幸福の余韻を塗りつぶす悪夢

2014年4月14日(月) 緑茶カウント:0杯

寝汗をびっしょりかいていた。布団の中で目を覚ましたときの時刻は何時かわからない。知りたくなかったため、時計を見なかったからだ。

悪夢を見た。結構、かなり、くだらない類の。

それは己のパソコンがウイルスに感染して、開く窓という窓、さらにはデスクトップまでもが、義父と二人っきりになっちゃってだの、突然義姉がだのといった類の、くだらねー卑猥な漫画の広告で埋め尽くされ、それを家族に目撃されるというものだった。

インターネットの海を徘徊するとよくその手のバナーを目にする。バナーに表示されるのはせいぜいふきだし三つ程度だが、義理の家族はどんだけ危険人物なんだよと問いたくなる内容が多い。

どちらかと言うとその手のバナーに辟易していたのは確かだが、まさか夢にまで見てうなされるとは思わなかった。起きたら咽喉がカラカラで、頭がくらくらした。ふと思いついて体温計を脇に挟むと微熱があった。時計は見てないが、恐らく、朝方に近い時刻である。まだ空は白んでないものの。

何て馬鹿な夢を見てしまったのだ、と思いつつまた布団に潜った。眠ることを努力して就寝した。そして朝。また悪夢と共に目覚めた。次の悪夢の舞台は高校の卒業式で、お世話になった先生方に挨拶をしようとするも、気まずそうに目を外されるという内容だった。妙にリアリティがあって気持ち悪かった。そんな体験など、したこと無いのに。

げんなりとしながら床に立ち、寝不足の頭を抱えながらしばらくその場に立ち尽くした。わからないのは何故今日悪夢を立て続けに見たかということで、だって、昨日は最高の一夜だったんだぜ。ペテンは聴けるし、スクリーンは下りてきたし、レア映像は観られたし、新譜も発表されたし! 余韻に浸りつつ甘い夢を見るのが道理だろうに、卑猥な漫画の広告に悩まされ、居心地の悪さに胃を悪くする夢なんて、いったいどういうことだろう!

いったい何が自分に作用したのかさっぱりわからないが、今日こそはまともな夢を見たいものである。それか何も見ないで寝たい。



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