日記録1杯, おそ松さん, 日常, 筋肉少女帯

2016年4月2日(土) 緑茶カウント:1杯

毎年恒例のエイプリルフール企画。今年は何をしようかな、と考えていたらいつの間にか三月を迎えてしまい、こうなったら今自分がはまっているものを題材にするしかない、ということで、「おそ松さん」と「筋肉少女帯」をミックス。企画を練りつつ実際に制作に着手したのは三月中旬で、四日間の休みをほぼこの嘘企画のために使いきった。疲れた。滅茶苦茶疲れた。しかも必死で作っている最中にあの二十四話を迎えて大ダメージを受けた。そのときの己の心中を察して欲しい。最終回の内容によっては公開できないんじゃないかと思ったよ……。

タイトルは筋肉少女帯のライブタイトル「筋少ちゃん祭り」が元。最初は「THE SHOE 松T GO ON」しか思いつかず、わかりづらいのでどうにかならんかなーと考えていたある日、布団の中でうとうとしていたら唐突に思いつき、「これだーーーー!!」と叫んで近くのメモ用紙に書き殴って寝た。

線画に二日、色塗りに一日、サイト制作に一日、というスケジュール。一番大変だったのは線画。最初公式サイトのキャラクター紹介の絵を真似ながら描いていたのだがどうにも似ず、顔をちょっと丸くしたらアニメの絵に近付いた、という発見も。初期はちょっと面長だったが、だんだん丸くなっていったらしい。

あと、各エピソードについて簡単に。



■第1話:釈迦はイイ人だったから
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なんとなく「釈迦」は十四松が良いかな、と思った後に「年は十四で気が違っててだけどかわいくって」という歌詞に気付き、「これだ!」と即決。服は「おそ松くん」のトト子ちゃんが着ていたデザインを参考にした。



■第2話:いくじなし
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「ペテン師」「アンテナ売り」という役柄をおそ松にするかイヤミにするか悩んだが、「いくじなしの兄さん」「金をせびりにくるのであった」というフレーズからおそ松に決定。ちなみにおそ松は「踊る赤ちゃん人間」も候補だった。「赤いおべべ」ならイメージカラーと合うからぴったりである。しかし問題があった。おそ松には悲哀や葛藤がなかったのだ……。

あと生ゴムマニアはデカパンにしようかな、とも考えていたのだが、六つ子とトト子ちゃんで手一杯でデカパンまで手が回らなかった。ごめんよデカパン。



■第3話:最期の遠足
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結構悩んだのがトド松。「ドライモンスター」と呼ばれていることを考えると、「最期の遠足」が合いそうだ。……と考えていたら、「ダヨーン族」でおそ松達を捜さずに自分達だけで帰ることを提案したのでこれしかないと思った。



■第4話:23の瞳
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カラ松も結構悩んだ。カラ松のどの面をクローズアップするべきか……と考え、筋少の曲とマッチしそうなのは兄弟にスルーされるところかな、と思って「23の瞳」に。人数が六の倍数なのもちょうど良い。六つ子が二セット必要だけど。



■第5話:少年、グリグリメガネを拾う
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自称常識人のチョロ松には、グリグリメガネで「人」や「物」の醜い中身を覗いてショックを受けてもらおう! ということで決定。何か嫌なものを見ても、それは人生の修行さ!



■第6話:蜘蛛の糸
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「サボテンとバントライン」「パレードの日、影男を秘かに消せ!」などなど、候補が多かったのが一松。その中で「友達がいない」「猫」という二つのキーワードから「蜘蛛の糸」に決定。
実際、一松は何があってあの性格になったんだろうなぁ。



■第7話:枕投げ営業
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この企画をやると決める前から、「枕投げ営業……トト子ちゃんのイメージに合うな……」と考えていたので、もうこれはノリノリで描いた。滅茶苦茶楽しかった。



■第8話:六つ子さん
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何も考えずに「ムツオさん」を聴いているときに、「……このタイトル、gの音を足したら六つ子さんになるぞ!」と気付き、それから少しの間「六つ子さん」が脳内再生される時期があった。我ながらおそ松さんにはまりすぎだと思う。
ただ、クズニートと作中で描写されているとはいえ、殺人はどうかなぁ……と描くのを迷っていたのだが、その後神松殺害計画を立てたり、酔っ払っているとはいえ老人に六対一で襲い掛かるというバイオレンスっぷりを見せ付けてくれたので迷いは消滅した。

「あの八墓村の題材となった事件がモチーフの楽曲」という回りくどい書き方をしているのはあえてのこと。調べればすぐにわかるものの、事件の名称について明言されていないので。

ちなみにおそ松が持っているのは電話線で、カラ松が頭に差しているのはサイリウム。



「筋少とおそ松さん、両方好きな人ってどのくらいいるのだろうか……」と思いながら作っていたのだが、結果、たくさんいることがわかりとても嬉しかった。どちらも魅力的な作品なので、知らない方は是非この機会に。

