日記録0杯, 日常

2015年1月27日(火) 緑茶カウント:0杯

これは違う。きっと気温が上昇したせいだ。春が近付いているのだ、と、思おうとしているが、変化が生じたのはちょうど部屋に新しいカーテンを設置してからで。よってわかっているのだ。しかし認めたくないのである。

寒い寒いと思っていた部屋が暖かい。

いやまさか。たった二枚の布でこうも変わるわけがない。今まで暖房をガンガンに入れてもなかなか暖まらず、震えていたというのに、あのときから設定温度を六度も下げても快適だ。いや、わかっている。だって己が使用していたのはただの古いカーテンでは無く、窓のサイズに合わない寸足らずのカーテンで。ガラス窓が一部剥き出しになり、冷気がしんしんと差し込んできていて、そりゃあ寒いに決まっているさと思いつつ、だって古い家だからと。そのように信じてきて、今。

怠惰を極めた結果がこの有様。快適な部屋で呆然としている。そしてまた、友人が泊まりに来ることが無ければ未だ寸足らずのカーテンと共に冬を過ごしていたこともわかっていて。思わず頭を抱えるのである。己の馬鹿さ加減に呆れながら。

あぁ。あぁ!!



日記録3杯, 日常

2015年1月25日(日) 緑茶カウント:3杯

普段、あまりテレビを観ない生活をしているが、最近はドラマ「怪奇恋愛作戦」と、アニメ「暗殺教室」を観るために、週末の深夜にテレビをつけていることが多い。しかし残念なことに今週は暗殺教室が放送休止。情勢に配慮してとのことである。あぁ、楽しみにしていたのになぁ。

何となく、諦めきれない気持ちでテレビをつけっぱなしにしていた。暗殺教室はアニメでどこまでやるのだろう。鷹岡回まで観られるだろうか、観たいなぁ、と思ったり、まったく別のことをしたりしながら時間は過ぎ、視界の端に映る番組も移り変わっていった。

すると唐突にテレビから、妙に明るい歓声が聞こえた。興味を引かれて画面を見ると、フライパンで釘やプラスティックを炒めている。通販番組だった。どんなに手荒く扱ってもこのフライパンはびくともしないし、料理は焦げず、ヘルシーに美味しく出来るということを強くアピールしている。そして皆がこのフライパンを絶賛し、このフライパンを手にしたことでいかに生活が幸福になったか語るのだ。

気付くと、己はわくわくしながらその番組を視聴していた。すごい! 高温の釜に入れても壊れず、コールド・コンプレッションテクノロジーや、ゴールド・アウターコーティングという何やら格好良い名前の技術が駆使されて出来ており、油を使わなくても綺麗に焼け、余熱調理も思いのまま。そのうえ全額返金保証つきで、番組終了後三十分以内に電話をすれば五千円も安くなる!

皆このフライパンを手に入れて幸福になっていた。己もきっと幸福になれるに違いない。このフライパンを手にするだけで、何もかもが上手くいく! そう錯覚しそうになるほど、「すごさ」と「お得」が畳み掛けてくる。そう、この畳みかけが心地良いのだ。

「これはすごいんですよ!」と言った直後に、もったいぶらずにその「すごさ」を見せてくれるのが実に良い。バラエティ番組ではCMを挟んで、CM前に流したVTRを再度流して、さらにCMを挟んで、ともったいぶりまくるであろうところで、全くもったいぶらずにすぐに「いかにすごいか」を見せてくれる。これは通販番組という性質上、限られた時間の中に、いかに「すごさ」と「お得」を詰め込んで、視聴者に買ってもらうかが鍵となっているためだろう。もったいぶっている余裕なんか無いのである。

結果、番組を観てて感じるストレスが無い。望むものを望むままにストレートに享受出来る満足感と安心感。その番組は二十分か三十分あり、同じ内容が何度か繰り返していたが、それでも飽きずに観続け、プラスティックを炒めても全く焦げ付かないフライパンの丈夫さを堪能し、結局最後まで観てしまった。

