コードが減って増えて減って
2014年9月28日(日) 緑茶カウント:2杯
この部屋に引っ越してきたとき、一番最初に悩んだのはインターネットの環境をいかに整備するかであった。どうにも、やりづらい部屋だったのである。
電話線は玄関にある。しかし玄関にコンセントの差し込み口は無い。玄関から台所を経由して居住スペースに至るが、玄関から台所まで六メートルほどの距離がある。また、通常は居住スペースにあるエアコンの穴から回線を通すことが出来るそうだが、この部屋は出来ない仕組みになっていた。
つまり、玄関にモデムを設置して、LANケーブルを玄関から台所を通って居住スペースのパソコンまで繋ぐか、電話線とモデムを繋ぐ線を長く伸ばして、モデムを居住スペース付近にまで持ってくることしか出来なかったのである。
で、あれば無線LANにすれば解決しそうなものだが、無線LANにしてモデムを玄関に設置したところで、モデムの電源コンセントと、無線LANアクセスポイントの電源コンセントを刺す差し込み口が玄関に無いのである。玄関から二メートル半ほど離れた箇所に洗濯機用のコンセントがあるが、穴は一つしか無い。
この場合はもうテーブルタップを使ってたこ足配線をするしか無いが、困ったことに洗濯機の電源コードもモデムの電源コードも無線LANアクセスポイントの電源コードもさほど長くなく、つまりテーブルタップで差し込み口を増やした後、そのテーブルタップをモデム・無線LANアクセスポイントと洗濯機の中間に設置して、三方向からコードがびよんびよんと延びる状態にしなければならないのである。
当初、我が家は有線LANの使用を決め、玄関から居住スペースの入り口ギリギリにモデムを設置し、そこに五メートルのLANケーブルを繋いでインターネットを使っていたが、居住スペースと台所の間には引戸があり、気をつけていたものの引戸を引く衝撃でLANケーブルはボロボロ、気付けば中のカラフルな線が丸見え状態になっており、流石にこれは…と思い、無線LANの導入を決定した。
そして我が家は、玄関はケーブルとコードがごちゃごちゃし、居住スペースはすっきり片付いたのであった。
後の問題は、洗濯機の近くにモデムと無線LANアクセスポイントを設置せざるを得なかったことで、これ、洗濯機動かしたら振動で倒れるんじゃないか? と心配して一応使い古したタオルを敷いて衝撃の吸収を試みたが、うまく行くかわからない。どうかぶったおれませんように。