コンプリート銀魂

2015年1月12日(月) 緑茶カウント:3杯

銀魂を読み続けただけの三日間であった。

ついに銀魂を最新刊まで全て揃えた。銀魂との出会いは十年以上前に遡る。まだジャンプを毎週購読していた頃に連載が始まり、短編の「しろくろ」を気に入っていた自分は空知英秋の新連載を心から歓迎した。単行本も喜んで購入した。だが、十数巻あたりで一度購入の手が止まったのである。特に理由は無い。何となくだった。

そのうちジャンプも読まなくなり、気に入った作品の単行本のみ買い続けるようになった。漫画自体はずっと買い続けていた。そんな中、書店で銀魂を見かけるたびに、いつの間にかこんなに巻数が出てるのかと毎度驚き、四十巻ってもう追いつけねえじゃねーか、五十巻ってもう追いつけねーじゃねーか、とたびたび思っていた。

しかし今日追いついた。ここ数日で一気に巻き返した。

数年前から長距離電車に乗る際などに、旅のお供に銀魂を手に取るようになった。これなら一話完結の話も多いのでどこから読んでも問題なかろうという理由で。そして繋がりを考えずに適当にちょこちょこと買うようになり、巻の始めが長編の後半の場合は流石に内容を掴めないので読み飛ばしながら買い進め、歯抜けながらも気付けば結構な数の銀魂が我が家に揃った。すると気になるのは読み飛ばし続けた長編部分である。では、そろそろ歯抜け部分を補完しようじゃないか、と思ったとき、事件は起こった。

だぶったのである。適当に買っていたためきちんと何巻が家にあるか覚えていなかったり、覚えのあるエピソードをジャンプで読んだのか単行本で読んだのかアニメで観たのかわからなくなったりした挙句同じ巻を買ってしまった。しかも二度も。こうなったらもう、一度整理するしか無い。

そうして整理をし、歯抜けの巻を洗い出し、この三日間で買い揃え、今まで読み飛ばしていた長編を読み直していたら全ての時間が消費された。これがその三日間。満足感はあるがこれで良いのか、と思わなくもない。またもう一つの悩みは置き場所が無いことで、床に詰まれる漫画のタワーが二本増えてしまい、部屋はより雑多になり、まるでダメ人間の巣のようで、どうしたもんかなと思っている。



日記録3杯, 日常