お洒落なカフェーでホットチョコレートを飲みました

2016年9月19日(月) 緑茶カウント:0杯

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お洒落なカフェーでホットチョコレートを飲んだ。板チョコを溶かしたような濃い味がするかと思いきや、パシッとしたスパイスが効いていて、まるでチャイのような軽い味がした。この店には無論一人で入ったわけではない。自分一人での外出であればまず選ばない店だっただろう。何故なら己は気楽な店が好きだからである。

だから、趣味嗜好に若干の差異がある友人との外出は面白い。

共通点もある。通じ合わない点もある。友人と出会ったのは高校入学直前、通学に入用な自転車を買うために専門の店を訪ねたときだ。以来、十五年間、つかず離れずとは言えないものの、ゆったりと親交は続いている。そして今日はおよそ一年ぶりか二年ぶりの再会で、蔵前にある文房具や革細工の店を訪ねた後、チョコレートショップで休憩をしたのである。小雨が降っていた。さらさらと。

ホットチョコレートなんて洒落た名称の飲み物を口にする機会などなかなか無い。故に己は板チョコを溶かしたような、ドロドロの、ウィリー・ウォンカが所有するチョコレート工場に流れる川のような、濃い液体を想像していたのであるが、それは意外にもサラッとしていて、スパイスが効いていて、甘みもちょうど良く、美味しかった。

高校時代、友人は進行方向とは逆の向きの席に座ると酔うと言うので、己はいつもそちら側の席に座っていた。あれも十年前である。しかし未だに一人であるというのに進行方向とは逆の席に座ってしまいそうになる自分がいて、「いやいや」と思いながら席を選ぶのだ。

また近々会おう。またいつか。



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