日本史の

2016年9月24日(土) 緑茶カウント:0杯

高校の頃に参考にした参考書を読んで、己は全く歴史の流れを理解出来ず、これはプロフェッショナルによる作品だということを甚だ痛感したのであった。

その本は、歴史を勉強するための本ではなく、受験に合格するための本だったのだ。
そして自分は予備校生時代、そのことを深く先生から教えられていたので、その本のつくりに感動したのであった。

すげーや。マジで。

その先生は、大学に合格したら即座にその本を捨てろと言っていた。その本は受験に合格するためのツールでしかないと言っていた。しかし自分はその先生の授業を面白がっていたので、その本を捨てずにとっていた。それから十年。何の気なしに手に取った本のページを開いてみると、それは受験生なら持つべき知識を前提にした問題集であった。ストーリーでは決してない。その時代時代の重要な物事を問いかける書物であった。そして自分はその多くの繋がりを思いだせなかったのであった。

自分は相当な馬鹿であったのだなぁと思いつつページをめくる。愉快である。あはははは全然わかんねー! わからんけど愉快である。この時を生き抜けて受験に合格出来た自分に乾杯したい。まぁ結局自分は現代文・古文・漢文という三教科の顔をした実質一教科で受験を切り抜けたんですけど。日本史使わなかったんですけど。まぁそれはそれで。ページをめくるたびに思い出される先生の表情、受験にこそ使わなかったが、頑張ったなぁ、あの頃は、と邂逅した。そんな十年前である。

はは!



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