God of Thunder ! Day 2 (2010年3月28日)

筋少って何でこんなに楽しいんだろう…。

そんなわけで本日も、昨日に引き続いてGod of Thunder ! Day 2に行ってきた。あぁーもう本当、肋骨が痛いことなんざどうでもよく感じるほど楽しかったね! 最高のエンターテイメントだよ。

本日のセットリストは以下の通り。恐らく完璧に近いはずだ! 頑張った!

トゥルーロマンス
くるくる少女

ソウルコックリさん
ハッピーアイスクリーム
ロシアンルーレット・マイライフ

アウェー・イン・ザ・ライフ(新曲)
踊る赤ちゃん人間
暴いておやりよドルバッキー

世界中のラブソングが君を
爆殺少女人形舞一号(新曲)

これでいいのだ
パリ・恋の都
ドナドナ
ツアーファイナル
心の折れたエンジェル

~アンコール~
ゴミ屋敷の王女(新曲)
仲直りのテーマ
未使用引換券

釈迦
トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く

まさか新曲をもう一曲聴けるとは思わなかった。昨日とほぼ同じ曲目でありつつ、定番曲をばらしたり、昨日か今日のどちらかでしかやらない曲があったりと、両日行く人間にとっても大満足なセットリストだ。サービス精神旺盛だなぁ。

一曲目はお馴染みのイントロでトゥルーロマンス…なのだが、イントロのギターが一箇所調子が外れたかな。しかしそれ以上にオーケンの歌詞がメッタメタだった。すげぇ! ひでぇ! 新曲の歌詞を覚えるのに夢中で忘れてしまったのだろうか。あまりのメタメタっぷりに思わず喜んでしまった。

本日は下手の端から客電が落ちたと同時に移動して、オーケンと内田さんの間あたりの六、七列目に立つことができた。それでだ。昨日書いた、「客電が落ちた後に一瞬だけ発生するぽっかりと空いた謎の空間」がどうして発生するものなのかようやくわかった。柵のせいなんだな。中央が柵で区切られてて、今まで柵の前までみっちりいた人々がわーっと前に詰めて行き、だけれども柵の後ろの人は前に進まないわけだから空いた空間ができるんだ。気付くのが遅いな、我ながら。

見晴らしは上々、なかなか良い位置だ。くるくる少女で盛り上がったところでMCに入る。昨日のTwitterコントの話を引っ張りながらオーケンが…何をここで喋ったっけ。夢中になりすぎて忘れてしまった。わはは。

ソウルコックリさんは語りのところでヘイヘイコールとメンバー紹介。今回はおいちゃんは「ギター、Twitter!」ではなくいつも通りに「ギター!」だけ。長谷川さんを紹介するときは「サポートドラマー! 長谷川浩二!」だったけど、エディのときは「サポーテッドピアニスト、三柴理、エディ!」だった。サポートとサポーテッドで言い換える理由は何かあるのだろうか。気まぐれか?

ソウルコックリさん、ハッピーアイスクリーム、ロシアンルーレット・マイライフは昨日と同じ流れ。ハッピーアイスクリームを二日続けて聴けて嬉しい。周囲の掛け合いがバッチリでテンションがガンガン上がる。ハッピーアイスクリームは掛け合いの言葉も決まったパターンだからわかりやすくてやりやすいね。ロシアンの掛け合いも盛り上がった! アウトロのだんだん早くなるオイオイも楽しい。酸欠を感じつつもここで途切れてなるものかと気合で持ちこたえ、やりきった後の達成感! 気持ちが良い!

ロシアンが終わったら休憩でMC。ここでオーケンが、昨日はゲストで水野さんが来たという話をした。楠野さんも来たのに楠野さんには一切触れず、水野さんについてのみ語っていたオーケンはらしいなぁ。

昨日来ていなかった人のためにオーケンが説明を始める。しかし「風車男ルリヲを歌った」「首がないんだよ、のところがゾクッと来た、流石役者さん」「ルリヲの後猿の左手象牙の塔を歌った!」「そしてワダチを歌った!!」と嘘ばっかり言っていた。客席の反応から、ルリヲのあたりまでは信じていた人もいたようだ。流石にワダチまで行ったら気付いたようだが、でも、それは置いといて、だ。ワダチやってほしいよ。やってくれよ!

