音楽は八割の憂鬱を吹き飛ばした、二割は心に残っている。
2014年5月31日(土) 緑茶カウント:7杯
昨日の日記で書いたことについて、自分はとても気落ちしていて、やりきれない思いで一杯で心は憂鬱、そしてまた、悲しい気持ちでがっかりしていたのだが、その日届いたCDがありまして。平沢進の新譜でして。それは変則的なライブアルバム。収録される全ての曲が「ライブの一曲目」であり、曲の冒頭に長々とした出囃子がついた異例のアルバム。ライブならではの激しい音と歓声がつんざく怒涛のアルバムだ。
ぐったりしながら聴き始めたんだ。気分転換をしたい、と思いながら。するとイヤホンを通して耳に流れるのは、「格好良い!」の一言に尽きる、興奮と歓喜の源。うわーーーー、と嬉しくなった。何て格好良いんだろう! 素敵だ! こんな曲が聴けるなんて嬉しい! 自分は大喜びし、喜びながら、気付けばニヤニヤと笑っていた。曲があんまり格好良かったから。
憂鬱の全てが消えたわけでは無かったが大分気持ちは楽になった。あぁ、音楽一つでここまで人の気持ちは変えられるのか。ありがたいなぁと思いつつ、それだけ単純ならばいつだってどうにかなるんじゃないの、と思い込もうとしながら生きている。