最後に。企画をご覧いただきありがとうございました。来年は来年で、また何かやりたいと思います。


未分類0杯, 初参戦, 特撮, 筋肉少女帯, 非日常

大槻ケンヂ生誕祭、ということで初めて参戦した特撮のライブ。ゲストは筋肉少女帯。冒頭のMCで、五十歳を迎えたことにより五十歳欝になってしまったオーケンに、五十歳も良いものだな、と思わせることが今回のライブの主題であると語られた。チケットはソールドアウト。会場は燃え上がり、エディからはオーケンへの感謝の言葉が贈られ、橘高さんは五十本の薔薇の花束を抱えて登場。アンコールではオーケンの顔写真がプリントされたバースデーチョコレートケーキが運ばれ、オーディエンスを含め、皆で記念写真を撮った。生誕祭にふさわしい、素敵なライブであった。

でも、自分はちょっと物足りなかったんだ。そうして、自分はやっぱり、ヒビワレメイクを施した大槻ケンヂが一番好きだということをつくづく実感したのである。

恐らく時機が悪かったのだ。己が筋少を知ったとき、既に筋少は凍結されていた。ライブを観てみたい、新曲を聴きたいと思いつつ叶わない状況にある中で特撮を知り、特撮を筋少の代替として手に取ってしまったのだ。それは特撮に対しても筋少に対しても失礼な行為であったと思う。何枚かのアルバムを聴いて、とても好きになった曲もあった。だが、どれも筋少とは全く違うもので、そのことに寂しさを感じていた。

筋少と特撮が全く違うのは当たり前のことである。演奏者が違って、作曲者が違って同じものが出来上がったら個性が無いのと同じことだ。だから自分が特撮を「違う」と感じたのは、同じボーカル・作詞者大槻ケンヂがいたとしても、メンバーによってその色が大きく変わる証拠に他ならない。また、それだけ違う色を「大槻ケンヂ」は彩ることが出来るのだ。だからこそ、二つのバンドがある意味がある。

それをよくよくわかっているのだが。始まりがそれだったので、未だに己は特撮を上手く受け取れない。今日のライブで聴けた曲。「5年後の世界」ならぬ「50歳の世界」、「文豪ボースカ」「ヌイグルマー」「林檎もぎれビーム!」「ヤンガリー」「バーバレラ」「綿いっぱいの愛を!」。やったー聴けた! ついに生で聴けた! 「文豪ボースカ」って、ライブだと後半が「何故だ何故だ何故だボースカ!」の繰り返しで終わるんだ、格好良い! うわー「バーバレラ」! 大好きなんだよこの曲、寂しくて切なくてやるせなくって! カラオケで何度も歌ったよ! 「林檎もぎれビーム!」たまらない! うわーマ太郎の声懐かしいなぁ! 「あいつらにだ!!!!」って皆で揃って叫ぶのは何て爽快なんだろう! 「ヤンガリー」ってこんなに格好良い曲だったんだなぁ……! って、感動したのだが、後半でゲストの筋肉少女帯が現れた瞬間、欲しいものはここにあった! と感じてしまったのである。

特撮と筋少の違いを見比べるのは面白かった。特撮のメンバーは定位置からあまり移動しない。まぁ、メンバー四人のうち、ドラマーとピアニストは楽器が固定されているので動きようが無いから当然の結果かもしれない。そんな中でたまにエディがマイクを片手にステージ中央にやってきてくれたりするとたまらなく嬉しくなる。そうだ! エディが上手前方にいたことに、最初驚いたんだ! これだってよくよく考えたら当たり前のことだろうになぁ。

「愛のプリズン」が格好良い曲になっていたことにびっくりした。あれ? 何の違和感もなく格好良いってどうなんだろう……と困惑もした。曲中、オーケンが腰をぐるぐる回していたのだが、それが父が毎朝やる腰痛体操そっくりだった。

五十歳になってからオーケンは夜中に足がつるようになったそうで、今までスルーしていた薬局の看板に反応するようになったそうだ。披露されたエピソードにわははと笑いつつ、足がつるようになっても、こうしてステージに立ってくれていることがとても嬉しいと思った。

五十歳を迎えたオーケンは、二十代の頃の自分が一番綺麗だったと冗談まじりに語る。確かに二十代のオーケンは美しかった。長い髪に、シュッとした輪郭。どこか危うげなところがあって、そこがまた綺麗だなぁと過去の写真を見るにつけ思った。でも自分がオーケンを知ったときには既にスキンヘッドであり、初めてライブで見たときにはプロピアモヒカンをつけていた。それが最高に格好良かったし、今の白髪のオーケンも最高に格好良い。でも、やっぱりヒビが入っている姿が一番好きなんだな、と思いつつ。まっさらな顔のオーケンを眺め、色々な顔を持って活動出来ている現在を喜び、そうして祝福したのである。自分はきっと特撮には夢中になれない人間だが、オーケンの中に特撮という要素はいつまでも輝かしくあって欲しい。ソロと電車と筋少と空手バカボンと、その他数々の色々なものを抱きながら活動を続けて行って欲しい。きっとそれが、オーケンがオーケンらしく、生き生きと活動できる術であるのだから。と実感したのであった。