そういやオーケン猿の左手象牙の塔の存在をちゃんと覚えていたんだな。失礼ながら少し意外だった。何となく忘れているような気がしてた。これもいつか歌ってくれんかな。好きなんだよ、特に最後の方が。今のオーケンが歌うとどんな風になるのだろう。

舞台アウェーインザライフの紹介を少しした後に、新曲「アウェー・イン・ザ・ライフ」へ入る、その前に。新曲だから皆ノリ方がわからないだろうからとオーケン先生の指導により練習することになった。

まずオーケンが「アウェー、アウェー、アウェー、一つ置いて、インザライフ!」と自ら調子のとり方の手本を示し、長谷川さんにドラムを叩いてもらって客席皆で小声で歌いながら練習をする。自身もそのうちの一人だったが、変な光景だった。

普通ないよなー、わざわざノリ方の練習をするなんて。でもこういうのをやっちゃうところが筋少の面白いところなんだよな。練習の成果もあって、昨日よりはノれたかな? けど、まだ「DESTINYをぶん殴れ」につられるところがあった。ついつい「殴れ!」って言いそうになってしまうのだ。アルバム聴き込んだら慣れるかな。

スタッフがよだれかけをオーケンのクビに巻き、ガラガラを手渡したら踊る赤ちゃん人間をやる合図だ。オーケンはガラガラを振りながらいつものように「あばばあばば」と言いながらふざけていたが、何度も見た光景なので幸か不幸かもうすっかり慣れてしまった。あの姿が「普通」に見えてしまうとは。恐ろしい。

あ! 思い出したぞ。ソウルコックリさんの前には確かラーメン筋肉少女帯のMCがあったんだ。どういう流れかは忘れきったままだが、オーケンが「明治通りにラーメン筋肉少女帯の恵比寿店を作る!」と妄想を語りだして、右手を振ってやたらと湯切りの真似をしていたんだ。面白かったのはオーケンが湯切りの真似をするたびに、いちいち橘高さんがギターで湯切りの効果音を入れてたことだ。オーケンも「そんな入れてくれなくてもいいよ!」と笑っていた。わはははは。優しいなぁ。

オーケンの湯切りに「なってない!」と突っ込みを入れたのはラーメン好きのおいちゃんだ。このやりとり笑ったなぁ。そしてラーメンの話はその後も引き継がれ、赤ちゃん人間の前にオーケンがガラガラを振ってまた湯切りの真似をして、それにもいちいち橘高さんがギターで効果音をあてていた。

赤ちゃん人間、ドルバッキーと盛り上がったところで休憩、そしてアコースティックタイムへ。オーケンがタイトルコールをしようとしたものの「世界中の…」で噛んでしまい、ドッと受けた客に向かって橘高さんが「いつものことだろ!」と突っ込みを入れていた。

昨日もアコースティックでゆったり聴いたときに思ったことだが、やっぱオーケン歌うまくなったよなぁ。何だか上から目線の感想で申し訳ないが、そう思う。しっとり聴けて気持ちが良い。

お次は「爆殺少女人形舞一号」。ここだったかな。橘高さん、オーケン、おいちゃんと三人並んだところでオーケンが二人に「どんなテレビを見てるの?」と話を振った。橘高さんはテレビはあまり見ないけど、夕方のニュースの、万引きとかクラゲが大発生だとか、そういう特集が好きらしい。おいちゃんはラーメン番組の他、大食い番組も見るそうで、とある大食い番組で「爆食女王」の文字を見てから「爆殺少女」のタイトルを見るたびそれを連想してしまうそうである。

と、いう話をおいちゃんがしたところで、「そうねー、爆殺少女人形舞一号って小説を今書いてるのよ」とオーケンがいまいち繋がってない繋げ方をしたが、これは単にオーケンが自分の話を喋りたかっただけなのだろう、きっと。そしてオーケン、おいちゃんに「俺の小説読んでないでしょ?」と聞くと「読んでない」との返答が。けど「もらえたら是非読みたい」のだそうだ。対して橘高さんはオーケンの小説をもらって読んでいるらしい。「うまくなったね」と褒めていた。

このやりとりが終わった後で新曲「爆殺少女人形舞一号」が。オーケンは「新曲」と大々的にコールせず、イントロの中で静かにタイトルを口にしただけだった。昨日の客の歓迎振りから自信を持ってのことかな、と思う。

