回=回(Kai equal Kai) (2019年1月14日)

非日常とは今日の日のようなことを言うのだろうなぁ。

ぎゅうぎゅう詰めでありながらもどこかまったりとしていて、過ごしやすいライブだった。別の表現をするならば、若干大人しかったとも言える。ヒラサワのライブでは開演直後の暗転したタイミングではなく、ステージにヒラサワが現れた瞬間に押しが発生することが多いが、今日はほとんど動きが無かった。

大きな熱狂が発生したのはライブ終盤、「それ行け!Halycon」でヒラサワが棒状のカメラを回しながらステージを練り歩いたとき。そしてアンコールで「OH!MAMA」と「いまわし電話」が奏でられたときだ。「OH!MAMA」では「ドアの開けざまにママ張り倒せ!!」と大声で合唱して非常に楽しかった。冷静に考えてみれば何てことを叫んでるんだと思いつつ、日常では叫べない言葉を口にできるのもライブの醍醐味だ。

本編終了後、颯爽と現れたヒラサワが早口でMCを叫び、早々と曲へと移るスピード感。ステージに立ち、長々とオーディエンスに礼を述べる昨今の姿とは異なる様子は格好良く、同時にオーディエンスとの距離の取り方を模索しているようにも思われた。

先日の平沢進のBack Space Passでのファンに対する忠告と、昨今のTwitterでのアナウンス。ヒラサワを介して自由気ままに遊ぶことを良しとしつつ、逸脱すれば制限をかけざるを得ないことを意識していかねばならぬことを改めて感じさせられた。

これからも一人のファンとして、見守り、熱狂し、喜びながらヒラサワという媒体に接していこう。今日は本当に楽しかった。



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