体力づくり

2017年12月15日(金) 緑茶カウント:0杯

こはいかなる凶事ぞ。あれは五月のことである。大好きな筋肉少女帯のライブに参戦し、大いに盛り上がり、大いに楽しんだ夢のような日。その夢に溺れている最中、己は苦しみ喘いでいた。痛くて。辛くて。しんどくて。

何がって? 腕を挙げることが。腕を高々と掲げることが、さ。

そう。今まで何ともなかった「腕を挙げる行為」にしんどさを感じ、疲れに苛まれるほど己は体力を失っていたのである。

三十代。三十代だ。しかし三十代だ。そしてこの日自分が見上げていた、挙げた腕のその先にいる、ステージの上の人々は五十代だ。あの激しいステージを魅せてくれている人々は五十代なのだ。

ぜえはあと息を吐き呆然とする。いや、だめだろ。五十代の筋少メンバーがあんなに頑張っているのに、それを観ている自分が疲れ切って腕を挙げることにさえしんどさを感じていたらいかんだろ。三十代から体力は低下すると聞いたことはそりゃああるし、今まさに実感しているところだが、このままじゃあだめだろ、おい。

そう。己は筋肉少女帯のライブを観たいのだ。全力で楽しみたいのだ。体力を落としている場合じゃないのだ!!

ということで一念発起し体力づくりを始めたものの、うまい方法が見つからずこれがなかなか続かない。忙しさの波が来れば中断し、再開するもまた波が来て中断し、と中途半端な日々が続く。しかし諦めない。何故なら己は筋少が大好きだからだ。いつまでも筋少のライブを楽しみたいからだ!

そして最近、やっとコツを掴んで体力づくりを続けられるようになってきて、ちょっとずつだが筋肉がついてきた。先週のライブも疲れることなく腕を挙げきることができた。まだまだだが、ほんのちょっとだけ努力が実って嬉しい。

これからも頑張ろう。筋少のライブを楽しむためにも。筋少のライブを全力で楽しむためにも。

しかしまぁ、我ながら何だが、わかりやすい性格をしているね。ははは。



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