螺旋が少しずつずれますように

このところ忙しくなってきたなぁと思いつつも、まだまだ生活に余裕はあり、自炊、筋トレ、日記などに時間を割くことが出来ている。さてその一方、周囲の友人達の何人かが異常な忙しさに苛まれているようで、うちの一人は大学の頃から異様な燃費の良さを誇る肉体を持つ痩せ型の娘で、睡眠と食事をほとんど取らずに人の二倍も三倍も働けるという皆がひれ伏す超人であるが、そんな彼女にしても仕事が多いようで、昼休みも普段は立ち仕事を続行しているところを、座り仕事に集中出来ただけで「今日は楽だったー」と喜んでおり、いやあなた昼休みは本来昼食を食べる時間であって座り仕事にしたって仕事であることには変わりないじゃないか……と言いたくなるが口に出せず。彼女の夢はお金を溜めて隠居をし、趣味のハンドメイドの店を開いて生きていくことだというので、出来るだけ早くそいつが叶ってくれると良いなぁと願うしか出来ないが、自分が心配しているのは、彼女は問題ないように思えるものの、いや、それしたって限度があろう、そうでなければスカイプをするたびに仕事の愚痴をこぼすなんてことは無いはずで、やはり無理はしているのだ。で、心配しているというのが、あまりに疲労が蓄積されると人の心は荒むでしょう。それが心配なのですよ。どうか皆、心をささくれ立たせることなく、優しいものに出会いながら平穏に過ごして欲しいなぁと。思わずにはいられないが自分に何が出来ようか。物理的な距離に思いを馳せつつ、SNSから漏れ聞こえる過酷な近況の断片が気にすることしか出来ないのがどうにも歯がゆくやりきれない。差し出がましいとは思っているが、あぁ、どうか良い風が吹きますように。

日記録0杯, 日常