THE・仲直り!復活!筋肉少女帯~サーカス団パノラマ等へ帰る’06~ (2006年12月28日)

「THE・仲直り!復活!筋肉少女帯~サーカス団パノラマ等へ帰る’06~」に行ってきましたっ!

この日をどんなに待ちわびたことか! 昨日は昨日で興奮してなかなか寝付くことができず、チケットを忘れたらどうしよう、電車の乗換えを間違えたらどうしよう、と何度も何度も確認して、なかなか落ち着くことができなかった。会場は中野サンプラザかサンプラザ中野だかもわからなくなる始末。それでも開場三十分前には到着することに成功。入り口の前には既に長々と行列ができあがっていた。

見渡してみると、三十代四十代の人が多く見える。服装はところどころにロリータファッションを確認することができたが、ほとんどはごく普通の冬の装いといった様子。一人、黒地に金で「筋肉少女帯」と背中に刺繍した特攻服を着て、顔にはひび割れメイクを施し、長髪時代のオーケンと同じ髪型をした女性がいて、彼女はテレビの取材を受けていた。この後ライブ中にオーケンが、今日のライブはBSで放送されると告知していたので、多分NHKのカメラだろう。

開場時間が遅れたためか、ライブは約三十分遅れて開始。さぁ、最初の曲はいったい何か…? …このイントロはっ…! 「トゥルー・ロマンス」だ!! 演奏が始まると、目の下がじわじわと熱くなっていった。あぁ、ついに、本当に、筋少のライブに行くことができたんだ。筋少を知ったときには既に筋少は凍結されていて、ライブがこれから行われることがあろうとは夢にも思わなかった。購入したライブビデオを見て、一度は行ってみたかったなぁ、と何度思ったかしれないのに。ついにこの場に参加することができたんだ。

感無量。

演奏された曲は確かこんな感じ。正確な曲順を忘れてしまったのが残念だ。

トゥルー・ロマンス
くるくる少女
日本印度化計画
機械
暴いておやりよドルバッキー
僕の宗教にようこそ
元祖高木ブー伝説
バトル野郎~100万人の兄貴~
これでいいのだ
フィスト・オブ・ヒューリー
愛のためいき
香菜、頭をよくしてあげよう
戦え! 何を!? 人生を!
イワンのばか
踊るダメ人間
航海の日
モーレツ ア太郎
カーネーション・リインカーネーション
サボテンとバントライン
少女の王国
釈迦

中間の曲順は記憶があやふやになっているけれど、最初と最後は確かこれで合っているはず。「踊るダメ人間」が一応最後の曲という形になっていて、その後アンコールが二回。「航海の日」が確かアコースティックギターによる演奏だったはず。耳に優しい楽しそうな音で、しばし会場が和んだように感じられた。

書くことがありすぎてきりが無いが、中でも特に印象的だったことを書き連ねていこう。

キーボードの三柴さんことエディが、まるで神のような衣装を身に着けていてやけに神々しかった。

MCの中でオーケンが大好きなブースカ人形を取り出して一人芝居を始め、それがあまりに長いのでちょっとぐだぐだになりかけた。

オーケンの煽りで今日ライブに来ることができなかった人達に向けて会場内の人々が「ざまーみろ!」と叫び、オーケンが「そんなことを言ってはいけないよ!」と説教をした。

昔は盛り上げるためにビールの一気呑みをしていたが、今は痛風になってしまったためできない、しかし自分はロック歌手なので、痛風ではなく「ペインウィンドゥ」と呼ぶ、とオーケンが言っていた。ペインウィンドゥお大事に。

昨日がギターの橘高さんの誕生日であったため、MCの最中に蝋燭の刺さったケーキが運ばれるという演出が為された。バースデーソングを歌ったのはブースカ。橘高さんがバカボンのパパと同い年になったことにかけてか、バカボンの歌の替え歌のようなものを歌っていた。

ベースの内田さんのタンクトップ姿をオーケンがランニングと言い、昭和生まれだから仕方ないだろ! と言い訳をしていた。

「踊るダメ人間」演奏時には、噂の変な人形が五体ほど力なく天井から吊り下げられていて、会場がジャンプをする瞬間にちゃんと一緒に跳ねていた。あの「ダメジャンプ」も体感できて良かった。両手でバッテンを作り、サビのところでジャンプする。ライブビデオを見ていて羨ましかったんだよなぁ。やってみたら想像以上に楽しかった。

最後の最後に演奏された「釈迦」。今日は釈迦をやらないのかな、やらないのかな、やらないのかな、と焦らしに焦らされた挙句、MCの終わりにオーケンが、「結構いい人だったからぁ!」と力を込めて釈迦の詩の一節を叫ぶ。待ってました! とばかりに沸き立つ会場。オーケンにマイクを向けられて、皆で「(好きになってもよかった)けどね!」「ドロロのノーウズーイー」と合唱したときの快感は素晴らしかった。当たり前だけど、ここに集まっている人達は皆筋少の曲が好きで、歌詞も覚えてしまっている。その当たり前のことを改めて実感できたことが例えようもなく嬉しかった。

始めの挨拶でオーケンが、今日はお前ら楽しんで、是非筋肉痛になって年越しをしてくれ! という内容のことを叫んで笑いをとったが、冗談でなく筋肉痛になりそうだ。あっという間の二時間で、その間中ほとんど跳ねたり飛んだりして音楽に乗り、関節が外れるかという勢いで腕を振った。終わったときには息切れしていて、手の平がじっとりと汗ばんでいた。冬であるのに上着もマフラーも椅子の上。背中が丸出しの人もいる。年齢が上の人が多いためか、アンコールのときに座って休んでる人も多くいた。

生まれて初めて参加したライブが筋肉少女帯のライブで、心から良かったと思う。次のライブにも是非参加したい。また抽選に当たったらいいな。

未分類初参戦, 筋肉少女帯, 非日常