テレビを観なくなったのは、単に新聞をとっていないため番組表が手元にないことと、生活スタイルの関係であまりテレビに縁が無いためだと認識していたが、あのやたらとCMを挟んでは引き伸ばす手口にストレスを感じていたことも原因かもしれない。引っ張って引っ張って焦らして焦らしてもったいぶるのなら、せめてフライパンでプラスティックを炒めるくらいのものは見せて欲しいものである。次回予告程度で焦らされちゃあ焦らされる甲斐が無いんだぜ。



日記録2杯, 日常

2015年1月21日(水) 緑茶カウント:2杯

最近どうにも、疲労が取れない。そしてなかなか寝付けない。しばらく落ち着いていたが、悲しみを感じてぼーっとしてしまう。考えもまとまりにくく、同時進行がしづらい。頭の中がとっちらかって、あることを為すために十の準備が必要とわかりつつ、二、三抜けてしまい、うまくいかない。

こういうときは酒よりもお茶だ。熱湯を沸かし、落ち着かせ、緑茶を淹れた。好きな味だ。安らげる気がする。でも、まだ思いを馳せてしまう。なかなかどうして、やりきれない。



日記録0杯, 日常

2015年1月20日(火) 緑茶カウント:0杯

布団とシーツと枕と枕カバーと、レースカーテンと厚いカーテンを買った。友人が泊まりに来るので、万全の態勢を整えるために。

なかなかこういう機会が無いと動けないのでちょうど良かった。綺麗好きの友人が遠路はるばる遊びに来るので、では掃除をするついでに部屋に合わないカーテンを取替え、客用布団を新調しようと思い立ち、通販でポンッと注文。あとは部屋中の埃を拭い、床を磨き、カビ取りをしてゴミを出そう。年末の掃除が大掃除なら、今度の掃除はガチ掃除。なるべく不快を抱かれないように、そうだスリッパも新調しよう。

遊びである。客人を迎えるごっこを楽しんでいるのである。いや、ごっこ遊びを楽しむ気分にならなければ掃除をやる気が起きないとも言えるのだが。さぁ、ようやくこの寸足らずのカーテンともおさらばだ。何年こいつを使い続けたのか。冷気も熱気も素通りするカーテンを、気になりつつも数年間使い続けた己のずぼらさのひどさを噛み締める。外から見ると灯りが駄々漏れなんだぜ。ひどいもんだぜ。でもようやく原動力を得たのでやるのだ。よし、やるぞ。

己はやるぜ!



日記録4杯, 日常

2015年1月17日(土) 緑茶カウント:4杯

こはいかなる禍事ぞ。カーペットの上に放り出していた携帯電話。そういえば着信の一つもあるかしらん、と拾い上げて画面を見ればそこには何も映らない。おや、電源が切れたかなと電源ボタンを押すもうんともすんとも言わない。ここで冷や汗。いや、電池が切れただけさ、と急いで充電器に差すも充電中に灯されるランプは無言を貫き、己の脳も語るのだ。記憶しているよと。数時間前まで充電ゲージは満タンだったのを確認しているよと。

マジか。ついにスマートフォンデビューか。この携帯電話は二代目で、そろそろ五年目か六年目に突入する相棒である。シンプルなガラケーで、いや、色々とテレビ機能やEZなんちゃらやらが付いているのだがほとんど使っていない。最近の携帯電話はゲームも出来るらしいけどそういややったことないな~己の携帯電話にはそういう機能はついてないんだろうな~と思ったこともあるが、そんなはずが無い。己が携帯電話を入手していなかった時代に販売されていた携帯電話でもぷよぷよなどは出来たのである。多分この携帯電話も出来る。ちゃんと調べていないだけで。

しかしうんともすんとも言わなくなった携帯電話ではぷよぷよもテトリスも出来やしない。どうすんだこれ。こんなにいきなり黙して語らず状態になるとは思わなかった。どうすんだよ呑み会の幹事引き受けたのに。連絡手段がほぼ断たれたじゃねーか。買い換えるのか? でも今時ガラケーなんてほとんど売って無いだろうしなぁ。己はこれが好きなのになぁ。参ったなこれどうしよう。

困り果てに困りつつ、一縷の望みをかけて背面の蓋を開け、電池パックを取り出して入れなおしたら直った。待ち受け画面を見てこんなにもほっとしたことは無い。携帯電話が動かなくなったのはものの数分だが、焦ったものだよ。あと数年はこいつと付き合いたい。