日記録2杯, 日常

2019年7月1日(月) 緑茶カウント:2杯

しちゃくをしてね。ぜったいにさいずがあわないとわかっていてね。だからかうまいとおもっていたんだがね。きづいたら、がまんできずに、ぽちっと。さいずのあわないふくににまんえんを、だしてしまっていてね。

でもね、じゅうなんねんもね、おーけんがだいすきで、きんしょうがだいすきで、そうしていきてきて、いきるかつりょくをもらってきたならと、おもえてね。だからさ、これはじぶんにひつようなものだったんだ。

だからこれでいいのだ。これでいいのだ。この服が届くことを楽しみに過ごしていこう。そしたらまた筋少ライブがある。麻の着物を受け取った太宰のように季節が来るのを楽しみに生きて行こう。いや自分は太宰のように死を考えちゃあいないんだがね。ただ日々を生きるのに活力は必要なのさ。その活力が筋少なのさ。

まずは二万円をちょいちょいっと工面しよう。まぁ、ちょいとやりくりするかね。



日記録0杯, 日常, 筋肉少女帯

2019年6月23日(日) 緑茶カウント:0杯

こはいかなる凶事ぞ。

凶事と言って良いのか知らぬが、このところ想定外のことばかりが己の身に起きて心身の消耗が甚だしく、あー困ったなーと思っていたところで中野ブロードウェイにて開催される筋肉少女帯展。特別グッズに衣装の展示に、筋少ファンにとって楽しくないはずがないイベント。行ってきましたよ日曜の昼間に。わくわくしながら中央線に乗って。

たった二日前にスタートしたと言うのにいくつものグッズが売り切れていて、オーケンの特攻服を模したシャツが無くなっていて残念に思いつつ、サンプルを試着させてもらえばぶかぶかで、あぁ、サイズの合わない服に二万円出すはめにならなかったと思えばこれはこれで行幸だと思いつつ、三十日のライブに合わせてここに来る人も大勢いただろうになぁと思うと、一日二日で目玉のグッズが完売してしまったことが何とも寂しくも感じた。バッチのガチャガチャも空っぽになっていたものなぁ。

同時に、己の愛する筋肉少女帯がこれだけ愛されていることが単純に嬉しく、書き込みができる紙が貼られていたのでサラッと感謝の言葉を書いて店を後にした。店内に流れる筋少の音楽を耳にしながら展示された衣装を眺め、筋少のグッズに囲まれながら筋少を愛する人々と共に同じ空間にいられることは楽しくて、帰りに立ち寄ったメカノでも内田さんによるテクノアレンジの筋少曲が流れていて、ガタンゴトンと電車に揺られながら、あぁ、今日は良い日だったなぁと思った。

そして来週はついにデビュー三十一周年記念のライブである。それも己が初めて筋少を見た思い出の地で。
あぁ、楽しみだ!



日記録0杯, 日常,

どんぶり一杯のいちごを食べたかったんだ。どんぶり一杯いちごを食べたいくらいストレスが溜まっていたんだ。だからやろうとしたのさ。だって、確かに、いちごは高級品だけれども、呑みに行くよりはずっと安かったからさ。

そうして実現してみたらね。最高に幸せだったんだよ。



二パックいちごを買って。スーパーで良いいちごを吟味して籠に入れて。ヘタを取って白いところを切って…………ってところから贅沢だよね。普段は白いところも食べるもの。それをちまちま取って、賽の目に切って、丼に盛る。いちご二パック分をね。

それにプレーンヨーグルトをかけて、カレースプーンでもりもり喰うんだ。

ほら! 掘っても掘っても底が見えない至福! スプーンいっぱいのいちごを大口で食べてもしゃもしゃ咀嚼する至福。たまに砂糖を控えめにかけるのも楽しいし、あえてどさっとかけても楽しい。でも基本はやはり、いちごの甘さの楽しさなんだ。

あぁ、この満足感ったら! 贅沢をしたといえども二千円にも満たない金額。この程度で最高の至福を味わえるなんて、なんて夢のようだろう! 果物は人を幸せにしてくれる。いちごはその最高峰である。ありがとう、いちご。

いちごだけで満腹できる満足感ったら。全人類が味わうべきである。あぁ。



日記録0杯, 日常

2019年5月2日(木) 緑茶カウント:0杯

大ファンか、と言われればそうとは答えられないと思う。事実、己はその姿を夏フェスのステージの一度きりでしか観ていない。ただその人は己にとって不滅の人で、己の好きな人々に多大な影響を与えてきた人だったのだ。

遠藤ミチロウさん。ご病気なのは知っていた。闘病中であることも知っていた。しかし亡くなるとは思わなかった。何故ならミチロウさんだから。

寂しいと悲しいと呆然が入り混じる感情。あぁ、せめてどうか安らかに。あの世でもその歌声を響かせられていますように。



日記録0杯, 日常

2019年4月7日(日) 緑茶カウント:0杯

その言葉を聞いた瞬間、己の目は確かに店員の手に釘付けになった。よくあるコンビニエンスストアーのレジにて、時刻は夜中の二十三時を過ぎた頃。疲れたことだしビールでも買って帰るかといくつかの物品をカゴに入れ、順番を待った後に己にかけられた一つの言葉。

「あたためますか?」
「あ、お願いし…………」

思わずお願いしようとして声が止まってしまったのは、店員が手にしていたのは雑誌だったから。しかし気を取り直す。いやいやいや、違う違う違う。雑誌は単にこれから袋に入れようと持ち上げただけで、あたためるか否か聞いているのはカゴの中の食物だ。食べ物だ。何を勘違いしているのか己は。そりゃあ確かに紛らわしいが常識的に考えてそんなはずはないだろう…………と一人慌てつつカゴの中を見返したら、ビールとミンティアしか入っていなかった。

「あ、いいです…………」
「スプーンおつけしますね~」
「え、あ、ありがとうございます」

そうして己は雑誌とビールとミンティアとスプーンを持って帰路についた。店員だけがどこまでも平静だったのが後になって妙におかしかった。