ねぇ
2018年6月9日(土) 緑茶カウント:0杯
ねぇ。己には同性愛者と両性愛者の友人知人がいます。しかし彼ら彼女らの苦悩を理解したところで、「よっしゃー今日から同性愛者両性愛者になるわー!」とは思いません。何故なら、彼ら彼女らと自分は違う人間だからです。
故に安心してほしい。同性愛者や両性愛者の存在が認められたとしても、社会が壊されることなどないことを。
だって、考えてもご覧なさいな。今日から同性愛者も結婚できると聞いたところで、もともと異性が好きな人は「よっしゃー同性愛者になるぞ!」なんて思わないでしょう。そこで、結婚するのは、同性と結婚したいと願っていた方々で、つまりその法律がなかったとしても異性と結婚して子供を生む可能性は少なかった方々です。
ねぇ。異性と結婚したくもないのに結婚して無理矢理子供を生ませられる人と、異性と結婚して子供を作りたくて、でも経済的な問題で子供をたくさん作ることができない人、どっちに子供を生めるようにするのが良い社会だと思う?
己は後者を応援したいと思うし、前者の悲しみを減らしたいと思うよ。
中学生のときに書いた人権作文。文章がうまいという理由で担任に抜擢され、同性愛者をテーマに書いたらものすごく嫌そうな顔で「別のテーマにしたら?」と言われたのは十五年ほど前の出来事か。あのとき、差別と認識されないものほどまずいのだろうなぁと知ったのだった。
今どうしてこれを己が書くかって? 心無い言葉によって傷ついて、死んでしまう人を減らしたいと思うためだ。
致死量に相当すると思うためだ。
この一言一言で、少しずつ良くなりますように、と願って。