日記録3杯, 日常

2014年2月17日(月) 緑茶カウント:3杯

細やかな気遣いと心配りに長けた友人がいる。呑み会を行えば率先して小皿に全員分のサラダを取り分けて配り、空いた皿を下げてまとめて店員に渡し、誰かのグラスが空けば誰よりも早く気付いてメニューを渡す。誕生日やバレンタインには遠方の友人にプレゼントを贈り、華やぎと喜びを与える。いわゆる「女子力が高い」女性である。

しかし彼女のサービス精神はそれだけにとどまらなかった。ある日のこと、彼女の元に他県から一人の友人が遊びに来た。彼女と友人は待ち合わせ場所で合流し、さて電車で出かけようかとしたときに、彼女はその友人にサッとチャージ済みのSuicaをもう一枚差し出したそうだ。また、友人が土産に菓子を買えば同じ種類の別の味を共に購入、そして帰り際に「これも良かったら」とプレゼント。この二例だけでも伝わるだろう、とてつもない至れり尽くせりが。ちなみに彼女達は恋人同士といった間柄では無い。ごく普通の、仲の良い友人同士である。

サービスを受けた友人は興奮しつつ語った。あれはもうジェントルマンの域である、と。

細やかでいて押し付けがましくない思いやりのあるサービス精神。女子力を煮詰めて煮詰めて精製させるとジェントルマンが顕現されるらしい。それは恐らく、一般的に「女子力」を得ようとする人々の目指す方向とは異なるものに違いないが、彼女に関して言えばぴったりで、きっと彼女もそれを望み、楽しんでいるに違いなく、彼女について話す友人の楽しげな興奮状態を見て、感嘆しつつ清清しい思いがした。



日記録1杯, 日常,

2014年2月16日(日) 緑茶カウント:1杯

初めて昆布茶を購入した。それというのも、購入した料理本にやたらと昆布茶を使用したレシピがあったためであり、そのうちの一つを作りたくなったからである。

思い返してみるとあまり昆布茶とは縁の無い人生だった。口にしたことはあるため味こそ知っているものの、自ら買おうと思ったことは今まで無かった。まぁこう毎日緑茶ばかり飲んでいたら他の茶の出る幕なぞほとんど無いか。

せっかく買ったのだからまずは昆布茶として味わってみようと思い、昆布茶の粉末をマグカップに落とし、熱湯を注ぎ入れてよくかき混ぜて飲んでみた。お茶漬けの味がした。口の中がぬるぬるして実に昆布らしい。ただ茶を飲んでいるだけなのに食事をしているような気分になるのが面白い。面白いが、これはいったいどのようなタイミングで飲むお茶なのだろう。お菓子のお供か、お口直しか、食事の代わりか、それとも心を休めるときか。縁が無いだけにあまりピンと来ないが、我が家のラインナップに新たな一つが加わったことを、何と無く嬉しく思った。



日記録3杯, 日常

2014年2月15日(土) 緑茶カウント:3杯

若干困っている。

交際を申し込まれ、やんわりと断ったものの、考えて欲しいと頼まれたので時間を置いてから改めてしっかりと断り、自分としては決着させたつもりだったのだが、その一連の流れが全く無かったかのように振舞われ、対応に困っているのである。

いったいどうしたものだろうか。気が重い。気が重いものだなぁ。



日記録2杯, 日常

2014年2月14日(金) 緑茶カウント:2杯

冬が殺しにかかってくるなら、己が冬を殺してやる。そんな考えが昨夜の深夜頭を過ぎった結果だろうか。受けて立とうと言うかの如く、全力で冬が殺しにかかって来ており、階段が雪で埋め尽くされ、部屋は暖まらず、飯は冷え、靴は濡れ、スーパーマーケットは全体的に品薄状態になり果てており、もう勘弁してくれと願いながら温い風呂に浸る夜。一秒ごとに冷めていく風呂の温度がもの悲しい。

早く夏が来て欲しい。



日記録2杯, 日常

2014年2月13日(木) 緑茶カウント:2杯

冬が殺しにかかって来ている。

先週の土曜日は大雪で階段が埋め尽くされ、雪を落としつつ階段を降りて階段を上ってしばらくして外に出ようとしてみればまた階段が埋め尽くされ、部屋は暖まらず、飯は冷え、靴は濡れ、スーパーマーケットは全体的に品薄状態。もう十年は勘弁していただきたいと思った天候が、今週末にまたやってくるなんて!

冬が殺しにかかって来ている。冬に殺される。もう外に出たくない。早く夏が来て欲しい。