生まれて初めてSPA!を読んで。

2015年4月8日(水) 緑茶カウント:0杯

「SPA!」という週刊誌に筋肉少女帯人間椅子の特集が載るとのことで、生まれて初めて「SPA!」なる雑誌を店頭で買い求めたのだが、これがとても買いづらい表紙で、中身もそれに準じており、特集を堪能した後目次を眺め、ページをパラパラとめくり、これを購読している人はいったい何を求めているのだろう? という疑問が浮かんだ。

のっけからしてすごい。佳子様と木村拓哉のカラー特集までは普通だが、着物を着た女性が裾を捲り上げて尻を丸出しにしているグラビアが載っている。これは色っぽいのか馬鹿っぽいのかよくわからず、どちらかというと滑稽に映る。だってあなた、着物を着ていてわざわざ裾をたくし上げて尻丸出しですよ。下着つけているけど。馬鹿みたいじゃないですか。何これ。

つくづく、ギャグとエロスは紙一重だなぁと思いつつ、これを喜ぶ人もいるのかしらと思いながらページをめくるとハプニングバー特集。まずハプニングバーとは何か検索しウィキペディア様のお世話になったところで余計な知識が増えて、要約するとそういったお店の摘発が増えているよー中身は過激だよーというものだ。ここ。ここが気になる。

これを読む人は「摘発が増えているのか寂しいなあ」と思うのか、「こんなけしからんことをしている人々がいるのか羨ましいなぁ」と思うのか「よっしゃ俺も行こう」と思うのか、「いいなーこういう世界もあるのか俺は行けないけどこうして紙面で別世界を垣間見えるのは楽しいね」と思うのか、どれなんだ、何が求められているのか、ということで、いったいどういう読み方をすべきものなのかしらん、ということが気になるというかわからないのである。

美味しい隠れ家的レストランの記事を読むようなものなのかしら。今で言えばこっそり生レバーを提供してくれるような。それをいいなーと思って読むものなのかしら。わからんなぁ。それも毎週こういう記事を読む人がいるのでしょ? 需要があるのでしょ? 面白いのでしょ? 面白いというか興奮するものなの? わからんなぁ、と思いながらページをめくり、疑問符を浮かべ、筋肉少女帯人間椅子の特集を堪能し、この特集がSPA!に載っているということは、筋肉少女帯人間椅子の記事にぐっとくる人が毎週これを読んでいる可能性もあるわけで。どこかにきっと共通点があることを考えると楽しいような不思議なような。そんな塩梅になるのであった。



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