日記録0杯, 日常

2013年11月8日(金) 緑茶カウント:0杯

コンタクトレンズを水に流すことにかけて、自分ほど上手な者はいないかもしれない。

またやってしまった。ほんの数ヶ月前に新調したばかりだと言うのに。いや、前回は目に合わなくなったため作り変えたのだから、水に流したわけでは無いのだが。

決まって問題を起こすのは左ばかりなので右は古いままである。いっそ決まった期間使用したら新しいものと交換するタイプのソフトコンタクトレンズに変えた方が良いかもしれないが、ハードの方が目への負担が少ないと聞いているのでまたハードを作るつもりである。そしてまた流すのだ、きっと。

ちなみに洗面台にはコンタクトレンズの落下を阻止するために小さな網を設置しているが、洗面台に水を入れすぎて、洗面台から水が溢れるのを防ぐためにつけられたと思われる小さな穴に水とともにやすやすと吸い込ませてしまった。網があるから大丈夫、と思っていたらこの体たらく。我ながら愚か者と思わざるを得ない。



日記録0杯, 日常

2013年11月6日(水) 緑茶カウント:0杯

疲れて疲れて疲れ切ったのだがまだ聴き続けたいけど疲れ切っている。
いっそこのまま衰弱してしまいたい。



日記録2杯, アルバム感想, 平沢進, 日常

2013年11月5日(火) 緑茶カウント:2杯



核P-MODELのセカンドアルバム「гипноза (Gipnoza)」を手に入れた。発売日は明日だが、一足早く手に入れることが出来たので、逸る心を抑えながら湯を沸かし、とっておきの玉露を淹れ、いそいそと準備をし、正座をしてCDを取り出した。

そして気付いたときには、正しい温度で淹れた玉露はすっかり冷め切っていたのだった。

「突弦変異」「変弦自在」「現象の花の秘密」はよりシンフォニックさが強調され、「現象の花の秘密」は分厚いコーラスも優しい音の重なりでどこか女性的。やわらかい布を幾重にも重ねたような音。対して「гипноза (Gipnoza)」は硬質的かつ男性的。重厚なコーラスは魔王のような威圧感。鉄柱でぶん殴られるような衝撃だ。それでいて、ヒラサワソロらしさもしっかり残っていて、P-MODELで言えば「big body」が好きな人は特にぐっとくるのではないかと思う。

まだ二周目に入ったところで、歌詞もろくに読み込めていないが、表題曲の「гипноза (Gipnoza)」に関していえば、こちらは公式サイトで先行配信されていたため、歌詞を知らない状態で何度も聴き、ヒラサワの言葉のセンス、譜割りの自由さを考えながら自分なりに歌詞を聴き取ろうと努力して、まあ何だかんだ言ってもヒラサワの曲も大分聴き慣れた身であるので、なかなか良いところまで行けたんじゃないか、と思いつつ答え合わせをしたのだが、見事に全然違った。せいぜい、良くて正解率二割と言ったところである。「何のかんの逡巡逡巡」と聴きとっていたところなんぞ「何なくUnlock 瞬時に転換 瞬時に払拭」である。「坦懐の美を乗せ」は「坦懐のビヨンセ」と聞こえていた。ビヨンセって誰だよ。

パッと聴いた限りでは「гипноза (Gipnoza)」「それ行け!Halycon」「排時光」「Parallel Kozak」「Timelineの東」が特に好き、と言いつつ特にも何も半分書いていやがるね。「Timelineの東」のある箇所には色気とサービス精神を感じた。今更な話であるが、美しい声だなぁ。

ヒラサワの作るやわらかな印象の曲も大好きだが、そろそろ、久しぶりにこういうものを欲しい、と思ってたことを強く実感させられる。無意識の欲求が満たされる喜びが心地良い。最近のヒラサワはちょっと好みとずれるんだよな、と感じている人にも聴いて欲しい。その上で「いややっぱ違うわ」と思うかもしれないが、それもまた、ということで。



日記録0杯, 日常

2013年11月3日(日) 緑茶カウント:0杯

ほぼ初対面の人に「何歳に見える?」と聞かれると、「知らねーし興味ねーし何歳だと思われたいんだよ言ってみろオラ」と口にこそ出さないものの、音を立てて凶暴な感情が鎌首をもたげる。ただでさえ他人の年齢を当てるのが苦手な人間に、地雷を踏ませるようなクイズを出さないでいただきたい。

同年代ならまだしも、自分より下、もしくは上の人間の年齢を当てるのはすこぶる難しい。特に女性はわからない。かと言って下手に答えれば相手の機嫌を損ねてしまうので難しい。多分三十五歳くらいだろう、と目星をつけ、数歳さっぴいて「三十歳くらいですか?」と聞いたらビンゴで、ビンゴであるにも関わらず不愉快にさせてしまったことがある。あのときの正解は二十代後半と答えることだったが、そこまでのサービス精神を自分は持ち合わせていなかった。

思い出す。ある日のことだ。友人二人と食事に行ったとき、入り口で店員に「お酒を召し上がる方はいらっしゃいますか?」と聞かれ、自分だけ手を挙げたら年齢確認をされた。そのとき既に二十七歳になっていた自分は、しばらく年齢確認なんぞをされたことは無かったため面食らったのが事実である。コンビニで酒を買うときに「成人済みです」というボタンを押すことはあっても、口頭で年齢を確認されることはまず無くなっていたからだ。

そのとき一緒にいた友人はニヤニヤしながら「子供に見えたんじゃないのか」「大人に見えなかったんだよ」とからかってきたが、あの店員は恐らく十代だったので、そこそこな大人の年齢を見分ける能力が備わっていなかった、と考えるのが妥当だ。そして、同じように自分も、三十代前半と後半を見分ける能力がほとんど備わっていないことに気付いた。ましてや四十代、五十代になればさっぱりわからない。細かい年齢なんぞを当てられる自信は無い。

あの質問をして良いのは、よっぽど若く見える人か、もしくは何歳と言われようとも全く気にせず受け止められるに人間のどちらかだ。そうで無ければさっさと自信の年齢を告白するが、ずっと黙っているのが良い。内面が子供のままであっても、肉体はいつの間にやらどんどん老いていくのだから。



日記録1杯, 日常

2013年11月1日(金) 緑茶カウント:1杯

質問をされ、事実を告げたら怒鳴られて、思わず混乱た。そこは閉鎖された空間で、自分と彼女の二人きり。あるビルのエレベーターに乗り込んだとき、掃除のおばちゃんとご一緒することになった。そのときおばちゃんに聞かれたのだ。不意に。「あなたは結婚しているの?」と。

そして自分は独身であるので、「してないです」と答えたら、にこやかな笑顔が一瞬にして鬼の形相に変わり、目尻を吊り上げながらかなりの大声で「結婚しなさい!!!!!!」と、怒鳴られたのだ。エレベーターの中で。

言うまでも無いことと思うが、これはなかなか、かなり怖いぜ?

いったい何が彼女の逆鱗に触れたのかわからなかった。この方は、周囲の結婚適齢期の人々が結婚していないと教義違反になってしまう、そんな特殊な宗教の信者なのかと思うほど。いや、だって自分は事実を告げただけだぜ? 「結婚なんて阿呆のやることですよ」とその制度を否定したわけでも無いんだぜ? ただ質問されたから自分の状況を答えただけなんだぜ?

あまりの出来事に、よっぽど自分は罪深い人間なのだろうか、と数時間ほど悩んでしまった。かけられた言葉はたったの一言だがその衝撃は凄まじく。結構、正直、怖かった。妙な体験をしたものだよ。