未分類5杯, 筋肉少女帯, 非日常

「クリスマスを撲滅する会 12月24日開催 参加費無料」

アーティストが経営していると思われるカフェギャラリー。軒先には木や石で作られたオブジェと瑞々しい植物が飾られている、そんなお洒落なお店のドアーに貼られた呪いの文字列。おい、ここの店主にいったい何があったんだよ。

この時期になると毎年毎年、カップルを妬む言葉をあちこちで見かけるようになる。それは人によっては自虐的な遊びであり、おふざけであり、人によっては本気の呪いのようである。そして何故か、一人者はこの時期、カップルを憎んでしかるべき、というよくわからない風潮が発生して、一人者の自分としては、面倒くさいなぁ、と思うのである。

自虐的な遊びに興じるのもクリスマスの醍醐味かもしれない。それはそれで良いだろう。ただ、クリスマスって別にカップルだけのものじゃないんだぜ。

毎年恒例筋肉少女帯のクリスマスライブ。このライブが己にとってのクリスマスそのものになってから、いったい何年経っただろう。このライブは今年最後の締めくくりでもある特別なイベントだ。橘高さんはファンサービス満点の福袋とイベントを用意してくれる。アンコールでは橘高さんとおいちゃんがサンタの格好をしてお菓子を撒いてくれる。開演SEはもちろんべったべたなクリスマスソングで、思えば己がじっくりクリスマスソングを聴くのはここだけだ。だって普段は季節に関係なく自分の好きな曲を聴いているから。

会場は満員で開演前からぎゅうぎゅう詰め。もっと前に詰めてください、と係員の声が響く。今日は整理番号が八百番前後だったので後ろの方でゆっくり観ようと思ったが、結局前方スペースに来てしまった。前も後ろも隙間がない。これはきっと、とんでもなく盛り上がるだろうなぁ。

そして一曲目がまさかのイワンのばか。盛り上がるどころか大爆発したのであった。


イワンのばか

日本印度化計画
混ぜるな危険
孤島の鬼

恋の蜜蜂飛行
地獄のアロハ(筋少オンリーver)
踊るダメ人間

新人バンドのテーマ
冬の風鈴

北極星の二人~内田のラブソング~(うっちーボーカル)
おわかりいただけただろうか(ふーみんボーカル)
LIVE HOUSE(おいちゃんボーカル)

これでいいのだ
カーネーション・リインカーネーション
暴いておやりよドルバッキー
釈迦

~アンコール~
じーさんはいい塩梅
日本の米
サンフランシスコ


ぎゅうっぎゅうで疲れたし、視界は決して良くなかったが、非常に楽しかった。新譜ツアーではないだけに何の曲をやってくれるか予想できない部分が大きく、何が来るかわからない期待感に応えてもらえる喜び。全く予想していなかった「孤島の鬼」「冬の風鈴」、聴きたかった「カーネーション・リインカーネーション」「暴いておやりよドルバッキー」、とにかく大好きな「恋の蜜蜂飛行」! ご馳走の連続で満腹である。あぁ、嬉しい!

MCでは恒例橘高さんの福袋の話題に。橘高さんの福袋を引き当てた幸運なファンは、終演後橘高さんとドライブに行けるばかりでなく、途中で公園に寄って橘高さんとお散歩できるそうだ。すごい! 流石橘高さん!

しかしこのファンサービス。上記の書き方だとまるで擬似的な恋人体験が出来るようであるが、わりと狂った内容なのがまたすごい。だってこれ、橘高さんの愛犬「ココアちゃん」と同じように橘高さんとお散歩出来るよ! という趣旨なのである。まさに「子犬にしてあげる」。むしろ何故今日この曲をやらなかったと言いたいくらいである。

「子犬にしてあげる」はほのぼのした雰囲気に騙されそうになるが大分狂った曲である。「君が寂しいなら子犬にしてあげるよ~首輪もつけてあげるし骨のガムもあげるよ~」と言いながらきゃっきゃと戯れる異様さ爆発ソング。これじゃん。これに近いじゃん。しかも橘高さん、半分冗談だろうが、首輪とリードをつけてお散歩しようかと考えたそうである。もしくは逆に、橘高さんが首輪をつけて、ファンの子にリードを握ってもらう案も考えたそうである。オーケンは「五十歳で新たな性癖に目覚めたんですか」と若干引いているように見えた。

そして首輪とリードの話はまだ続く。ここにいるお客さんに首輪とリードをつけてメンバーが持つのはどうだろう? それかメンバーに首輪とリードをつけてお客さんに引いてもらうのはどうだろう? とよくわからないことをオーケンが提案する。どっちにしても大事故になりそうである。いろんな意味で。

この流れだと次は「踊る赤ちゃん人間」かな……と我ながら嫌な予想の立て方をしていたが、とても健全なカレーの曲に繋がったので少し驚いた。いや「踊る赤ちゃん人間」も不健全な曲ではないけどな!

