日記録日常, 筋肉少女帯

2015年4月2日(木) 緑茶カウント:0杯

パノラマ堂あとがき。ということで、今回の嘘サイトを作るにあたって、三月の土日は全てこのサイト制作に費やされた。主に時間がかかったのは各商品のアイコン作りだが、一番苦労したのはCSSに挑戦することだ。何せ今まで、フレームとテーブルをフル活用した、古の技術に依存したサイトしか作ったことがなかったのである。しかしそれではスマートフォンなどなどではもう上手く表示されないらしく、どうせならと頑張ったのだ。とても頑張ったのだ。

まぁ頑張った話は置いておいて。今回の嘘サイトのテーマは「筋肉少女帯の歌詞世界の品々を販売する通販ショップ」ということで、筋少の曲を聴きながらイメージを膨らませてあれこれ描いた。そのあれこれについて、ちょっとずつここで話していこうと思う。



ミルクドレスミルクドレス(楽曲:Guru)
橘高さんの白い衣装がモチーフ。血に染められることを想定して、あえてシンプルなデザインにした。



生ゴム下着セット生ゴム下着セット(楽曲:いくぢなし)
生ゴム下着ってどんなんだ…と思いつつそれっぽく。カスタマーレビューの「義兄が満足していた」というコメントは、もともとは死んだ姉さんの死体に生ゴム下着を着せることが出来て満足した、という意味合いだったが、これは別の意味にとられるんじゃないか…、と後になって気付いた。どっちでもいいです。



アンクレットアンクレット(楽曲:アンクレット)
この曲は少女が泣き笑いをしながらすがりつく姿がイメージされるので、涙を意味する雫型の飾りと、UFOと土星のオーナメントをつけた。材質は多分、安物の天然石かプラスチック。



グリグリメガネグリグリメガネ(楽曲:少年、グリグリメガネを拾う)
絶対におかしなデザインの眼鏡だろうと思いつつ、どうしたもんかなと考えて、月光蟲のジャケットをモチーフにした。眼鏡のフレームの模様はジャケットに描かれている筋肉、レンズは月、そして眼鏡の弦にひっそりと虫。わりと怪しくなったと思う。



トリフィドの苗トリフィドの苗(楽曲:トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く)
楽曲のモチーフとなった小説「トリフィド時代」に出てくる描写を参考にしながら描いた。難しかった…。



爆殺少女人形舞一号爆殺少女人形舞一号(楽曲:爆殺少女人形舞一号)
先に弁明したい。決して。決して橘高さんをイメージして描いたわけではなかったのだがそれっぽくなった。描いてから思った。
シンプルながらもカスタマーレビューは気に入っている。



マタンゴの胞子マタンゴの胞子(楽曲:マタンゴ)
一番最初に描いたアイコンがこれ。シャーレに入れるか、もっとキノコらしくするか悩んだのだが、あえてありえないデザインにしてみた。こちらもカスタマーレビューが気に入っている。



ダイス2個セットダイス2個セット(楽曲:ゾロ目)
歌詞から読み取れる条件を商品説明に羅列するのが何より楽しかった。このダイス扱いづらい!



猿の左手猿の左手(楽曲:猿の左手 象牙の塔)
生っぽい。



ブロック(象牙製)ブロック(象牙製)(楽曲:猿の左手 象牙の塔)
象牙の塔ってそういうこっちゃねーだろ、とつっこまれたらいいなぁと思いつつ描いた。この曲大好き。



アンテナアンテナ(楽曲:釈迦、僕の宗教へようこそ)
カスタマーレビューに気合を入れた。何よりも。



人間パズル人間パズル(楽曲:外道節)
これは描こうか描くまいか大分迷い、R-18ページを作ろうかとも一時考えてこの形に落ち着いた。外道節、良い曲だよね。



負け犬を煮込んだ苦い夜のボルシチ負け犬を煮込んだ苦い夜のボルシチ(楽曲:青ヒゲの兄弟の店)
自信作! これはかなり気合を入れた。ちなみに下の方にある黒いマークはへそ天をしている負け犬のマーク。



自己嫌悪のワイン自己嫌悪のワイン(楽曲:青ヒゲの兄弟の店)
顔を両手で覆い隠してうなだれている人をラベルにデザインしたワイン。シンプルながらも気に入っている。



ヒトデのスープヒトデのスープ(楽曲:少女の王国、猫のおなかはバラでいっぱい)
これはインスタントにしよう! と早い段階から決めていた。それっぽく出来たので満足している。



