのだけれど、ウヲさんは同性愛者なの?」と質問したと言う。それに対しどのように答えたか問うてみると、「ウヲさんはウヲさんという性別の人なんだよって言っといた」とカラカラ笑って語るのだ。そしてその後も特に変わりなく友人夫婦との交際は続いているのだ。ありがたい。

この貴重な関係を築けた友人達をかなぐり捨てて、自分を無視して、祖父母以外に縁のある人など誰もいない土地に引っ越して祖父母の望む生き方なんぞ出来るわけが無く、しかし希望を叶えられないことに対する罪悪感を完璧に払拭することも出来ず。今日も今日とて悶悶とするのである。あぁ。



日記録4杯, 日常

2015年7月15日(水) 緑茶カウント:4杯

それは殺人鬼を意味する言葉である、という認識を有しているにも関わらず、未だ頭に浮かぶのは、コーンフレーク大好き人間なのである。

シリアルキラー。

シリアルが大好きで大好きで仕方が無くて毎日シリアルばかり食べている人。栄養が偏っているだけで実に平和だ。確か最初にこの言葉を見たときはまだ意味を知らず、勝手に連想した挙句生まれたのがシリアル大好き人間。しかし、そもそもシリアルキラーと言うなら、シリアルを夢中にさせる人間でなければ意味が通らないはずで、ほら、マダムキラーはマダム殺しでございましょ? だからマダムキラーに倣ってシリアルキラーの意味を作るなら、シリアル大好き人間ではなく、シリアル愛され人間が正しい。よって己の中のシリアルキラーはねじれにねじれまくっていて、もうシリアルキラーでも何でも無いのだが、きっと今後もシリアルキラーという単語を見るたびに、いそいそと箱を傾けて皿に砂糖でコーティングされた穀物をザラザラ出し、牛乳をかけてもりもりニコニコ喰っている人が浮かぶのである。シリアルキラー。平和。



日記録4杯, 日常

2015年7月8日(水) 緑茶カウント:4杯

困った。ここしばらく、体は疲れに疲れきっていて、座している際もふとしたときにうつらうつらと舟を漕ぎそうになるのに、いざ布団に入ると一時間二時間眠れない。神経が研ぎ澄まされ、意識が覚醒するくせに眼球は疲労を訴えていて、体はだるいというアンバランス。早く寝たいという欲求と、寝ても良いという状況が噛み合っているのに噛み合わないジレンマ。

たった一日だけならまだしもそれが続いているのだからたまらない。睡眠不足、ここに極まれり。今パソコンに打っている文字も霞んでいる有様だ。目のピントが合わないのである。そりゃあ合わないだろうよ。眼鏡のレンズを拭いてもコンタクトを洗浄しても解消されないのは言うまでも無い。矯正器具ではなく、矯正される側に問題があるのだ。

何とか今日こそ安眠したい。いっそ寝酒を煽ろうか、と迷いつつ、アルコールを摂取しての飲酒はかえって疲れる性質であるのでこれは最後の手段にとっておこう。入念にストレッチをして安眠の準備を整えようか。

あぁ、ぐっすりと眠りたい。



日記録4杯, 日常, 筋肉少女帯

2015年7月5日(日) 緑茶カウント:4杯

アパートの設備改修のため室内にて工事が行われることとなった。人が来るためそれなりに掃除はしたが、襖に貼ったポスターやサイン色紙はそのまま、本棚の中身も丸見え、フィギュアも置きっぱという状態。まぁ、別に見られて困る趣味ではない。存分に見るがよろしい、と余裕の姿勢を崩さず、壁にドリルで穴を開けるおじさんの背後で己は小説を読みながら工事が終わるのを待った。

工事も八割方終わり、残りの作業は別の担当者にバトンタッチすることに。そのもう一人の担当者が来るまで工事のおじさんは床に散らばった壁の粉を片付けつつ、襖のポスターが気になるようで、じっとポスターを見つめていた。

「筋肉少女帯、好きなんですか?」

おじさんの問いに対し、えぇ、大ファンですと己は答えた。壁に貼っているのは筋肉少女帯のサイン入りポスター。「THE SHOW MUST GO ON」の発売記念インストアイベントに参加した際に入手したものだ。ステージの立ち位置と同様、向かって左からおいちゃん、オーケン、うっちー、ふーみんが並んでいて、各々のサインが金色のマジックで記されている。

「高木ブー伝説しか知らないんですけど…ギターの人変わらないなぁ」

橘高さんを見ながらしみじみと言い、「あ、でも、前はもっと髪の毛ふくらんでいませんでした?」と付け加える。「大槻ケンヂって昔テレビに出ているのをよく観ましたよ。メイク変わってないんですねえ……」

最近はテレビへの露出は少ないですが、バンドはずっとやっていますよ。最近ではうしおととらってアニメのオープニング主題歌を担当したんですよ、と言うとおじさんはちょっと目を大きく開いて「そうなんですか…!」と感嘆した。

「メンバーはずっと同じなんですか?」「ドラマーが脱退しましたけど、昔脱退したピアニストが今はサポートで参加していて、あともう一人サポートドラマーがいて、その六人で今はほぼ固定ですね」「そうなんですねぇ…」

工事のおじさんは恐らく四十代くらいだろう。もしかしたらオーケンと同年代かもしれない。高木ブー伝説しか知らないと言いつつ、橘高さんのヘアースタイルを記憶しているあたりに、この人の過去に何かしらの青春があったのかもしれない。

もう一人の担当者がやってくるとおじさんは去っていった。「良かったら今の筋少の曲も聴いてみてくださいね」と言えば良かったな、と思ったのは工事が終わってからのこと。高木ブー以外にも、どれか、聴いてくれたら嬉しいな。