「孤島の鬼」は久しぶりである。今日聴けると思わなかっただけに興奮した。「混ぜるな危険」まで跳ね回っていた観客も波に身をゆだねるようにゆったりと聴き入り、暗闇の中に浮かぶメンバーの姿と怪しい音色に恍惚とする。今回の「孤島の鬼」は四半世紀バージョンではなく、最後ドラムでバシッと締めて終わった。あぁ、格好良いけど、ちょっと物足りない! あの最後の畳み掛けが、畳み掛けが大好きだから!

「恋の蜜蜂飛行」は始まった途端に拳を振り上げた。正直、腕を上げるのもつらい姿勢だったのだが、この曲ばかりは腕を振らないわけにはいかない。だってすごく楽しいから!!

「新人バンドのテーマ」からはしっとりタイムに。「冬の風鈴」は「バンドでやるのは初めてかもしれない」という前置きから始まり、じいっと聴き入ってしまった。いつだっただろうか。この曲の歌詞をずっと噛み締めていたときがあった。「しかしその後幸せになったと聞く」の「しかし」を噛み締めていたのだ。歌詞で多くは語られていないが、きっといろいろなことがあったのだろう。それらが全てその三文字に詰まっていて、何があったのかなぁと思いを馳せてしまうのだ。そのうえで、「しかし」になって良かったな、と感じてしまうのだ。

しっとりと始まって穏やかに進められる中、間奏でステージが真っ白に染め上げられ、ドラムを筆頭に音がバーンと溢れ出し、暗く冷たい世界がひっくり返る。この曲が一層好きになった瞬間だった。

「冬の風鈴」の後、エディと長谷川さんを残してメンバーがいなくなる。そしてエディの指によって紡がれるジムノペティ。すると内田さんが上手の袖からやってきて、「セボーン」「メルシーボークー」と囁き出す。背後の長谷川さんがドラムに突っ伏さんばかりに大笑いしているのが見える。めっちゃ笑ってた。めっちゃ笑ってた。そこへ内田さん、いつもフランス語だけど、今日はドイツ語で……と言い、エディにドイツ語っぽい曲をリクエスト。するとピアノはいきなり重々しい曲調に早変わり。内田さんは次の曲名をiPhoneにドイツ語で言わせるべくスイスイとアプリを探すが……見つからない。

必死に探す内田さん。しかし見つからないアプリ。橘高さんとおいちゃんがやってきて内田さんの周りに集まるも見つからない。「楽屋ではあんなにうるさかったのに……」と言いつつ見守るおいちゃん。ピアノを弾き続けるエディ。まるでエディの演奏会の横でiPhoneをいじっている人のようになる内田さん。アプリを探しているのにYahoo!ニュースが表示されてしまったと困惑している。エディはずっと弾き続けている。

結局アプリは見つからず、ダウンロードから始めなければならなくなったため、アプリに頼らず普通に曲名が発表されることとなった。無論言わずもがな、始まったのは「北極星の二人」である。この曲が始まるといきなり歌謡ショーのようなムードになるから面白い。

内田さんが歌ったので俺も! ということで橘高さんとおいちゃんもボーカルをとる。橘高さんの「おわかりいただけただろうか」は毎度の如く流石の説得力である。思わず「わかりました!」と叫びそうになる。おいちゃんの「LIVE HOUSE」は下手側の歓声が楽しい。メロメロである。メロメロである。

休憩して戻ってきたオーケンはスーツに市松模様のネクタイで現れた。おーう格好良い! そういえばわりと前半のMCで、来年は若返りを目指すとオーケンが宣言していた。「老いたオーケンが好き!」って声も聞こえるけど、と言いつつそんなファンを老け専呼ばわりし、よくわからないコールアンドレスポンスを実施。

その流れで、今年はライザップで鍛えたけど筋トレが辛かった。次は男性用エステのダンディハウスに行こうかな、と話す。それとも高須クリニックに行こうかな、ある日突然オーケンの顔がウルトラマンみたいにツルツルになってるの、それでくるっと後ろを向くと特攻服の背中には高須クリニックってバーンと書いてあって、またくるっと正面に向き直ると胸に「YES! 高須クリニック!」って書いてあるの、とオーケンが冗談を飛ばす。そして「そういうバンドもありだよね~」と橘高さんに同意を求めていた。

「これでいいのだ」から「釈迦」までは怒涛の流れで、タオル回しに全力を出すのに必死だった。「カーネーション・リインカーネーション」でステージが真っ赤に染まるのはいつ見ても格好良い。内田さんの野太いコーラスがまたたまらなかった。「暴いておやりよドルバッキー」は今回も声の加工は無しだったようだ。

アンコールはほのぼのと「じーさんはいい塩梅」から始まり、次の曲が今年最後の曲と強調される。掛け合いの曲で、皆が歌ってくれないと成り立たない、さらに今回はメンバーも一緒に歌うと言われ、いったい何の曲だろうと首を傾げる。「ハッピーアイスクリーム」だろうか……? と思っていると、始まったのは意外な一曲、「日本の米」!

