日記録0杯, 日常

2013年9月7日(土) 緑茶カウント:0杯

せいぜい四回、多くて五回だ。それも頻繁にではなく、二ヶ月に一度か三ヶ月に一度通った呑み屋があった。そこに三年ぶりに訪れてカウンターで酒を呑み、追加の注文をしようと目の前に立つ店員に声をかけたら言われたのだ。「あら、ねえあなた前にも来てくれたわよね」と。

そして今日は今日で三回程度しか行っていない服屋で店員に声をかけられ、よっぽど自分は覚えやすい面をしてるのか、それとも単に記憶力が素晴らしいのか、どっちかなのか両方か、と考えてしまったが、ただ思うことは覚えられた原因が悪目立ちしているためで無ければ良いな、ということだった。

その点に関しては未だにチキンなのである。



日記録4杯, 日常, 町田康

2013年9月5日(木) 緑茶カウント:4杯

「餓鬼道巡行」「この世のメドレー」「ゴランノスポン」「どつぼ超然」「爆発道祖神」「人間小唄」「破滅の石だたみ」「バイ貝」……町田康のタイトルセンスって何て素敵なんだろう!

スペースの関係で単行本の購入は避けており、文庫化を待ち望んでいるため未だ手に取れていないタイトルも多いのだが。所有している中では「けものがれ、俺らと猿と」「人間の屑」「くっすん大黒」「テースト・オブ・苦虫」「実録・外道の条件」などのタイトルも好きだ。たまらない。

町田康の小説の中で一番好きなのは「夫婦茶碗」収録の「人間の屑」。ダメな人間がダメなまま奈落へ向かって全力疾走する様が悲しくも爽快な作品だ。町田康の作品にはいわゆる「ダメ人間」が多く登場するのだが、どいつもこいつも波に飲まれ流され何が何だかわからない中を生きながらも、何だかんだで行動力があるのがどうにも厄介で愛おしい。

町田康の文章に慣れていない人におすすめしたいのは「実録・外道の条件」。エッセイ風の作品はどれも読みやすいが、中でもこれは秀逸である。そして可哀想である。ずるい奴らやひどい奴らから外道な目に合わされる町田康に同情しつつ、その筆致により笑わされ、また、可哀想な姿から垣間見えるキュートさに気付いたら、次は小説「夫婦茶碗」を読んでみれば良い。くれぐれも一番最初に「きれぎれ」には手を出さないように。



日記録5杯, 日常

2013年9月4日(水) 緑茶カウント:5杯

久しぶりに会った友人達に就寝時間を聞いてみた。

「お前ら最近何時に寝てんの?」

「十一時」
「十時」
「十一時半」

「………」

皆、思った以上にきちんとした生活を送っていた。

日付が変わる前に眠るなんて年に何回あるだろう。それにしても、一時くらいならいるだろうと思いきや、まさか皆十二時前に寝ているとは。朝の四時まで起きていたお前らはどこにいったんだよ、と思いつつ、社会人だものなぁ。

正直なところ若干ショックを受けたが、今になって変わることは無いだろう。なるべく一時には寝たいと思いつつ今日も気付けば二時手前。多分寝るのは二時半だ。まぁ、仕方ないな。こんなもんだろ。



日記録4杯, 日常, 水戸華之介

2013年9月3日(火) 緑茶カウント:4杯

多分何かしらの意味があるのだろうが、さっぱり意味を読み取れない。鍵を掴めば理解出来るのだろうが、鍵の在り処がわからない。それとももしや、実は意味があるように見えて何も意味も無いのだろうか。いやいや、この人の作ったものなら何かしらの意味があるはずだ。

水戸華之介、杉本恭一、吉田一休の三人から成るユニット「屑」。この屑の曲の一つに「君を守りたい」というタイトルのものがあるのだが、こちら、歌詞カードを見ても歌詞は書かれておらず、しかしインストゥルメンタルというわけでもなく、意味があるのか無いのかわからない音を三人で楽しげに歌うというもので、楽しそうなのは良いことだが、どうしてそれが「君を守りたい」というタイトルになるのかが、全然わからないのである。

で、あれば検索してみれば良いだろう、と思ったものの、ネタの解説なんぞ野暮がするもんよ、と言うかの如く鍵の手がかりは何も検索に引っかからず、そもそも「屑」に関わる記事すら少なく、身近な人に聞こうにも身近に屑を聴いている人がいないため、謎は深まるばかりなり。

常に気になっているわけでは無いが、たまに思い出しては何だろうと思い、今度聴くときには何かに気付けるかもしれないと思い耳を澄まして聴いてみるもやはりわからず、いつか鍵を見つけられる日が来るのだろうか。これで何の意味も無かったら泣く。



日記録0杯, 日常

2013年9月2日(月) 緑茶カウント:0杯

漫画「進撃の巨人」を第一巻から最新刊まで一気読みした。期待値が高すぎたせいか、血液が沸騰するような興奮こそ覚えなかったものの、ありきたりな言い方をすれば普通に面白かった。

巨人になす術もなく食い殺される人類の無力さが延々と描写され、そこにやっと巨人に太刀打ちできる人類最強が現れ束の間胸を撫で下ろし清涼感を味わうものの、直後にまた巨人の蹂躙が始まり、裏切り者が現れ、仲間がどんどん死んでいく。他の漫画だったら死に際に大きなドラマを用意されるだろうキャラクターもあっさり食い殺されて行くのが潔いというか何と言うか。ハンジくらいの立ち位置であれば通常はよほどのことが無い限りあっさり死ぬことも無いだろうが、この漫画では次のコマでむしゃむしゃ喰われそうである。

ハンジと言えば。実は「進撃の巨人」は以前古本屋で軽く立ち読みをしたことがあったのだが、そのときハンジを見たとき、特に性別について何か思うことは無かったのだが、後になってハンジの性別論争の存在を知ったとき、「へーあれをあっちの性別だと思った人がいるんだ」と驚いたことは記憶しているのだが、そのとき女派と男派の主張をいくつか読んだら自分がそもそもハンジをどっちの性別だと思ったのかということをすっかり忘れてしまい、読んだ当初は何も疑問を抱かなかったはずなのに今ではもうわからないというありさまになり果てている。

ちなみに好きなキャラはユミルとリヴァイです。どっちも目つき悪いんな…。