君はいったい何枚目だ
2014年4月15日(火) 緑茶カウント:2杯
コンタクトレンズの破壊と紛失において、この界隈で右に出る者はいないだろう。全くえばれたことでなし、むしろ嘆くべきことであるのだが、事実だから仕様が無い。
自分が使用しているのはハードコンタクトレンズである。限度はあるものの、壊れなければ基本ずっと使えるものだ。片目一枚につき一万円半ばほどのお値段で、これを一体今までに何枚紛失・破壊しただろう。我が家の排水溝を通過したコンタクトレンズの総額は決して安くは無いはずだ。
そう。己がコンタクトレンズを紛失・破壊するのは外出先ではなく、家の中で、それもコンタクトを外し、洗っている最中のことだ。いつもこのタイミングである。だったらお前、網を仕掛けて流れ落ちないようにしなさいよ、という声もあろうが、それは既にしている。では、どうして流してしまうのか。
外したコンタクトレンズを左の手のひらに乗せ、流水にさらしながら右手の人差し指でこすり洗いをするのだが、このとき力加減を間違えてコンタクトレンズが飛び、それが洗面台の底にある排水口とは別に、壁側の上の方にも口があるでしょう? そこにスポーンとホールインワンしてしまうのである。マジで。
そしてまた、力加減を間違えて人差し指の圧により、コンタクトレンズを破壊してしまったこともあった。
お前もうハードコンタクトレンズ使うの止めろよ、という声が聞こえてくるが、己はそれでもハードコンタクトレンズを使いたい。よって、破壊と紛失を阻止するためには「こすり洗い」を回避する必要があると考え、「こすり洗い」が不要で、漬けておくだけでコンタクトレンズの汚れを綺麗さっぱり除去してくれる洗浄液を手に入れ、これを使用するようになった。
これはなかなか便利で、紛失・破壊のリスクも減り、良い塩梅だったのだが、目の調子が悪くなった。
むずがゆく、不快感があり、四時間ほど経過したら外さないではいられなくなる。しばらくはよっぽど目が疲れているのかと思っていたのだが、もしやこれかと気付き、こすり洗いを復活させたら治った。わーお。
宝くじなぞ買ったことが無いが、まかり間違って当たったら、ハードコンタクトレンズを使い捨てする贅沢を楽しみたいと思う。それまでは細心の注意を払ってこすり洗いを続けよう。眼科医に呆れられないように。