5月12日(日) 緑茶カウント:3杯

もうちょっと柔らかく言えば良かったかな、と若干後悔している。

結論から言うと友人と絶交したのである。高校で同じ部活になり、高校時代はさほど親密に付き合っては無かったが、偶然同じ大学に進むこととなり、とはいえ自分は浪人したため一年遅れての入学となったが、そこから呑みに行ったり遊びに行ったり、相談したり相談に乗ったりと、付き合いが始まったのだ。

大学卒業後は住む場所も遠くなったため、頻繁に連絡を取ることは無くなったが、盆や正月といった機会に会ったこともあった。しかしなかなかタイミングが合わない。結局、大学卒業後に会えたのは二回だったか。一回は共通の友人の結婚式、二回目は二人で約束を取り付けてカラオケで。

会えなかったが去年の夏と今年の正月にも約束はした。ところが夏は友人が体調を崩し、当日にキャンセルの連絡。体調不良じゃ仕方が無いと納得したががっかりした。そして正月、どうせなら皆で集まろうかと企画したものの、また当日になって「行けない」の連絡。しかも今度は体調不良では無い。実は今日集まる面子の中に会いたくない人がいたため行けない、というものだった。

もうがっかりである。せめてそれを最初に言ってくれれば調整がついたのに、どうしてよりにもよって当日の朝に言うのか。こんな機会が無ければ滅多に会えない距離にあると言うのに。

そしてがっかりすると同時に、「友人に会いたい」という欲求が熱が冷めるように消えて、一切の関心が無くなってしまった。

またタイミングが悪いことに、そのときはやたらと周囲の友人達がドタキャンや遅刻をしまくっていて、というのももともと結構時間にルーズな友人が多かったのだが、それにしてもこれはどうかと思うほど一定期間にドタキャン・遅刻が集中し、普段よりも余計に怒りを感じやすくなっていたので、それも関心が消えた原因の一つだろう。

その数ヵ月後に友人から結婚報告のメールが来たが、メールの返信を書く気力どころか、お祝いの気持ちさえも起こらなかった。もともと結婚式自体が苦手というのもあったが、何の感慨も生じない。ただ嫌な気持ちになって携帯電話を畳んだ。友人のことを嫌いになったわけでは無かったが、しばらく距離を置きたかった。

返信をしなかったので再び友人からメールが来たが、それも見なかったことにした。まだ何も言いたくないし、何もしたくないし、何もやる気が起きなかった。とにかくうんざりしていたのだ。

といったことを全て友人に馬鹿正直に洗いざらい伝えたのが今日である。携帯電話に電話の着信があり、メールを送る程度の気力は回復していたので着信について問うメールを送り、結婚式について問われたときに、返信しなかった理由をを話さなければならなくなったため包み隠さず全部伝えた。

友人はドタキャンに関して自分の非を認めたが、今日までずっと返信せず理由も話さず無視を続けていたことに対して怒りと嫌悪を表明した。お祝いの一言も無かったことを怒った。そこへまた自分が「当時は返信する気力もお祝いの気持ちも起こらなかった」ことを無神経に伝えたのである。

数通のメールのやり取りを終え、友人から絶交宣言を受けたものの、自分自身も友人への関心が薄れてしまっているためそこはあまりショックでは無いのだが、自らの対応に関してはまずかったなと後悔しつつある。とりあえず全部説明しようと思い何もかも伝えたが、今思うとあまりにも無神経だった。何でもかんでも話せば良いってもんじゃない。悪いことをしたと思う。

あー、だめだな。大切にしたかったんだけどな。失敗したな。

日記録3杯, 日常