日記録3杯, 日常,

多分脱水に近い症状を起こしていたのだろうなぁ。

昼酒を楽しみ、良い気分で散歩に出かけ、途中焼き鳥屋に立ち寄って焼き鳥を立ち食いしつつビールを呑んで散歩を続行。歩きに歩いて歩いた途中に入った本屋、雑誌を一冊購入して外に出てみれば無くしてしまった方向感覚。こっちか? あっちか? どっから来たんだ? そして勘を頼りに歩き出せばどんどん知らない街並みへ。やばいと思いつつ、いやいや大丈夫、いざとなったら線路に沿って歩けば良し、と開き直って辿り着いた駅から電車に乗って最寄り駅の隣の駅へ。隣の駅に降りたのは、最寄り駅と隣の駅が線路で繋がっていないからである。別の路線なのである。

そうして家に着いてから辿り着いた駅の名前を検索すると、どうしてこんなところに着いてしまったのだろう………と唖然とせざるを得ない。まぁ、よくあることかと納得しつつお茶を飲んでだらだら過ごすか、何か気持ち悪い。じゃあもっと水分を摂れば良いかな、と三杯飲むが気持ち悪い。

これはまずいんじゃないか?

苦い思い出が蘇りつつ持っていたキャベジンを飲んだ。気持ち悪い。以前初めてキャベジンを飲んだときも、飲んだ途端に吐き気が増長して気持ち悪さのピークを迎え、だが、そのおかげで胃の中のものを全て吐き出すことができ、スッキリ回復することが出来たのが、これはこんなに体に悪い薬なのか? そんな劇薬めいたものなのかキャベジンとは? と疑問を抱きつつキャベジンを腹の中で溶かす。来た。結局同じことを繰り返して肩で息をしながら生き返った。

今回の教訓。酒を呑むときは何か喰え、呑んだ後は運動するな。以上。焼き鳥屋に行くまでずっと何も食べずに酒だけ呑んでいたのはまずかったな。ははは。馬鹿!!

日記録2杯, 日常

楽しかったなぁ。

友人の結婚式に行ってきた。二時間かけて電車移動し、結婚式に出席し、三時間かけて帰宅した。帰りの方が時間がかかったのは時間の関係で乗り継ぎが必要となったからである。結婚式はしっかりと形式に則ったものだったがくだけた雰囲気もあり、新郎新婦が選んだと思われる音楽が凝っていて面白く、堅苦しくなく過ごすことが出来た。

それにしてもこのところ隔週で群馬に帰っているせいで移動の感覚がおかしくなりそうだ。二時間の電車移動くらい余裕、と思いつつある。ただ体力的にはいけるものの金銭的にはきついのだが。

何はともあれおめでとう。幸せになれ!

日記録4杯, 日常

楽しい一日でございました。

筋少のインストアイベントに行き、アルバム「4半世紀」にまつわるトークをたっぷり聴いて、帰宅後はニコニコ生放送で歴代PVとライブ映像、そして内田さんの単独インタビューを堪能。さらにこれから大槻内田のまんが道コンビがテレビに出演。正直もう早く布団に入りたくて仕方が無いほど体は疲れているのだが、起きて待つしか無いだろう。こんなお祭りみたいな日には。

明日は間違いなく寝不足だが、それもまた良し。カフェインをたっぷり摂ってすごそうじゃないか。

日記録1杯, アルバム感想, 日常, 筋肉少女帯

筋肉少女帯のセルフカバーベストアルバム「4半世紀」を買ってきて、余韻に浸っている。想像を超える格好良さだった。過剰さに過剰を重ねた装飾美。しかし内容はシンプルだ。ライブで演奏することを前提にしているのか、はたまたライブ演奏をコンセプトにしているのか、筋少メンバーとサポートメンバーの楽器と声だけで曲が構成されている。オリジナルの「機械」にあった鐘の音は無く、「日本印度化計画」のシタール演奏はギターで再現されている。コーラスも女性のゲストは無い。そのせいか今までのアルバムではあまり前面に出てくることが無かったベースの音がかなり存在感を放っているのが印象的だ。

オーケンの歌も素晴らしい。正直な話、驚いた。失礼ながらこんなに表現力のあるボーカルだったか、と思わされたほどだ。アルバムを聴く前に読んだ雑誌のインタビューで「4半世紀」にはキーを半音下げた曲もある、とオーケンは語っていた。そのときはやや残念に思ったが、下げたことにより今のオーケンの持つ歌声の魅力が発揮され、当時のオーケンは持っていなかった歌い方によって、その曲の新たな魅力が引き出されている。年を重ねて変化することにより、別の味が生まれている。そうだ、年を重ねることは悪いことでは無いんだ。肉体は徐々に衰えるが、同時に技術と経験は積み重ねられていく。若い頃には持っていなかった色彩を披露することが可能になるのだ。

「自分達はここまで出来るんだぜ?」と見せ付けるようなアルバム。齢五十を目前にしたロックバンドの全力を見た。そのうえで、「まだまだ行けるんだろう?」と思わせてくれるのが嬉しい。きっとライブではさらにあっと驚くようなパフォーマンスを見せてくれるに違いないのだ。

日記録0杯, 日常,

酒好きだがこだわりはあまり無く、無論味の好き嫌いなどはあるものの、この料理を食べるときにはこれ、この酒の味を引き立たせるならこれ、といった選び方はせず、とりあえずビールから始まりエンドレスビール、肉でも魚でもチーズでもケーキでも和菓子でもビールで良し、それどころかつまむものが無くても良し、といった人間で、昨日も一応きゅうりとミョウガを梅干と鰹節と醤油で和えたものを用意したものの、さっさと食べ尽くして後はずっと音楽を肴に酒オンリーで楽しんでいた。

これはこれで楽しい。これはこれで楽しいが、反面、料理によって酒を変え、味わいの変化を楽しむことが出来る人をうらやましくも思うのである。良いなぁ、これぞ酒呑みだよなぁ、と思うのだ。

ワカコ酒」という漫画を買った。主人公である村崎ワカコは大の酒好きの二十六歳。彼女が酒場や自宅で一人酒を楽しむ漫画……と書くと人によっては寂しく見えるかもしれないが、全くそんなことは無い。「料理」と「お酒」と「彼女」によって一つの世界が構築され、料理の見た目、香り、味が簡潔な言葉で丁寧に描写される。鮭の塩焼き、出汁巻き卵、焼き餃子、ざる豆腐、ポテトサラダといった馴染みの品々の、強く意識することの無い、しかし多くの人が感じているだろう「魅力」が的確に描かれ、納得しつつ引き込まれるのである。また料理の絵がとても美味しそうなんだ。

薀蓄は語らない。大げさな描写も無い。だからこそしっくりくる絶妙なバランスがすごい。日本酒、焼酎、ウーロンハイやサワー類と馴染みの薄い自分でも、「あぁ、これは合うだろうなぁ」と納得する。きっと同じメニューを同じように食べても、この漫画と同じ受け取り方は出来ないだろう、と自身の味覚の幼稚さから察せられるだけに、まるで自分が相性の妙を堪能出来る人間になれたように錯覚出来るのがまた楽しい。酒好きの人は是非。そうでない人も是非。おすすめだ。