日記録2杯, 日常

2015年6月27日(土) 緑茶カウント:2杯

ドガガガガガガガガガガ、頭のすぐ近くから轟音が鳴り響き己は驚いて目覚めたが、明らかに目覚ましの音では無く、目覚ましの音では無いということはまだ寝ていて良い時間であるので、再度眠ろうと試みたが、まるでドリルが壁を打ち抜くような凄まじい轟音が壁一枚隔てたところで鳴り響くのだからたまらない。布団の中で抵抗を試みたが虚しく敗北。己は起きることを決意した。

例えでは無く、実際にドリルが壁を打ち抜いていた。アパートの外壁工事が行われていたのである。確かに何とかと言う設備を導入するために室内工事にご協力ください、というチラシが配られたことは記憶しているが、室外工事については一言も聞いて無いぞ、と改めてチラシを確認。やはりそこには外壁工事に関する文言は皆無。日時も皆無。ドリルだけでなく、何らかの道具で壁を叩く音も別の壁から聴こえる。ガンガンガンガンドガガガガガガガガドンドンガンガンカンカンカンカン。

朝起きたら工事現場のど真ん中に放り出されました、己は驚いております、まるで自分の家ではないようです、と誰かに報告したい気分。正確には朝ではなく昼に近いが誰かに報告したい気分。あぁ、己の安眠は妨害された。そしてこの空間では安らかな休日を過ごすことも出来ない。今日は読書と絵を楽しもうと思っていたのに。

仕方無しに本を持って外に出ると我が家は櫓と梯子とおっさんに取り囲まれていたが、二時間ほど経って戻ってみると櫓も梯子もおっさんも綺麗さっぱり無くなっていて、近所の子供が吹く下手な鍵盤ハーモニカの音しか聴こえない。安心しつつ、狐につままれたような心地を味わった、そんな土曜日の昼だった。



日記録2杯, 日常,

2015年6月21日(日) 緑茶カウント:2杯

一人カラオケ、一人居酒屋は経験がある。しかし一人焼肉は未経験だった。小さな抵抗があったからである。焼肉と言うと、皆でわいわい楽しみながら肉を焼き、おいお前それまだ火が通ってないぞ、マジかよやべー鉄板に戻して良い? といったやりとりの中で楽しむものというイメージが強かったのである。とはいえ前述のカラオケ、居酒屋も同様のものであり、すると一人焼肉に抵抗を抱く由縁などどこにも無いことになるわけだが。

そして実際に行ってみたら何と言うことも無かった。カウンター席があったのも大きいだろう。四人用のテーブル席に通されて一人で焼肉をやるとなると流石に寂しさを感じそうだが、もともと一人で食べることを想定された小さな鉄板が目の前にある席であれば問題無い。そう。鉄板のサイズも問題だ。一人で食べるとなるといっぺんに肉を乗せることは出来ない。さりとて大きな鉄板にたった二枚だけ肉を乗せると余白がどうにももの悲しい。小さな鉄板ならその点を解消出来る。小さな鉄板は偉い。

ハラミ二人前とキムチと生ビールと冷麺を頼み、一人でちゃっちゃと焼いてちゃっちゃと食べた。うーん、美味。これまでは人数を揃えないことにはなかなか焼肉にありつけなかったが、今後はいつでも好きなときに焼肉を食べられるようになった。嬉しいステップアップである。

とはいえお会計は四千円。流石焼肉。結局、ラーメン屋に行くノリで軽く食べに行くことは出来ないのであった。どっとはらい。



日記録2杯, 日常,

2015年6月14日(日) 緑茶カウント:2杯

週に一度の整体通いの帰り道。昼飯は済ませた後だが、小腹が空いたので近所のラーメン屋の暖簾をくぐった。時刻は十五時、ちょうどおやつの時間であるので、注文したのは半玉ラーメン。ただし、もうちょいボリュームが欲しいのでほうれん草を追加でトッピングした。

このラーメン屋は月に三度ほど通っていて、いつも己はほうれん草をトッピングしている。むしろほうれん草をトッピング出来るからこのラーメン屋に通っていると言っても過言では無い。濃い味のスープがからんだほうれん草がたまらなく美味いのだ。そして添えられる味玉と焼き海苔。とろりと溶けた黄身を口に入れる瞬間はいつも楽しみで、己は中盤あたりで味わうことが多い。

メールの返信をしながら待つこと数分、ドンッと丼が目の前に置かれ、携帯電話を畳みさあ食べようと箸を手に取ろうとしたとき、「いつもありがとうございまーすこちらサービスでーす」と店員の声。丼を覗き込んで驚く。えらいことになっていた。

通常半玉ラーメンには乗らないチャーシューが山盛り。さらに味玉と焼き海苔も倍量トッピング、もちろんほうれん草もたっぷり。半玉ラーメンにあるまじきボリュームである。えっ何で!? と驚いているとニコニコ顔の店員に食事を勧められる。突然のサプライズに驚きながら箸を割った。うおーうチャーシューすっげえ乗ってる……。

そんなわけで、おやつのはずのラーメンは立派な食事に化け、夕飯の時刻も満腹感が続いたので夕飯をスルー、そしてこの日記を書いている二十三時過ぎになってようやく腹が減ってきて、食べるべきか否か迷っている今現在。

ラーメンはとても美味しかった。



日記録3杯, 日常, 鬼畜スタンプ化計画

2015年6月11日(木) 緑茶カウント:3杯


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上半身が赤鬼、下半身が畜生の生き物、鬼畜。いつかに作ったオリジナルキャラクターである。この鬼畜のLINEスタンプなるものを己は作ってみようと思う。LINEに全く触れたことのないガラケーユーザーの己が作ってみようと思う。ふと思い立ったので。

ハードルは高い。LINEのガイドラインによると、性的な表現・暴力表現はNGとのことで、裸や武器の所持もどうやら該当するらしい。すると衣類を身につけておらず、金棒を持った生き物など言語道断だろう。そもそも名前が物騒だ。

そのうえ、登録の際にはまず画像を四十個用意しなければならないうえ、審査にかかる時間もなかなかとのこと。四十個描いて審査落ちしたときのことを考えるとやるせない。

だが。話によると金棒を持った鬼のLINEスタンプもあるようなので、とりあえずはまず挑戦してみようと思う。進捗があり次第ここで報告しようじゃないか。

さて、どうなることやら。



日記録4杯, 日常

2015年6月6日(土) 緑茶カウント:4杯


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何て美しい瓶だろう! 買ってしまった。買ってしまった。いや、そこまで高いものではなく、充分手の届く範囲の金額であるので、買おうと思えばいつでも買えたのだが。ただ初めてこれを目にし、同時に目を奪われた数年前から、何となく、何となく買わないでいたのである。それはもしかしたら手中に収めてしまうことが惜しく感じられたからかもしれない。遠くから憧れの眼差しを向けることを楽しんでいたのかもしれない。

しかしついに買ってしまった。きっかけは無い。ただ買ってしまった。買ってしまった。そして手中に収めて思う。何と美しい瓶だろう! 全てが己の好みのど真ん中で、いくら眺めても飽きない美しさ。惚れ惚れする。店の棚に置かれていたときはうっすらと埃を被っていたが、それを払いのけ、薄布で軽く拭うとまたきらめきが増し、己の心を満足させる。綺麗だなぁ。

味わうのは、もう少し後で。