予想外である。あまりにも予想外である。好きだけど予想外である。ええー! これが今年ラスト!? でも筋少らしくて良いな! と思いつつ「米米米米!」と掛け合いに興ずる。めっちゃ楽しかった。めっちゃ楽しかったけどやっぱりこれが今年最後の曲というのは嘘だった。

本当のラストソングは「サンフランシスコ」。やったー! 「日本の米」も好きだけどやっぱり嬉しい! 最後の最後、全力でジャンプをし、内田さんのベースソロを堪能。ベースソロはいつもよりも尖った音色だったのが印象的だった。橘高さんとエディによるギターとピアノの鍔競り合いも美しい。たまらなかった。

終演後、クリスマスソングが流れる中でニコニコしながらステージに残ってくれるメンバー達。クリスマスらしい曲は何もなく、オーケンによって「クリスマスに他に行くところがない寂しい奴らめ!」といじられることもなかったが、やっぱりこれが己のクリスマスだなぁ、と息を吐きながらしみじみした。髪も服も汗でぐっちゃぐちゃ。咽喉はカラカラ。堪能した。全力で堪能した。

あぁ、最高に楽しかった!



未分類0杯, 筋肉少女帯, 非日常

20151123

タワーレコード新宿店でインストアイベントが行われたトーク&ミニライブ。インストアイベントでは大抵、メンバーの頭が見えればラッキーくらいの位置なのだが、今回はがっつりと頭から爪先まで見える位置を確保出来た。ありがとう素敵な整理番号。途中何度かオーケンと目が合った…そんな幻覚が発生して非常に幸せだった。こういうことは思い込んだ方が勝ちかもしれない。

演奏された曲は「香菜、頭をよくしてあげよう」「おわかりいただけただろうか」「別の星の物語り」「LIVE HOUSE」の四曲。最初に香菜が始まったときは「えっ!? おまけのいちにちのイベントなのに!?」と度肝を抜かれたが、オーケンがギターを弾ける曲、ということで選ばれたようだ。

また、今回のイベントで特徴的だったのはメンバー全員が歌ったこと。香菜はオーケンで、おわかりが橘高さん、別の星が内田さん、LIVE HOUSEはもちろんおいちゃん。まさか全員の歌唱を間近で堪能出来るとは思わず、何とも豪華だなぁと非常に満足したのであった。

さて、覚えている内容を簡単にまとめてみようと思う。言い回しや順番が不正確な箇所もあるかもしれないが、大目に見てもらえるとありがたい。

■始まり
「お足元の悪い中ようこそ起こしくださいました」というオーケンの挨拶から始まり、今回のインストアライブこそがツアーファイナル、いや後夜祭だという話に。そして「おまけのいちにち(闘いの日々)」というアルバムに言及。再結成後は、「筋少はこうである」という確認と思い込みから始まり、「THE SHOW MUST GO ON」で完成形が出来た。そしてその後に、こんな変わったアルバムを作れた。それが嬉しい、という内容だった。

■レジテロの夢はビートルズ
「おまけのいちにち(闘いの日々)」に収録されている曲の話へ。「レジテロの夢」の歌詞についてオーケンが解説。序盤の「地獄ない 天国ない 空と今があるだけ」はビートルズの「イマジン」の歌詞の和訳から来ている。だから「ジョン・レノンでさえない」という言葉がある。ただ、筋少を聴く人はビートルズを聴く人が少なそうだからここで説明してみました、とオーケン。

■「香菜、頭をよくしてあげよう」演奏コーナー
オーケンがアコギを弾き、メンバーがオーケンのアコギに合わせて演奏……するのだが、何故かメンバー全員がオーケンを凝視していて、どこか戸惑っている空気が感じられる。そして探り探りのような危うさ。何だろう? と思ったら演奏後に判明。オーケンはこの曲を、人間椅子のワジーをはじめ、いろいろなミュージシャンとアコギで共演してきたのですっかり忘れていたそうなのだが、筋少メンバーと演奏したことは一度も無かったそうなのだ。まさかこの曲をアコギでどのように弾くか筋少メンバーがわからないとは夢にも思わなかったらしい。「ここでブレイクがくるなんて思わなかったよ!」と橘高さんが笑いながら抗議していた。というか、一度もメンバーと合わせずに本番に臨んだのか! すごいな!

■「おわかりいただけただろうか」演奏コーナー
橘高さんボーカルの力強い「おわかりいただけただろうか」。ここでオーケン、ギターの弦を木製の洗濯ばさみのようなもので挟み、さらに音が出ないようにしてほしいとスタッフに指示。このあたり、細かいところはおいちゃんが指示していた。ここから先はギターを持ちつつのエアギターで好き勝手にやるそうな。その件について橘高さん、ついこの間のライブのレポートがネットで公開されていたのだが、そのレポートに掲載されている写真がまさにギターを持ちつつエアギターのオーケンで、その写真だけ見るとものすごくギターが上手そうに見えることに言及。オーケン「良い写真を選んでくれましたね!」橘高さん「あれはずるい! 滅茶苦茶うまく見える! シールド刺さってないのに!」

