生キャラメルミルクコーヒー
2018年12月5日(水) 緑茶カウント:0杯
昨日から情緒が崩壊していてどうにもならなくなったため、午前中にあった用事を無かったことにし、ふらふらと公園を散歩した。イチョウが黄金に染まっていて、空も地面も輝いていた。つけている意味があるのかと問いたくなるほど長いリードを握った人が犬に引っ張られて歩いていた。
とめどなく涙が溢れていた。傍から見れば不審だろうなぁ、と他人事のように思った。
ぽくぽくと歩き、本屋に行った。ドリフターズの新刊を手に取り、棚をゆっくり眺めてレジに行った。買ったのは結局一冊だけだった。
そのまま歩く。どこに行こうかと迷った。木枯らしが寒かった。温かいものを飲もうと思った。
一度だけ入ったことのある喫茶店で生キャラメルミルクコーヒーのMサイズを注文した。普段、喫茶店ではブラックコーヒーばかり注文していてこういった変わり種とは縁がない。どんなものが出てくるかあまりイメージできなかった。
出てきたのは、コーヒーカップにたっぷりと注がれた真っ白な液体に、ふんわりと生クリームが浮かんだところに生キャラメルの線が引かれたもの。口にするととろりと甘く、苦みは全く無かった。
固いソファに体重を預け、もう一口飲む。おいしい。Lサイズにすれば良かったな、とちょっとだけ小さなカップを悲しく思った。
しばらく休み、喫茶店を出たら午になっていた。頭痛がしたが、涙は止まっていた。ひどく疲れていた。だからこの飲み物はちょうど良かった。ちょうど良かったなと思った。
まぁ、何とかなるでしょう。しばらくはしんどいに違いないが。