キミの膵臓、上から食べるか、下から食べるか
2020年8月19日(水) 緑茶カウント:0杯
「もう膵臓取り出して目の前にあって食べ方に迷ってる段階じゃん」
「ごめんちょうど『打ち上げ花火、下から見るか』のアレと近い時期だったから混ざっちゃった」
「だからってひでえ。あはははははは」
あはははははは。ご飯を買って風呂に入って身を清めて、十七時からスタートした高校の友人とのオンラインお喋り会。お酒をたくさん買ってね。ヘパリーゼも用意してね。なるべく明日に響かないようにしてね。
気付けば友人と己はもう生まれてから出会うまでと、出会ってから今までと同じ時間を過ごしていて、思えばじっくり過ごしたのは高校時代のたった三年間、どころではない。よくよく考えれば出会ったのは高二だったのだから。とすると随分短い時間しか濃密に過ごしていなかったのに、今日まで約束を交わしてお喋りして楽しめるのは不思議なものだなぁとニコニコしながら思ってしまう。
また来月にと約束を交わして、それが当たり前なのが嬉しくて。社会人の誰かの誘いとは違って決して表面上のものではなく、「またお会いしましょう」「ええまた」というやりとりを本気にして傷つく可能性もないのが嬉しい。
九月の約束を楽しみにまたオンラインでの出会いを待つ。それではまた、また次回。