そんなやりとりの後、「おわかりいただけただろうか」の演奏へ。橘高さん曰く、この曲をアコギで弾くと油断すると遅くなってしまうので気をつけて、とのこと。そして実際聴いてみると、アコギでやるのは無理があるんじゃないか!? と思う迫力だった。

■「別の星の物語り」演奏コーナー
この曲の作曲者は橘高さん。橘高さんといえばヘヴィメタル。そんな橘高さんが橘高さんらしくない曲を作ったその意図は? と尋ねるオーケン。「意図ぉ!?」と反応に困る橘高さん。そこから、「自分の担当ではない曲をたまに作ると面白い曲が出来る」という話へ。そこからさらに「THE SHOW MUST GO ON」の「恋の蜜蜂飛行」の話へ飛ぶ。この曲が出来たのは最後だそうで、もう一曲橘高メタルが欲しいなぁ、とオーケンが言ったところ、橘高さんが「メタル~…?」と渋り、そこへ「それは君の仕事だろう!」とオーケンが突っ込んだ、という懐かしい話へ。そうそう、そんな話もあったなぁ。

また、こんな話も。「別の星の物語り」はオーケンが歌う曲だが、オーケンの意向で内田さんのキーに合わせて通常よりも低くなったらしい。曰く、内田さんが歌うと似合いそうだったからとのこと。そして実際特典のCDで歌唱することになった内田さんは野口五郎を意識。さらにオーケンも実は野口五郎を意識して歌っていたことを告白。「わかる、わかるよ!」と笑う橘高さん。そろそろ己も野口五郎に手を出さねばなるまいな……と思った。

さて、演奏に移り、内田さんがウクレレベースをポクポクと叩き、メンバーもそれに合わせてギターをポクポク叩く。そのまま数秒。曲は始まらず、「この間は何?」「誰がカウントをとるの?」「内田がカウントをとるんじゃないの?」と突っ込むメンバーの声。その後ようやく内田さんがカウントをとることで曲が始まったが、しばらく無言の「ポクポクポク」が続き、「筋少は振ってるのに応えてもらえなかった、何か振られているけどそれがわからない、そういうのが多い、そのままここまで来てしまいました」という話に。

「別の星の物語り」のとき、内田さんが「手を振りながら去ってく」と歌いながら手を振る仕草を見たオーケンが、ワンテンポ遅れて真似して手を振っていたのがキュートだった。

■「LIVE HOUSE」演奏コーナー
たびたびネタにされていた「LIVE HOUSE」だが、実はエッグレイヤーでしかやってない、という話に。有頂天でも伝染病でもやっていない。伝染病をやっていた頃にはそもそも「LIVE HOUSE」は存在していなかった、とおいちゃん談。その露出頻度のわりに大いにネタにされていたせいか、おいちゃんの中で「LIVE HOUSE」は封印されていたそうだが、そんなにやっていなかったのに印象に残っていたってことはやっぱり良い曲だったってことだよ!! とオーケン。照れるおいちゃん。

いよいよ「おまけのいちにち(闘いの日々)」で「LIVE HOUSE」を録音することになったとき、エンジニアに参考までに当時のテープを聞きたいと要望があったそうで、おいちゃんは当時の録音テープを渡したそうだ。しかし、エンジニアから返信は来ず。後日会ったとき、エンジニアはとても何かを言いづらそうな顔をしていたそうで、その理由についてオーケンが言及。曰く、オーケンでもわかるくらい、ギターもベースもチューニングが合っていなかったそうだ。それなのに自信満々な歌唱が乗っていた、という代物らしい。しかしオーケンはこの若さの勢いのようなものをいたく気に入っているようで、特典にあのテープをつけたい、という話をしていた。

また、「LIVE HOUSE」の歌詞について、最初おいちゃんはうろ覚えで歌詞買いたそうなのだが、後で確認したら間違えていたのでリリース前にちゃんと直したそうだ。「うろ覚えはいけないね」と言うおいちゃんは、「LIVE HOUSE」の手書きの歌詞を未だにきちんと保管しているそうで、実現こそしなかったものの、その手書きの歌詞を歌詞カードに印刷する案もあったそうだ。

あと、ちょっと意外で嬉しい話が。「LIVE HOUSE」に収録されている歓声が、ライブでオーディエンスが実際あげた声を録音したものだそうだ。橘高さん曰く二公演分で、ここにいるお客さんならきっと入っているだろうね、とのこと。やばい興奮する。そこにオーケン「どうして二公演なんですか? 一公演じゃ足りなかったんですか?」と茶々を入れる。すかさず橘高さんが「よりたくさんの人の声を入れたかったんだよ!」と反撃。しつつ「素晴らしい素材をありがとうございます」というようなことを言って「素材!!!!」とオーケンに突っ込まれる。それをいなしつつ我々の方を向いて「声が入っているから、CDデビューしました~って親戚の人に手売りしてくれても良いよ」とニコニコ。くわあ。売りそう。

