酒豪の泥酔

2014年3月20日(木) 緑茶カウント:0杯

何故今になってそんなことを詰問されねばならぬのだ。酒豪の友人と杯を交し合う最中、会話の流れで軽く質問をされ、それに答えていたらいつの間にやら質問攻めをされ、それもなかなか厳しい気配。何だ何だ、何故今になって、そんなことにそんなにまで厳しい口調で問い詰められなければならないのだ。そして何故友人は、これこれこうであると説明したことを全く理解してくれないのか。

と、友人の妙な迫力に若干の恐怖を感じていたのだが、後になってわかった。友人は素面の顔で泥酔していたのである。顔を朱に染めず、口調も明瞭のまま、脳みそだけがとろけきっていたのだった。

店を出た後道端にうずくまる友人を介抱しつつ、顔に出ないのも難儀なものだと思いつつ、己も気をつけようと自戒した。



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