きんどるどるどる

2015年8月23日(日) 緑茶カウント:2杯

縁あってkindleを手に入れたのが二ヶ月ほど前だっただろうか。目的は電子書籍を読むことで、まずは青空文庫をダウンロードし、夏目漱石や太宰治を読み、この年になって初めて読んだ「坊ちゃん」「人間失格」の面白さに感動し、中学生の頃、教科書に載っていた一部しか知らず、長らく前後の話を把握していなかった「こころ」を読みきって圧倒され、はるか昔に読んだものの、全く内容を覚えていないどころか主要登場人物すら記憶にない「吾輩は猫である」を読みながら首を傾げたり、気軽な読書ライフを楽しんでいる。

このように最近までは電子書籍を読む目的でしか使用していなかったが、ここ数日で様々なアプリのダウンロードを試すようになり、スケジュール帳やメモ帳、お絵描きアプリを入れてはその便利さを堪能している。特にスケジュール帳。毎年毎年、そうだ新しいスケジュール帳を買わねばなるまいなと思いつつ延ばし延ばしにした挙句、下半期に入ってようやく新しいスケジュール帳を購入し、前半は全く使わない、という愚行を繰り返している。その点アプリなら楽だ。だって買い換える必要が無いから。

kindleで漫画は買っていなかった。漫画は紙で読みたいなと思っていたためだ。しかし、我が家のスペースは圧迫されている。漫画は読みたいが、これ以上部屋が狭くなるのはつらい。だが捨てる本も無い。そこでついに電子書籍で漫画の購入を試みた。タイトルは「ゴールデンカムイ」。アイヌ文化と狩猟漫画が好きな己なら、絶対はまるに違いないと確信しつつ部屋のスペースの関係で手が出せなかった漫画である。しかし我慢出来なくなったので買った。だって絶対面白いじゃん!!

結果。滅茶苦茶面白かった。好みだった。満足した。しかしkindleでは見開きを一度に開くことが出来ず、まず右ページ、次に左ページとスライドさせながら読むことになり、迫力が失われるのが惜しい。やはりこれは紙で買うべき漫画だったかもしれない。いっそ紙でも買ってしまおうかしら、と思うほど好みだった。kindleで読むのは四コマ漫画のような、見開きが使われない漫画の方が合っているかもしれないと思いつつ、kindle版四巻の発売を心待ちにするのである。

以上、新しいおもちゃを手に入れて浮かれている話でした。



日記録2杯, 日常