二度目に聴くのでどんな展開の仕方をするのかはだいたい把握しているが、やはり良い。昨日のような衝撃は無いものの、待っていたものを与えられる幸福感がある。今度はなるべく歌詞を聴き取れるように注意して耳を済ませた。だけれども全てを頭に収めることはできない。早く歌詞カードを見つめながら聴きたいなぁ。イントロはピアノで始まる。昨日の「捨て曲のマリア」もそうだったかな。

怒涛の後半戦前に本編最後のMCに。オーケンが役者を目指す話を始めた。オーケン曰く、主人公が悩んでいるときにちょっとアドバイスするだけで、普段はぼーっとしているような、そんな役者になりたいらしい。そして内田さんに「役をあててくれ」と無茶振りをする。内田さんがオーケンに与えた役は「新進気鋭のラーメン屋」。またしきりに湯切りをするオーケン、勢いをつけすぎてラーメンが背後にぶっ飛んでいくオーケン。

しばらくラーメン屋になりきった後、「自分で役を決めていい?」と内田さんから許可をとり、「十三年の間無実の罪で檻の中に閉じ込められ…しかし、最後には自分の人生はこれてよかったと肯定する、いや、こういう事件はあっちゃいけないんだけど…」と「無実の罪で十三年間檻の中に閉じ込められた男」の役になりきって、タオルを掲げて「これでいいのだ」! うわー!!

待ってましたとばかりに盛り上がる客席! だが! ちょっと盛り上がりすぎだ! 特に隣のおっさんが凄まじい。縦横にでかい体で揺れまくり、そのうえハイになりすぎてんだか素なんだか知らないが周囲の客と明らかにノり方が違う! 大暴れするにしろ周囲とノリが合っているなら対応できるが、そうでないためぶつかり、潰されるばかりである。痛い。すげー痛い、つーか怖い。

こりゃたまったもんじゃねぇ、と文化系チビのオタクである己はドナドナあたりでおいちゃん側に避難して事なきを得た。これで移動ができなかったらきつかったな。

ツアーファイナルでは照明がバシバシと激しく点滅して目に刺さるようだった。すっげー格好良いけどポケモンショックとか、そんなことにはならないだろうか、と思いつつも必死で拳を振り上げる。続けて本編ラストは心の折れたエンジェル! エンジェルコールたまらねぇ!

ほっと一息ついてアンコール。メンバーはすぐに出てきてくれて、曲の前にトークコーナーが開始された。何だっけ。メンバーとのお話タイムとか言ってたっけ。違うかな。

オーケン、今までも何度か話していたが、エロに興味が無くなった、枯れてきたと語りだす。人からもらったものも含めて、今まで所有していたアダルト雑誌やDVDをだいぶ処分してしまったそうだ。だが、それでもベスト5だかなんだかは捨てられず手元に残しておいたらしい。そのベスト5の一人の名前をあげ、内田さんに話を振る。

内田さんといえば猥談嫌いで有名だ。視界が悪いのでずっと見えていたわけではなかったが、オーケンがその手の話をしている間内田さんはずっと腕組みをして客席の上の方を眺めていた。そんな内田さんに「ねぇ、聞いてる?」と声をかけるオーケンすげぇ。しかし、さらにすごいのは、内田さんが話に乗ってきたことだよ!

オーケンが名前を挙げた人物に対して「ラッパを吹く人でしょ? 知ってるよ」と返答する。オーケンは「ほら貝だけどね」と一部訂正をする、そしてステージの端の方で大笑いをする橘高さん、嬉しそうなオーケン。橘高さんがこういう話で大うけしてるのが嬉しいらしい。笑いつつ橘高さんは、「内田が絡んでて、いいなぁと思ってた」と感想を漏らした。やっぱ珍しいことなんだな。

トークが終わってアンコール一曲目は新曲「ゴミ屋敷の王女」。おお! これは昨日はやってない! まさか新曲を四曲もやってくれるとは思わなかった! 嬉しいなぁ。歌詞は部分部分しか覚えてないが、「ガラクタか宝物」が耳に残った。ラストは女性二人の声とオーケンの声が重なったコーラスが流される。これも早くアルバムで聴きたいなぁ。

「ゴミ屋敷の王女」が終わると間髪入れずに「仲直りのテーマ」! 「未使用引換券」! 二日続けて未使用引換券とは嬉しいな! もちろん仲直りのテーマも大好きだ!