日本の米日本の米(楽曲:日本の米)
どうしたものかと迷いつつ、何となく「日本の米」が収録されている「SISTER STRAWBERRY」のジャケットを描いてみたのだが、途中で「この少女を田んぼの中に立たせたら面白いんじゃないか?」と思いついて描いてみたらこんな感じに。良い塩梅になったと自己満足している。



日本の印度カレー日本の印度カレー(楽曲:日本印度化計画)
特に何も考えずに描き進めたのだが、出来上がった後に配色が印度の国旗と同じでびっくりした。



世界中のラブソングおまとめセット世界中のラブソングおまとめセット(楽曲:世界中のラブソングが君を)
巨大な半透明のハートの風船の中に、色とりどりの音符マークが詰め込まれているものにしようかなーと途中まで考えていたのだが、現実的な方向に突っ走ってしまった結果こうなった。



僕の歌おまとめセット僕の歌おまとめセット(楽曲:僕の歌を総て君にやる)
ふざけた。とてもふざけた。ごめんなさい。フロッピーディスクに詰めてごめんなさい。でも気に入っている。



姉さんの死体姉さんの死体(楽曲:おおもうけバカボン)
これだけ筋少ではなく空手バカボンから。ブラックなネタとして一つ詰め込みたくて入れてみたが、アイコンを描くのは人間パズルと同じく迷った挙句に自重した。しかしこれが何故ギフトコーナーにあるのかは自分でもよくわからない。



詩人オウムの遺物詩人オウムの遺物(楽曲:詩人オウムの世界)
迫害されたオウムのことなので、そのノートもほとんど残っていないのだろうなと妄想しながら描いた。楽しかった。



カリブロ詩集カリブロ詩集(楽曲:サーチライト)
カリブロは逆に、詩集が出版されていそうだなぁと。ちなみに中央に描かれている緑のものは野菜のカリブロ。ふざけてみた。



思い出のビデオ思い出のビデオ(楽曲:その後or続き)
結局あのビデオは見られたのだろうか…と思いつつ、見られなかった未来の一パターンとして。
ビデオに書かれた日付は凍結前最後のオリジナルアルバム「最後の聖戦」の発売月。



引換券(未使用)引換券(未使用)(楽曲:未使用引換券)
自分で言うのも何だが、このデザインはとてもださいと思う。苦労した…。



レティクル座行特急券レティクル座行特急券(楽曲:レティクル座行超特急)
「レティクル座妄想」のアルバムジャケットを意識したデザイン。出発駅が高円寺なのはお遊び。注意書きがよく見えないのは悪意。
左下の数字はアルバム「レティクル座妄想」の発売日。



何処へでも行ける切手何処へでも行ける切手(楽曲:何処へでも行ける切手)
綾波レイを描くのも違うしなあと無難なデザインに。郵便料金は、楽曲が発表された時代を考慮して。



バンドの写真を挟んだ絵本バンドの写真を挟んだ絵本(楽曲:中2病の神ドロシー)
Twitterで「こんな商品ありませんか?」とお問い合わせをいただいて描いたもの。絵本の絵は「サーカス団パノラマ島へ帰る」のデザインで、バンドの写真は「筋肉少女帯人間椅子」。




他にも「愛されたいサラダ」「221B戦記」「機械(クラウドバスター)」など描ききれなかったものもあったが概ね満足。大変だったが、作っていて楽しかったのでまたいつか筋少をテーマにこういうサイトを作ってみたい。

最後に。見に来てくださった皆様ありがとうございました。



日記録2杯, 日常

2015年3月29日(日) 緑茶カウント:2杯

人間、やれば出来るものだなぁと感心しながらランナーズハイを味わっている。

どうしてもやり遂げたいことがあったために、土曜日の昼から作業をしていた。リミットは日曜の夜である。現状かなり厳しく、無理をしなければ完遂出来ない。そのうえ土曜日には水戸さんのライブもあるためその分作業時間が消える。かかるのは正味五時間といったところだろうか、移動時間他含めて。

そして土曜日。十七時に家を出て二十二時に帰宅し、風呂に入って身を清め、さぁやるぞと気合を入れて、二十三時から翌朝十二時までぶっ通しで作業を続け、予約している整体に行き、二時に戻ってまた作業を続けて二十時になってようやく終わって、今。今!

こんなに集中力を発揮したのは久しぶりだ。そのわりに疲れを感じていないのが面白い。作業中はしんどかったが、何だかんだで自分の好きなことややりたいことであればストレスは軽減されるのだなぁ。

さて。あとは自由時間だ。わりと元気もあることだし、ゆっくりと夜を満喫しよう。ちょっとつまみでも拵えて美味いビールでも呑もうじゃないか。

乾杯!



