日記録2杯, 日常

2014年9月7日(日) 緑茶カウント:2杯

「セミって意外と美味しいらしいですよ」

話を振ってきた人は、何々の味に似ているらしいです、と続けた。へー。まぁ、どこかにセミの抜け殻の料理もあるそうだし、セミそのものだってそりゃあ食べるだろうなぁ。納得する自分にその人は言う。「ウヲさんは食べたことありますか?」

「無いですねぇ。でもまぁ、セミって腹の中は空洞で、体は乾燥しててカサカサだから、きっとトンガリコーンのような食感じゃないっすかね」

するとその人は「うわー! トンガリコーン好きなのに! 止めてくださいよ~!」と拒絶し別の話題へ移った。セミを食べる話題は良くても食感のイメージはダメなのか。そのラインはどこに引かれているのだ、と思いつつ、うーん難しい、と感じた。



日記録3杯, 日常

2014年9月6日(土) 緑茶カウント:3杯

オリジナルアルバムは既に全て所有している。ライブ盤も持っている。インディーズ時代のものだってある。よって、今現在、中古屋で捜し求めている品は無いのだが、中古屋に行くと必ず毎回筋肉少女帯のCDがあるか確認してしまうのである。

まずJPOPのカ行のコーナーに行き、「キ」から「ク」の間に挟まれているミュージシャンの名前が書かれた仕切り札を探す。ここに筋肉少女帯の札があれば満足感が得られる。ついでに「筋肉少女隊」と表記が間違えられていなければ心の中で店を褒める。この札の中にオーケンのソロや特撮のアルバムも一緒に突っ込まれていることもあるが、筋肉少女帯のものしか無い場合は改めて「オ」や「ト」を見に行く。きちんとそれぞれ札が用意されていると心の中でガッツポーズを取る。そして去る。

これは習性であって義務でもあり、今日も今日とてブックオフ、ディスクユニオン、レコファンを巡って同じ行為を繰り返した。本来自分が求めているのはまだ入手出来ていないアンジーのアルバムや、町田康関連の希少な品なのだが、まずは筋少関連を確認してしまう。確認し、ジャケットが見えるように飾られていると嬉しいなと思い、最近のCDがいくつも刺さっていると寂しいなと思い、あまりにも品揃えが良すぎると、データだけで満足出来るためにCDを全部売り払ったのか、それとも他に関心が移ったのか、もしくは所有者に不幸があって家族が処分したのだろうか…と考え込んでしまう。

誰かが所有しているCDが何らかの理由で手放される場合、全てが中古屋に行くわけでは無く、当たり前だがゴミとして処分されるものもある。すると年々過去に発売されたCDの現存数は減っていき、中古屋での流通も徐々に徐々に少なくなっていくということを、ほぼ全シリーズが揃った状態で並べられているタイトル群を見るたびに感じる。自分が求めている品もこうしている間に母数を減らしているのかもしれないと思うと、どうにか早めに出会って回収したいと感じつつ、今日も今日とて中古屋を巡るのである。



日記録3杯, 日常

2014年9月5日(金) 緑茶カウント:3杯

三倍の速度で一日を過ごし、コンタクトレンズをつけているにも関わらず視界はぼやけ、ピントは合わず、目薬も力を発揮しない。ただただ猛烈な速度で生き抜いた金曜日を過ぎて、やっと祝杯を挙げられる喜びに打ち震える土曜日の目前。傍らにはモッツァレラチーズとトマトのサラダに、こよなく愛するアルコール、そして命の水緑茶。

さぁ、休日の始まりだ!!



日記録1杯, 日常

2014年9月4日(木) 緑茶カウント:1杯

このところ体重と体脂肪率が落ちているわりに、脇腹と背中に肉の気配を感じている。ということは、脇腹と背中に肉がたまる代わりに、どこかの肉が落ちているはずなのだがそこがどこかわからず、ただただ不可解さを感じている。

昨今、忙しいあまりに運動が出来ていないが、しないとまずそうである。やろう。なるべく。と、胸に誓って。



日記録2杯, 日常, 漫画

2014年9月3日(水) 緑茶カウント:2杯

Mr.FULLSWING、通称ミスフルという漫画を高校時代愛読していた。それは野球漫画のようなギャグ漫画で、試合中に唐突にギャグが挟み込まれ、登場人物は主人公以外全員奇抜な格好で、中には卒塔婆を持ち歩いたり馬に乗ってグラウンドに乱入する者もいる。語尾は必ず奇抜でなくてはならず、カッコ笑いや顔文字まで語尾と化し、話が進むにつれまともな格好の人物は減っていく。そんな漫画だ。

我が家はそもそも野球に関心が薄い家で、テレビで野球観戦をした記憶は無い。両親はサッカーに夢中で、自分はスポーツにはさして興味が無く、球技が嫌いで、体育の時間でも野球やハンドボールに触れる機会が無かったため、野球のルールを知らずに育ち、ミスフルを読んで初めて野球を知ったのだった。そのため、未だに野球のルールを理解出来ていないのである。わかったのはショートなるポジションは余った人をとりあえず配置する場所では無いということと、ホームランを打てば三点入るわけでは無いということ、腹に頭突きをしてはいけないことくらいだ。

野球漫画のようなそうでないようなこの漫画。自分にとっては思い出深い作品で、ミスフルについてなら一晩語り続けられる自信があるほど愛着がある。ただ愛の方向性が多くのファンとずれている自覚があり、作品完結後に発売された文庫本に書き下ろされた、大多数のファン向けと思われるおまけ漫画に対し、「あぁ! そうじゃない! そんなものは求めていないのだよ!」と拒否反応を示した自分は同好の士に出会ったことがなく、一度思いっきりミスフルのおかしさについて語り明かしたいものだと思いつつ、たまに思い出しては衝動のスイッチが入り、ひたすらこのように思いの丈を書き付けるのである。