トライダガーX

2014年6月1日(日) 緑茶カウント:1杯

年上のお兄ちゃんに手を引かれて、トライダガーXを買いに行ったんだ。

あれは小学校一年か、二年か、三年か。とにかくそのくらい、低学年の頃だ。コロコロコミックで連載していたミニ四駆の漫画。そこに出てきた黒いボディの、炎のあしらいのあるミニ四駆。名前はトライダガーX。自分はそれをとても欲しいと思い、付き合ってくれたのが従兄弟のお兄ちゃんだった。

夏の日の炎天下の坂道、遠い道のりを歩いて模型屋に行った記憶がある。二千円だか、三千円だか、大金を払って買った記憶がある。しかし、十数年後の数年前、おもちゃ屋で見たミニ四駆の値段はせいぜい五百円。こんなに安かったかと驚いた。モーターも、タイヤも、ローラーも、どれもこれも大金を払った記憶があったのに!

金銭感覚が今とまるで違うのだよ、と言われればそれまでだが、まさか五百円とは思わず。だってそれなら、買おうと思えば今ならいくらだって買えるのだよ。でも、今それを手に入れたとして当時のような興奮と喜びはきっと得られないのである。

ちなみにビーダマンとハイパーヨーヨーも通過し、ベイブレードの前に卒業した。コロコロ、好きだったなぁ。



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