ヘルシングに惚れた

2013年10月19日(土) 緑茶カウント:3杯

やばい、ヘルシングが面白い。いや、やばいことなど何も無いのだが、やばい。思わず語彙が少なくなってしまったが、四巻から加速度的に面白さが増して行き、五巻を買った翌日に同じ本屋で六巻を購入した。そして今は七巻を読みたくてたまらない衝動をじっと抑えるのに必死になっている。一気に読んでしまいたいが、たった十巻しか無いのだ。一度に一口に味わってはもったいない。もっとゆっくり味わわなくては。でも読みたい。

六巻で、鼻血を出しながら単身剣を片手に化物の大群に向き合い、啖呵を切るインテグラのもとに現れた宿敵・アンデルセン神父の咆哮。ゾクゾクした。ルークを歯牙にもかけず圧倒的な強さで叩き潰すアーカード、命令と称して弱ったセラスに血を飲ませるインテグラ、少佐の狂った大演説、咽喉を噛まれ吸血される魔弾の射手、臆病なりに部下を思いやりながら最期まで戦ったペンウッド卿、見所を数え上げればキリが無いが、現状、一番高揚したのが件のシーンである。

時折弱さを見せながらも非常な指揮官に徹し、命令を下す姿も人間らしくて美しいが、指揮を執るだけでなく自ら戦う力を持っていることも素晴らしい。特に、髪が完全にストレートになってからのインテグラの格好良さったら他に無い。何て凛々しいのだろう。そして、何て面白いのだろう! 己は七巻を買うべきか否か。あぁ、衝動を抑えるのが難しい。



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