「LIVE HOUSE」の演奏中は手拍子が鳴り響き、さながらここがタワーレコードではなくまさにライブハウスのような空間に。濃い色のサングラスをかけたおいちゃんの歌唱が響き渡る。おいちゃんはわりと歌うのが好きで、歌いたくてエッグレイヤーを結成、というか乗っ取って「LIVE HOUSE」を歌ったそうだ。そんなおいちゃんに「よく今まで黙ってましたね」と言うオーケン。「歌いたいけど録音するほどじゃなかった」と返すおいちゃん。いやおいちゃん、あなたの歌唱は格好良いですよ。歌ってくださいよ。

ちらちらとスタッフのおねえさんが残り時間が書かれているであろうノートを持ってステージ前に乱入してくるのが微笑ましい。「LIVE HOUSE」が終わった後だっただろうか、来年、筋少が再結成後十年の節目を迎える話になった。早いなぁ。当時己は二十歳だったよ。それが三十になるんだよ。そりゃあ年もとるわなぁ。ありがたいありがたい。しみじみしていると、「LIVE HOUSE」のおいちゃんの手書きの歌詞のように、そういった年季物が他にもあるから、それを特典につけるかもしれないね、あぁでも言ったらつけなきゃいけなくなるねという話に。うわあつけてくださいよ! 是非! 後追いファンはそういったものに飢えているのだから! と興奮する自分。まあもちろん全員が全員じゃあないだろうけど。

■その他
あと、どこだったかな。立ち位置を変えると面白い、という話もあった。普段、皆さんいつも同じ位置で見てるでしょうけど、違うところに行くと別の景色が見えますよ。例えばいつも前方にいる人が後方に行くと照明の素晴らしさに気付いたり。そういえば前方はマーシャルの音がまっすぐに届いていますが大丈夫ですか? などなど。橘高さんもマーシャルの音を直に受けないよう調整しているそうだ。また、若い頃は特に、花道で花火などが爆発する演出があり、それが怖いので「わーーーーーー!!」と叫んでいたそうだ。そして今は橘高さん、おいちゃんと向き合うと「気付け」のためにお互い反射的に「わーーーー!」と叫んでいるそうだ。目が合うと「わーーーーー!!」二人が向かい合ったとき、ニコニコしながら大口を開けている様を目にしたことは多々あるが、あれ実際叫んでたんか。

それと最近、メンバーがライブ終了後、ステージから去るのが遅くなっている話へ。「再結成前はそうじゃなかったよね?」「だんだん遅くなってるよね?」とオーケン。頷く橘高さん。対してものすごく早いのがエディで、橘高さんがマーシャルを蹴り倒している頃には既にステージからいなくなっている。そこから、今度は「今エディが新幹線に乗りましたーもう名古屋を通過しましたー」とオーディエンスにアナウンスしようかという冗談が飛び交う。

最後は十二月二十三日の、リキッドのライブについて。「LIVE HOUSE」のトークから、「良い素材を提供してくださいね」と笑うオーケン。そしてメンバーが退場。今回、メンバー全員がサングラスをかけていて、オーケンはちょい悪親父ぶっていたのだが、最後にサングラスを外してくれて、見える目。やっぱ素顔の方が好きだなぁ格好良いなぁ、と思った。橘高さんはスタンドマイクに貼り付けたピックをパラパラと投げてくれ、己はそのおこぼれをちょうだいして、内田さんのスタンドマイクにはピックがくっついていたけど内田さん、指でウクレレベースを弾いていて、あれもしかしてのピック、ほとんど意味なかったんじゃね? と気付きながら、楽しいイベントは終わったのであった。おいちゃんはいつも通りニコニコの笑顔。橘高さんは気のせいかいつもよりクルクルのパーマ。オーケンの靴下はもしかしたらファンに言及されるかもしれないデザインで、内田さんは暖かそうな格好で。それを全て見られて嬉しかったなぁと思いつつ。四十五分の短さを知ったのである。



未分類0杯, 筋肉少女帯, 非日常

久しぶりにきっついライブであった。潰された。とにかく潰された。よって本日は記憶がぶっ飛んでいる。あらゆることを覚えていない。

本日の公演はチケットがソールドアウト。そのためか珍しく、開演前に前に詰めるよう指示が出され、ぎゅんぎゅんに詰め込まれる。リキッドルームで開演前に前へ詰めてぎゅんぎゅんになった記憶はないのでここでやや己は驚いた。後ろにどれだけの人が来ているのだろう。開演後、動く余地はあるのだろうか。

そこでついに待ちに待った開演! 「大都会のテーマ」をSEにメンバーが登場し、一曲目は「レジテロの夢!」そして「ムツオさん」へと続き、初っ端からヒートアップ。「球体関節人形の夜」ではタオル回しと折りたたみが発生し、ぎゅんぎゅん前に詰め掛ける人人人、そして折りたたみによる大波小波。前半は正直、翻弄されっぱなしであった。

