女もすなる恋バナといふものを

2013年7月12日(金) 緑茶カウント:5杯

恋バナなるものをしたのだよ。

恋バナという言葉が生まれたのは今から十年前だろうか。当時やっていた進研ゼミの付録の冊子に恋バナコーナーなるものがあり、こんな流行り言葉が進研ゼミの冊子に載るのかといたくショックを受け、けしからんと憤った記憶がある。そしてその後恋バナなる単語とは直接的な関わりをほとんど持たない生活を送ってきた。一つは恋バナという言葉のちゃらついた感じがあまり好きではないため、もう一つは恋愛関係の話題自体が苦手なためだ。

そんな自分だが、今日は友人と電話で一時間近く恋バナなるものをした。いや、したと言うのは正確ではない。聞いたというのが正しい。友人の恋バナに積極的な相槌をし、会話を楽しむということをした。なるほどなるほど、そういった経緯で交際を始めたのか、彼女はそういう人なのか。友人の恋バナは面白かった。

何というか、のろけてるのか面倒くさがっているのか諦めているのか喜んでいるのかよくわからないテンションで、そのくせその全ての要素が友人にあてはまっており、最終的には人生の話になった。交際相手を褒めてはいたが、どこが好き、といった話は全く出てこず、性的な要素も皆無。非常に冷静に自らの立場を分析しつつ今後の身の振り方の考察をしていた。

まるで論文を音読されるような恋バナだった。もしかしたら恋バナじゃなかったのかもしれない。



日記録5杯, 日常