日記録0杯, 日常

2015年3月22日(日) 緑茶カウント:0杯

たまに電話をするたびに、祖母から「何か欲しいものは無いかい? 送ってあげるよ」と言われ、そのたびに大丈夫だよと断るのだが、実に残念そうな様子なので、いつも若干心が傷む。

この歳になってまで身内に物を買ってもらうのもいかがなものかと思いつつ、多分、何かしら要求した方が祖母も喜んでくれるのだろうと理解している。とすると、孝行のためには何かをねだった方が良いのだろう。

しかしここに問題が一つ。欲しいものが無い。

いや、ある。あるにはある。例えばデスクトップパソコンだとか、それを置くスペースだとか、DVDボックスの類に、工具に衣服。あるにはある。欲しいものはあるのだ。しかし、これらは全て、自分で吟味して買うべきもので、祖母のセンスに任せて買っていただくには不向きなものなのだ。

まさか金銭を要求するわけにもいかず。何が適切だろうかと日々考えつつ、あ、これだと思い、緑茶をねだったらめっちゃ届いて、ついでに羊羹もめっちゃ届いたので、しばらくは緑茶と羊羹三昧になりそうである。美味なり。



日記録1杯, 日常

2015年3月17日(火) 緑茶カウント:1杯

初めて見たときまず抱いた感想は「不味そう」というものだった。

街角に新しく出来たラーメン屋の外装はプラスティックがテカテカツヤツヤ光っていて、食べ物屋よりもパチンコ屋を連想させるものだった。ここはもともとテイクアウトの寿司屋であった。寿司屋だったときはごく普通の食べ物屋の外装だったが、それをすっかり塗り替えて作られたのがパチンコ屋のようなラーメン屋。パチンコ屋を改造してラーメン屋にしたならまだしも、もとが食べ物屋であったのに、何故この有様に成り果てたのか。

案の定客足は芳しくないようで、ガラス窓から見える客席にはいつもほとんど人がいない。テカテカツヤツヤの看板は安さを強調しており、確かに近隣のラーメン屋に比べると安い価格帯であるが心惹かれないのはすごい。だってなぁ。鶏がらの香りよりもタバコの臭い、湯切りの音よりもジャラジャラ音が聞こえそうな見た目だものなぁ。

さてこのラーメン屋。出来たのは二ヶ月ほど前のことだが、流石に危機感を抱いたのだろうか。最近になって暖簾や幕や提灯などなどを飾り付けるようになった。以前に比べると食べ物屋っぽくなってきている。生き残れるだろうか、と見守りながら。まだ一度も入っていない。



日記録3杯, 日常

2015年3月14日(土) 緑茶カウント:3杯

一人暮らしを始める際に実家から持ってきたブラウン管テレビを今までずっと使用してきたが、先日映らなくなってしまった。その前からも具合が悪く、映像がブレることが多々ありつつも、バンバン叩くと直っていたのでバンバン叩きながら使っていたが、ついに事切れてしまったのだ。

正確な年数は定かでは無いが、購入してから十五年ないしは二十年は経過しているだろう。よく持ってくれたものである。このテレビはもともと父が単身赴任をしているときに買ったものだ。単身赴任が終わって自宅に持ち帰られてからは、主に己がゲームをするために使っていた。これでよくぷよぷよやマリオRPGをやったものだ。

壊れたテレビに接続している録画機器は今は懐かしいビデオデッキ。VHSのビデオテープも傍らに置かれている。こちらはまだ使える。なかなか息が長いと思う。

これを機にいっそテレビを処分するか、とも考えたが、たまに観たい番組もある。そして何より、ライブDVD再生装置がパソコンだけではやや不便だ。では、ついに買うかなぁと電気屋に足を運び、薄型テレビを購入した。ついでにブルーレイレコーダーも。驚いたよ。電器屋に行ったらDVDレコーダーは今じゃあもう売られていないと教えられたんだぜ。ブルーレイレコーダーでDVDも観られるそうなんだぜ。知らなかったなぁ。

そんなわけで分厚いブラウン管テレビは薄型のフルハイビジョンテレビと入れ替えられ、ブルーレイレコーダーが導入され、ついにで同時期に十年物のトースターも壊れたため、以前よりも奥行きのあるトースターも我が家の一員に加わって、満足感を得つつ、財布の中身を確認することに恐怖を抱く、そんな日である。ひゃっほう。