さらに周りを屈強な男性と屈強な女性に囲まれて、囲まれるだけならまだ良いがめっさ潰される。頭の上に腕が乗るのは良い。良いのだが、そこから「ぐぐぐぐぐ~っ」と力を込めて頭を潰していくのである。明らかに意思を持った力である。さらには横の人がわざわざ肘を真横に突き出し、己の首や顔を「ぐぐぐぐぐ~っ」と圧迫する。顔を正面に向けられないわ上からも圧迫されるわとひどい有様。流石に耐えかねてやや後方に移動したがそこもなかなかハードな場所で、とにかく最初から最後までしんどかった。久しぶりだなぁ、ここまでしんどい状況は。

ということで本日は曲順を覚える余裕が無く。一曲目が「レジテロの夢」で二曲目が「ムツオさん」、そこから「混ぜるな危険」「球体関節人形の夜」「枕投げ営業」へ続きつつ、「バトル野郎~100万人の兄貴~」ならぬ「バルト海峡~100万里の兄貴~」が歌われ、「LIVE HOUSE」はおいちゃんボーカル、アコースティックタイムでは「別の星の物語り」「生きてあげようかな」「夕焼け原風景」が歌われしっとりし、途中に定番の「イワンのばか」「サンフランシスコ」「踊るダメ人間」が入ったような記憶。あと「ゾロ目」「労働讃歌」も。アンコール一曲目は楽器隊のみで「大都会のテーマ」をインストで。「おわかりいただけただろうか」は橘高さんボーカル、筋少のみで「地獄のアロハ」、最後はお約束のド定番曲「釈迦」で締め、あれ意外と覚えているじゃあないか。

「ムツオさん」はオーケンが歌詞を忘れて困ったような顔で横を向きつつ頬を掻いている一場面が視界に入ったのを覚えている。その後はオーディエンスに歌唱を要求して事なきを得た、のか? 印象的だったのは「バトル野郎~100万人の兄貴~」が始まる前。いざ曲が始まらんとしたとき、前方のお客さんが具合が悪くなったらしく、少しずつ横に移動して退場していく姿が目に入ったが、その退場の時間を確保するためだろうか。オーケンはお客さんの状態には一言も言及しなかったが、バトル野郎を別のタイトルでやってみたいと内田さんに要求し、「バルト海峡~100万里の兄貴~」という謎のタイトルが発生。しかも内田さんも拒まず、「やってみようか」と受け入れる。結果、「バトル野郎!」と「バルト海峡!」が微妙に混ざり合う妙なコールが会場内に響き渡った。

ただこれ、己はお客さんが退場するための時間稼ぎかな、と思ったが、もともと用意されていたタイトルで偶然だった可能性も否めない。そこはわからない。念のため。

MCで印象的だったのは、オーケンが前日見た映画「チャーリーとチョコレート工場」に影響されて、オーディエンスをウンパルンパと呼び、ウンパルンパの歌らしきものを歌いながら踊り出すという妙なシーンが生まれたこと。自分は過去にその映画を見て、さらに昔に原作本を読んだ記憶はあるが、ウンパルンパのくだりをきちんと覚えていなかったため微妙に悔しい思いをした。見とけば良かったよ、昨日、映画を……!!

あとツアー中、名古屋で久しぶりに打ち上げが行った話。オーケン曰く、「ま~~~~~盛り上がらなかった!!」らしい。何十年と一緒にいるので今更話す話もないとのこと。ただ、「別の星の物語り」を始める前だっただろうか? メンバーが椅子に座り、「LIVE HOUSE」の話から、昔一時的に組んでいたバンドの話やそれに関係するメンバーの話で盛り上がった。そこでオーケン、「まだあるじゃん! こういう話を打ち上げですれば良いんだよ!!」と叫んでいた。

そうそう。「LIVE HOUSE」は今回もおいちゃんボーカルだったのだが、オーケンとのデュエットを聴きたかったなぁ。あのハーモニーがたまらなく好きなので、是非生で聴きたかった。

他、MCではうっちー、おいちゃん、ふーみん、コージーの四人でトークイベントを行ったとき、コージーこと長谷川さんは「ブルドッグ」のゴムをびよんびよん引っ張るダンスをやってくれず、その理由は事務所NGが出たからだとか、しかしきっとコージーがやるならそれはもうすごく完成度の高いダンスを踊ってくれたに違いないとか、同日にオーケンとエディがのほほん学校でゲイの歌を歌ってそれを是非またやりたいとか、ただしエディはゲイに間違われることがあるので、演奏曲と人格を一緒くたにされないようにしなければとか、そんな話があり、ニュースとしては来年二月に筋少初のライブブルーレイディスクが発売されるとのこと! しかもブルーレイを持っていない人のためにDVDも発売! 橘高さん曰く、両方買って画質の違いを見比べてくれても良いんだよとのこと! 映像は「おまけのいちにち」ツアー初日の赤坂をメインに、ドキュメント映像も撮っているそうだ。そんなこんなで、嬉しかったし面白かったが体はきつくとにかく上からも横からも潰され、なかなかハードなツアーファイナルであった。どっとはらい。

あぁ。音楽を、もっと集中して聴きたかったなぁ! ここがとにかく残念である。よって次回に期待だ。リベンジだ! あぁ!