そして最後のMCへ。よく覚えてないがオーケンは内田さんにトークを勧めた。すると内田さん、昨日振られて喋れなかったから今日は話を用意してきたと嬉しいお言葉! 客席もワーッと盛り上がった。

内田さんが長々喋るのは珍しい。今度レピッシュと対バンするという話から始まり、この間オーケン内田、MAGUMI恭一で対談をしたんだけど、記者だか司会者だかに「二組とも中学からの同級生なんですよね」と話を振られたら全員黙り込んでしまった、と話してくれ、客席からドッと笑いが起きた。

それに対してオーケン、さっきので何が受けたのかわからない、むしろ内田さんが喋ってる最中に痰が絡んでいたことの方が面白かった、と発言。内田さん、さっきコーラスをたくさんしたから痰が絡んだと話す。

そこから「何でこんなにコーラスが多いのか」という話になった。これについて橘高さん曰く、「内田の家でプリプロをするんだけど、コーラスは客に盛り上がって欲しいところで入れていて、作業が長くなるにつれ寂しさが増すと、客の反応を考えているうちにどんどんコーラス部分が増えてしまう」とのこと。正確ではないがだいたいこんな内容だった。なるほどそういう経緯だったのか。

つっても、筋少のあの野太いコーラスは大好きだから、例え寂しくなくてもガンガン入れてほしいな! 楽器隊は大変だろうけど。

この後だろうか。ちょっと順番が曖昧なのだが、中学時代に内田さんがオーケンの部屋に勝手に入ってくるのは嫌で、オーケンは自分の部屋に画鋲を撒いて「マキビシ!」などと言いながら撃退しようとしたのだそうだ。これ、多分初めて出た話じゃないかなぁ。客席の驚きの反応がすごかった。しかし内田さん、めげずに画鋲をよけて歩いたのだそうだ。

また、当時のオーケンの部屋はゴミ屋敷のように散らかっていて、内田さんと友人の何人かでオーケンの部屋を掃除にしに行ってあげたことがあるそうだ。どんだけ汚れていたというのだ。するとベッドの下から何かが出てきたと話す内田さん。まさか内田さんらしくない話を自ら内田さんが…? と思うと、出てきたのは「大量の湯飲み」。これには笑った。

「何で湯飲みがあったの?」の質問に「湯を飲んでたんだよ!」と答えるオーケン。それにしたって大量の湯飲みって。いったい大槻家にはいくつ湯飲みがあるんだ。さらに何でベッドの下に溜め込むのだ。全く意味がわからない。

「ゴミ屋敷の王女」に関連して、ゴミ屋敷で孤独死するのは不幸なようだけど、それを選んだ本人にとっては幸福なことなのかもしれない、というような内容のことをオーケンが話した。そして、「俺は孤独死すんだろうな~。孤独死したら湯飲みを内田にあげるよ」と続け、内田さんが湯飲みを握る仕草をして「オーケン…」とつぶやき、「オーケンが湯のみになっちゃった…」とオーケンが説明を加える。そのやりとりの面白さにおいちゃんも宇宙から帰還した。

残りはあと二曲! オーケンが煽ってキラーチューン「釈迦」の開始! よっしゃあ釈迦だ! 聴きたかった! 咽喉が張り裂けんばかりに「シャララシャカシャカ!」と大声で叫び、拳を振り上げもみくちゃになり、ラストは何かと思えばトリフィドだ! この曲も久しぶりだー!! 聴けて良かった! ちょうど今小説のトリフィドを読んでるところなんだよ! だからどうしたって話だが、盛り上がるよな!

二日目のライブも大満足で終了した。楽しかったなぁ。そういえばアンコールの時かな、初めておいちゃんのペットボトルシャワーを浴びたよ。あれ冷たくて気持ちが良いな。ピックは二回ほどとれそうな位置まで飛んできたけど残念ながら。次はとれるといいな。

一瞬でジンバックを飲み干してモスを買って帰宅した。昨日も思ったことだが、筋少は本当に楽しい。出会えて良かったと心から思うよ。

未分類筋肉少女帯, 非日常