三人家族への擬態
2015年5月10日(日) 緑茶カウント:3杯
メンズとレディースとキッズの衣類が混在する衣装ケースの中を見ると、なるほどーここのお宅は三人家族なのね、と知らない人なら思うかもしれないが、実際にこの部屋に住んでいるのは人類一人であり、メンズレディースキッズの衣類も、並べてみれば全て似たようなサイズなのである。
好みの服をどこで買うか。これは己にとって大きな課題で、それはサイズの問題によるものなのだが、これまではメンズとレディースから選んできて、おかげでシャツのあわせがどっちが上でも違和感があったりなかったりするようになってしまった。そしてここでキッズが追加。ついに三種類に成り果てた。
よくよく考えてみれば己は小学中学あたりからほぼ身長が伸びていないのである。じりじり伸びたがその程度なのである。と、いうことは。つまり別にキッズサイズでも問題ないんじゃね? キッズの大きめの奴ならぴったりなんじゃね? と思い、試着してみたらぴったりだった。ぴったりだったので買った。
最近の子供服は大人っぽいデザインも多いので違和感も無く。ただ後日、友人と一緒に買い物に行ったとき、「キッズサイズ見てくるわ」と行ってそのコーナーに向かったら、友人は冗談だと思って笑っていたのだが、本気で物色し始めてさらに試着までし出した己を見て仰天していたのが何だかとても面白く、愉快な気分になれたのだった。
不便であり便利である。なかなか楽しい。